クイックシルバーの親会社であるボードライダーズ社が、長年のライバルであったビラボンを買収。

昨年12月に、クイックシルバーの親会社であるボードライダーズ社は、ビラボンを買収するという計画を提出していた。そして、長年のライバルであった2つのブランドは、いま同じ傘下に入った

 

クイックシルバー、ロキシー、DCというブランドを所有するボードライダーズ社は、木曜日にビラボン・ インターナショナルのすべての株式を手にいれる最終合意に署名。この買収はビラボンが所有するRVCA、エレメント、VonZipper、Xcelを含むものである。

 

米クイックシルバーは、2015年に日本の民事再生法にあたる連邦破産法第11条を申請。16年に、今回の投資会社オークツリー・キャピタル・マネジメントが事業再生融資を行い救済。経営再建と経営基盤の再構築を行ってきた。

 

今回の合併会社の最高責任者には、オークツリーのマネージング・ディレクターであり、ボードライダーズの経営再建責任者を務めるデイヴ・タナーが就任。17年3月には社名をクイックシルバーからボードライダーズに改名し、今回の買収に着手した。

 

「サーフィン、スノー、スケートに深い伝統のある、アイコニック・ブランドを多く所有するこの2つの大手アクションスポーツ会社が一緒になることは、アクションスポーツへの情熱を共有する我々にとって非常に喜ばしいことです。

 

我々は、すべてのブランドの自主性、創造性、独自文化を維持することに全力を尽くすと同時に、最良の運営基盤を活用し、これらブランドの世界的な成長を加速させるつもりです。ビラボンチームと一つの家族になることを大変嬉しく思っており、この統合がもたらす成功のために力を合わせることを楽しみにしています。」と、デイヴ・タナーがコメント。

 

今回のボードライダーズとビラボンの統合により、110カ国以上で7,000以上の取引企業、35カ国での自社eコマースサイト、28カ国で630以上の店舗を構える、世界をリードするアクションスポーツ企業が誕生することとなった。