ASP4スターVANSプロで新井、仲村、安井、村上がR4進出。喜納海人がジュニアでSF進出。

ASP4スターVANSプロで新井、仲村、安井、村上がR4進出。喜納海人はジュニアでSF進出。 


新井洋人

 

 

ヴァージニアビーチ、ヴァージニア、アメリカ(2014年8月23日土曜日):スモールコンディションのなか、アメリカ東海岸のヴァージニアビーチで開催されているASP4スター「VANSプロ&VANSプロ・ジュニア」は

コンディション不良によるレイデイを経て、ASP4スターVANSプロは今日、プロ・ジュニアのラウンド3から再開。オンショアのウインド・スウェルで僅かにサイズアップしたヴァージニアビーチで、その後にメンズ4スターのラウンド3、そしてジュニアのクオーターファイナルまでが行われた。

 

 

新井洋人は、プロジュニアR3ヒート4でアイゼア・モニーツ、ジェイク・マーシャル。、ブロギー・ペネシと対戦。新井洋人は、ジェッティに沿って割れるウインド・スウェルのコンディションでスタートから4.00、6.00をスコアしてヒートをリード。

 

 

更に激しくチャージを続ける新井は、カーヴィングとリエントリーのコンビネーションで6.40をスコア。リードを広げる。ジェイク・マーシャルが2位、アイゼアが3位で後半戦へ。残り時間5分を切り、後半に追い上げを見せるペニシがインサイドでエアリバースをメイクするも、新井洋人が大きなリードを保ったまま1位でラウンドアップを果たした。

 

 

 

喜納海人は、ヒート6でジェイク・ハルステッド、ノア・ミズノ、ルーク・マークスと対戦。喜納海人はヒートスタートからフォアハンドでターンを繰り返し、5.67をスコア。続けて3.50をスコアした喜納海人がヒートをリードする。

 

 

更にアウトサイドでブレイクするセットを掴んだ喜納海人は、ファーストマニューバーで、クリティカルセクションへの鋭いリエントリーを決め、激しいスナップをミックスしてエクセレントの8.50をスコア。完全にリズムを掴んだ喜納海人はカーヴィングのコンボで7.60をスコア。下位の選手をコンビネーションに追い込んで圧倒的な勝利を決めた。

 

 

 

仲村拓久未は、ヒート7でアロンゾ・コレア、ジョシュア・バーク、ケビン・シュルツと対戦。仲村はセカンドウェイブでカーヴィングターンのコンビネーションで7.50をスコア。素晴しいスタートダッシュを見せる。ケビン・シュルツもバックハンドでチャージを見せ、僅差で仲村を追い上げる。

 

 

残り時間10分を切り、ペルーのアロンゾがバックハンドで2位に浮上。仲村もそれに対し、フォアハンドからバックハンドへコネクトし、5.80をスコア。ヒートスコア13.30とリードを広げる、そのまま1位でプロジュニアのクオーターファイナルへ勝ち上がった。

 

 

 

メンズ4スターはラウンド3がスタート。 


 

 

続けて行われたメンズ4スターでは、ヒート1から田中海周が登場。ネイザン・イエオマンズ、ノー・マー・マクゴナグル、ラブ・ホーデルと対戦。スローな展開の中、スコアを確実に揃えて2位をキープした田中海周。、後半に追い上げて来た他の選手がビッグスコアをマークして、3位へ転落する。

 

しかし残り時間5分、僅差のクロスヒートの中、6.17をスコアした田中海周は一気にトップへ。バックアップも4.73へ塗り替えた田中。ヒートスコアを10.90年ポジションを固める。残り時間2分でマクゴナグルがトップへ。2位となった田中海周。しかし、最後の最後、3位だったイエオマンズとパドルバトルでインターフェアを取られた田中海周は3位となり、悔しい敗退となった。

 

 

 

ヒート3では新井洋人がコナー・オリアリー、コーディ・トンプソン、ケヴィン・サリヴァンと対戦。ヒートスタートから激しいバックハンドで、8.67のエクセレントをマークするコナーと、コーディがハイスコアを連打し、一気に引き離しに掛かる。新井洋人も6.53をスコアするも3位の展開。ヒート後半に入り、7.17をスコアした新井洋人は2位に浮上。ボードチェンジをしたサリヴァンがチャージするも、新井洋人は2位でラウンドアップを決めた。

 

 

ヒート4では仲村拓久未が、マイケル・ダンフィ、ジェイク・デイヴィス、オースティン・ウェアと対戦。スタートからダッシュを見せて、5.47、4.07をスコア。さらにヒート中盤にアウトサイドからビッグなカーヴィングのコンビネーションで7.23をスコアした仲村拓久未は、ヒートを完全にリード。ヒート終盤に、ダブルアップするリフォームセクションを上手く利用したマイケル・ダンフィにトップを奪われたが、仲村拓久未は2位でラウンドアップを果たした。

 

 

 

 

ヒート7では安井拓海が、カノア五十嵐、カイマナ・ハキアス、ポール・セザール・ディスティングイと対戦。先手必勝でスタートから果敢に波を掴み、チャージを繰り返す安井拓海。緩慢なセクションが増える中、2スコアを揃えた安井がトップを走る。

 

