堀越力がベストスコア8.25をマーク。JPSA「ガルーダ・インドネシア 旅工房 ムラサキプロ 」
バリ島、クラマス(2015年4月17日金曜日)バリ島のクラマスで開催中のJPSA ショートボード開幕戦「ガルーダ・インドネシア 旅工房 ムラサキプロ supported by Princess Collection」は大会2日目。
昨日よりサイズアップしたもののワイドな波も目立ち、午後にはオンショアが強まりコンディションを落とした。しかし早朝のクリーンなオーバーヘッドのコンディションでは、素晴しいパフォーマンスが次々と披露された。
試合は男子のメインラウンド1からスタート。クリーンなクラマスで、男子はラウンド2まで、女子ラウンド1までが終了した。
女子では、シングル・ウェイブで大村奈央と須田那月がウイメンズのハイポイント6.00をマーク。ヒートスコアでは、須田那月が6.00にバックアップ4.75で10.75をマーク。昨日プロ公認を得た西本萌と梨乃は、トップシードが待つラウンド3へと見事進出した。
須田那月はオーストラリアで食あたりのアクシデントに見舞われ、バリに移動後も体調は復活せず、この3日間はサーフィンすらできない状態だった。今日もヒートでは足がプルプルだったようだが、持ち前の精神力で切り抜けた。
男子では、昨日プロトライアルを勝ち上がった8名の選手のうち、ラウンド2を勝ち上がったのは、昨日プロ公認を得た和井田理央と田中大貴。田中大貴は、明日のラウンド3を勝ち上がるとプロ公認獲得となる。
本日輝きを放ったのは、マー大野こと大野修聖。彼はバックハンドで特大のスプレーをあげるオフザトップで7.25をスコア。そして本日のハイエスト・ヒートスコア13.00をマーク。波選びが難しく、他の選手が点を伸ばせないところ大野修聖は風を計算してメリハリある演技。コンディションも読む力も、流石の一言だ。
また、ルーキーの堀越力も初めて挑むバリでのコンテストに気合いのチャージを見せ、クラマスのウォールにバックハンドのビッグマニューバーを描いて、今大会のベストスコアの8.25ポイントをマーク。センターフィンを失うも見事1位で勝ち上がった。※堀越力の8.25ポイント・ライドのシークエンス
このバリの開幕戦には必ず顔を見せるベテランの福地孝行。今日の一番最初のヒートでは、1996年のグランドチャンピオンの技を披露し、ロングチューブからのカットバックで7.00 ポイントをマーク。ラウンド1では1良い通過を果たしたが、ラウンド2で惜しくも敗退。しかし、その存在感を充分にアピールし、大会を盛り上げた。福地孝行@クラマス、チューブからのカットバック・30枚シークエンス
今回のバリでは、体調を壊す選手が多発。
今日の本戦R-1、R-2を勝ち上がった中塩裕貴も3日前にデング熱に感染。高熱で力が入らず、フラフラになりサーフィンどころではなかった。病院にて検査で血を抜かれ点滴。何とか今日の試合には出る事できたが、いまだ力入らず。
デング熱は谷口絵里菜も感染。安静にて今は落ち着いてきたとのこと。野呂海利、砂川真里子も体調不良で病院行きとなったが、今は退院している。
この時期は雨期から乾期に変わる前で、蚊が多く発生しやすい。それにしても、今年は感染多発なようで注意が必要だ。
取材、撮影:山本貞彦
明日は、会場に6:30AM集合。
オフィシャルサイトではライブ中継が行われています。http://www.namiaru.tv/ust/jpsa/
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