ASP-VANSプロ・ジュニアで新井洋人、仲村拓久未、喜納海人がラウンド3進出
ヴァージニアビーチ、ヴァージニア、アメリカ(2014年8月20日水曜日):スモールコンディションのなか、アメリカ東海岸のヴァージニアビーチで開催されているASP4スター「VANSプロ&VANSプロ・ジュニア」は大会2日目。2~3フィートのパワーのないオンショア・ブレイクで、VANSプロ・ジュニアのラウンド2から再開。その後4スターQSもラウンド1が行われた。
本日のハイパフォーマーは、ジェイク・マーシャル(USA)。彼は、15.33のヒート・トータルでプロジュニアのラウンド2をラウンドアップ。さらにQSメンズR1でも、2ウェイブ・トータル(8.33 + 7.27)15.60でメンズ・イベントのハイエスト・ヒート・スコアとハイエスト・シングル・ウェイブ・スコアをマークした。
「このイベントは今年のジュニア最後の2試合で、レイティングを上げる良いチャンスだと思っています。僕の目標はWJC(ASPワールド・ジュニア・チャンピオンシップ)をメイクすることなんです。」と、15才のマーシャルが言った。
もう一人のハイパフォーマーは日本人の両親を持ち、カリフォルニアのハンティントンで暮らすカノア五十嵐(USA)。カノアはプロジュニアで15.47という本日2番目に高い2-ウェイブ・トータルでラウンド2を勝ち上がった。
「僕たちはビーチの前にステイしているんですが、昨日の夕方の海を見て、よりビッグなタッチのボードに乗ることに決めたんです。僕はいまUSオープンで乗ったボードに乗っているんです。それは自分にとってのマジック・ボードなんです。」と、五十嵐が説明した。「セットの間隔が長かったので、シンプルですけど自分のパフォーマンスの出来る良い波を待ったんです。」
昨日、素晴しいパフォーマンスでジュニアのラウンド1を勝ち上がった、仲村拓久未と新井洋人はラウンド2で、新井がH7、仲村がH13。R2からの喜納海人はH11に登場した。
新井洋人は、昨日のラウンド1ではイベントTOP3に入る8.33をマーク。その勢いのままラウンド2でも、ヒートスタートから6.83をスコア。ハイスコアを次々と叩き出して 、バックアップも6.00まで上げ、ヒートスコア12.83で再び1位でラウンドアップを決めた。
「僕は横浜に住んでいて、普段は千葉でサーフィンしているんですが、ここのコンディションと凄く似ているので、リラックスしてやれています」と、新井が言った。「僕はいまフランスの試合から到着したんですが、自分のボードはまだパリにあって、友人からボードを借りてやっているんです。タフなコンディションですが、セットが来れば楽しい波です。良い波を掴んで勝ち上がれて嬉しいです。」
また、ラウンド2から出場の喜納海人は、ヒートスタートからフォアハンドで7.17というハイスコアをマーク。さらにイベントTOP5となる8.00をマークし、ヒートスコア15.17で、強豪のテイラー・クラーク、クーパー・チャップマンを抑え、1位でラウンドアップを果たした。
ヒート13で、ハワイのセス・モニーツらと対戦した仲村拓久未は、僅差のバトルを見事競り勝ち、6.87 と 4.10でヒートスコア10.97をスコアして、1位でラウンドアップ。急遽出場となった野呂海利は4位敗退となった。
このイベントは、第52回コースタル・エッジ ・イースト・コースト・サーフィン・チャンピオンシップという東海岸における最大級のアクションスポーツ・イベントのメインイベントとされ、ASP4スターが本日よりスタート。本日行われたラウンド1では、渡辺寛、野呂海利が登場。渡辺寛が見事1位でラウンドアップを果たした。
ラウンド2では、H2に田中海周、H4に喜納海人、H6に渡辺寛、H7に安井拓海、H8に河村海沙、H10に大澤伸幸、H13に稲葉玲王、トップシードのラウンド3では、H3に新井洋人、H4に仲村拓久未、H14に村上舜がクレジットされている。
昨年のイベントでは大橋海人が4位。大原洋人がジュニアで3位という好成績を残しているイベントだけに、今年も結果を残して欲しい。世界を目指しチャージを続ける彼らの活躍を期待しエールを送り続けたい! 頑張れ!日本!
ネクストコールは現地時間の 2014年8月21日7時30分、
日本時間の 2014年8月21日20時30分です。
オフィシャルサイトではライブ中継が行われており、
http://sites.vans.com/eventsites/ecsc/
ヒートアナライザーで見逃したヒートもチェック出来る。
http://sites.vans.com/eventsites/ecsc/ecsc-heats/