しかし、じっくり波を待ったカノア五十嵐が、セットの波を掴み、ラウンドハウス・カットバックとスナップターンのコンビネーションで8ポイントのエクセレントをマークしてトップへ。安井もフォハンドのカーヴィングコンビネーションで5.73をマークし2位をキープする。カノア五十嵐はラストウェイブで駄目押しの8.43。安井拓海は2位で勝ち上がった。

 

村上舜

 

ヒート14で村上舜は、ルーク・デイヴィス、ジョナ・カーター、ブルース・マッキーと対戦。ヒートはスローな展開となり、フォアハンドでライトを攻めるルーク・デイヴィスがリード。村上舜は、バックハンドで激しいリエントリーのコンビネーションでヒートをスタートさせる。ヒート後半に入り、ブルース・マッキーが3.33、4.43をスコアして2位に浮上。思うような波を掴めない村上は3位を強いられる。

 

ハイタイドでアウトでセットが割れず、インサイドセクションでバックアップを探す村上。残り時間5分を切り4位と追い込まれる。終了間際にバックハンドでオフザトップとビッグスナップのコンビネーションを見せた村上舜は、7.17をスコア。一気に2位にジャンプアップして、大逆転でラウンドアップを決めた。

 

 

メンズ4スターのラウンド3終了後は、ジュニアのクオーターファイナルが続けてスタート。 


 

 

ヒート2で新井洋人は、ビクター・ベルナルド(BRA)、ルッカ・サルディバー(PER)、ノア・シュワイツァー(USA)と対戦。ヒートはスタートからローカルのシュワイツァー、サルディバーが続けてハイスコアをマーク。ベルナルドも7.83を非常に打点の高いフォアハンドのエアリバースでマーク。

 

新井洋人もベルナルドのエアに対抗するもインコンプリート。思うような波が掴めず、それまでのサーフィンが見られず、精彩を欠き、4位を強いられる。ブラジリアンが圧倒的なサーフィンでラウンドアップ。最後までチャージした新井洋人だが、惜しくもここで敗退となった。

 

 

ヒート3では喜納海人が、ジョシュア・バーク(BRB)、カノア五十嵐(USA)、ニック・エイチデズ(USA)と対戦。ヒートはバークが7.17、カノアも6.50でクイックスタートを見せる。喜納海人は5.67で対抗する。そしてヒート中盤、喜納海人はカーヴィングとリエントリーのコンビネーションでインサイドまで繋ぎ、7.93をマークしトップへ躍り出る。

 

喜納海人

 

バークが2位。カノアはバックアップ見つけられない。ヒートをリードし続けた喜納海人は、ピーキーなAフレイムのラストウェイブで7.50をスコアし更にリードを広げ、ヒートスコアを 15.43として、トップでセミファイナル進出を果たした。

 

 

 

ヒート4では仲村拓久未が、クーパー・チャップマン(AUS)、パーカー・コフィン(USA)、ルーク・マークス(USA)と対戦。チャップマンがスタートから8.00のエクセレントをマーク。仲村拓久未は6.77。さらにフォアハンドのエアリバースを成功させて6.10をマークしてヒート前半をリードする。

 

しかしヒート後半に入り、チャップマンがバックアップを塗り替えトップへ。更にエアリバースで6.83をスコアしてリードを奪う。そして4位だったルーク・マークスがエクセレントをマークして2位に浮上。仲村は3位を強いられる。そして4位だったコフィンが激しいバックハンドで5.70をスコアして2位に浮上。目紛しく順位が入れ替わるヒートで、最後までチャージを繰り返した仲村だったが、4位敗退となった。

 

 


 

 

これで明日は、いよいよファイナルデイ。プロジュニアでは、新井洋人と仲村拓久未が19位でフィニッシュ。喜納海人が1位でラウンドアップして、セミファイナル進出。セミファイナルでは、クーパー・チャップマン(AUS)、パーカー・コフィン(USA)ジョシュア・バーク(BRB)と対戦する。

 

 

また4スターイベントでは、4名の日本人選手がラウンド4進出。ヒート 1で、新井洋人と仲村拓久未が同じヒートで、コスタリカのノー・マー・マクゴナグル、元WCTサーファーのナザニエル・カランと対戦。ヒート3では、安井拓海がトリスタン・ギルボー、ミゲール・トゥデラ、昨年の優勝者であるパトリック・グダスカスと対戦。村上舜は、ヒート8でカラニ・デビッド、イアン・クレーン、タナー・グダスカスと対戦する。

 

その他に4スターでは、カノア五十嵐(USA)、コナー・オリアリー(AUS)もラウンド4へ勝ち上がっている。

 

世界を目指して戦いを続ける、彼等にエールを送り続けたい。

 

関連記事:4スターVANSプロはスモールコンディションでラウンド2が終了。田中海周と 安井拓海がR3へ。

ASP-VANSプロ・ジュニアで新井洋人、仲村拓久未、喜納海人がラウンド3進出

ASP4スターVANSプロ&VANSプロ・ジュニアは8/18からスタート。10名のサムライ参戦。

 

明日のファイナルデイは

現地時間の 2014年8月24日7時30分、
日本時間の 2014年8月24日20時30分に4スターイベントからスタート予定。

 

オフィシャルサイトではライブ中継が行われており、

http://sites.vans.com/eventsites/ecsc/

ヒートアナライザーで見逃したヒートもチェック出来る。

http://sites.vans.com/eventsites/ecsc/ecsc-heats/