メディーナ、コロへ、ボレーズ、ナット・ヤングがWCT「フィジー・プロ」のベスト4に残る。
タヴァルア、フィジー(2014年6月5日木曜日):2014年のサムスン・ギャラクシーASPワールド・チャンピオンシップ・ツアー(WCT)第5戦のフィジー・プロは、3~5フィートの素晴しいコンディションが続くクラウドブレイクで、ラウンド3、4、5、クオーターファイナルが行われて、セミファイナリストの4名が決定された。
長い一日となったデイ3は、トップシードが次々と敗退。ラウンド5では、タジ・バロウとジョエル・パーキンソン。クオーターファイナルでは、ミック・ファニングとケリー・スレーターが姿を消していった。
ナット・ヤング(USA)は、クオーターファイナル1で3タイムASPワールド・チャンピオンのミック・ファニング(AUS)と本日2度目の対戦をした。そのヒートは、ミディアム・サイズの波を狙い撃ちにしたヤングに対し、ファニングは18分間、波に乗らなかった。逆転を狙うファニングとの差を広げ、リードを続けるヤング。そして最後までファニングの前には逆転出来るだけの波は現れなかった。
「目標はファイナルに勝つことです。でもヒート毎、勝ち上がっていくしかないですね。」と、ナット・ヤングが言った。「明日のファイナルデイに残り、セミファイナルでサーフィン出来るなんて最高です。ファン・ウェイブになる事を望みます。」
「セミファイナルを前に負けて残念だよ。でもナット(ヤング)はイベントを通して、本当に見事なフォームだった。」と、ミック・ファニングが言った。「僕はクオーターファイナルまで勝ち上がれたけど、自分自身を早くレースに戻すために、いくつかの優勝をする必要がある。次はジェフリーズ・ベイで、僕は昔からシーズン後半にかなり強い。ホームに戻り、南アフリカに向かう前にひざを少し調整するつもりです。今年も良い波をありがとう。フィジー。」
「僕はケリー(スレーター)が勝つと思っていました。」
クオーターファイナル2は、本日の中で最も注目された組み合わせとなり、11-タイムASPワールド・チャンピオン・ケリー・スレーター(USA)が、今シーズン絶好調のミシェル・ボレーズ(PYF)と対戦した。
スタートからロースコアをに苦しむスレーターに対し、ハイスコアとバックアップを揃えてリードしたボレーズ。スレーターはサーフボード取り替えて、ヒートに挑んだが、逆転に必要なスコアを出せる波を見つける事は出来ず、第5位でイベントをフィニッシュ。ボレーズは、クラウドブレイクのマンオンマンでスレーターを破った5人目の男となった。
「僕はここに来る前に、クオーターファイナルまで勝ち上がれたら最高だなと思っていたんです。」と、ミシェル・ボレーズが言った。「僕はケリー(スレーター)が勝つと思っていました。そして、彼と戦うと分かったとき、本当に興奮しましたね。この場所における最高のサーファーと戦う機会を持てた事は、自分にとって最高のチャンスでした。セミファイナルをメイクすることは最高ですが、ファイナルをメイクすることがベター。目標は優勝することです。あと2ヒート勝てば良いのです。」
ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)とガブリエル・メディーナ(BRA)は、首尾一貫しないクラウドブレイクにおいて、クオーターファイナルの第3ヒートで対決した。ラウンド5では、一連のバックハンド・ターンをコネクトしてタジ・バロウを下したフローレンス。メディーナは、彼のファースト・ライドを見つけるために10分待ったが、すぐにリズムを掴み、7.37をスコア。スコアを捜すフローレンスには波は来なかった。メディーナは、セミファイナルでコロヘ・アンディーノと戦う。
「ジョン・ジョン(フローレンス)はタフな選手なので、勝て最高の気分です」と、ガブリエル・メディーナが言った。「我々はこれまでに、何度もグッド・バトルを繰り広げて来ました。彼は自分の大好きなサーファーなので、勝てて本当に嬉しいです。ランキングのトップに居る事は最高ですね。良い結果ですが、自分のサーフィンに集中して、楽しむつもりです。」
「今日は、僕がツアーでサーフィンしたなかで、間違いなくベストでしたね。」
今日のハイエスト・スコアリング・ヒートの1つとなった、アメリカのコロヘ・アンディーノとブラジリアンのエイドリアーノ・デ・スーザのヒート。アンディーノは、ヒートを通して次から次へと波に乗った。それに対し波を待ったデ・スーザ。そんなアンディーノのハード・ワークが功を奏し、2本の9ポイントをマーク。ラウンド5でジョエル・パーキンソン(AUS)を下したデ・スーザだったが、アンディーノに敗れ、5位でフィニッシュとなった。
「今日は、僕がツアーでサーフィンしたなかで、間違いなくベストでしたね。」と、コロヘ・アンディーノが言った。「落ち着いてやれたのが良かったと思います。最高です。凄く良くなっていますよ。自分のボード・チェンジが本当に助けになった。ヒートごと勝ち上がり、自分自身を楽しんでいます。結果を見守るしかないですね。ツアーのベストフレンドであるナット(ヤング)が、まだ勝ち上がっていて最高に嬉しいんです。」
素晴しいコンディションで行われて来たフィジープロも残すところ3ヒート。タジ・バロウ、ジョエル・パーキンソン、ミック・ファニング、ケリー・スレーターといった最強のサーファー達が姿を消し、メディーナ、コロへ、ボレーズ、ナット・ヤングといったフレッシュなメンバーがファイナルデイに残った。果たしてクライマックスでは、どんなドラマが待っているのか。
日本とフィジーとの時差は3時間。ネクストコールは現地時間の7時30分は、日本時間の4時30分です。
フィジー・プロ・セミファイナル組み合わせ:
SF1:ナット・ヤング(USA)対ミシェル・ボレーズ(PYF)
SF2:ガブリエル・メディーナ(BRA)対コロヘ・アンディーノ(USA)
クラウドブレイクのクリーンバレルでASP-WCT「フィジー・プロ」のラウンド2が終了
2014年06月03日
2014年06月03日
オフィシャルサイト:http://www.aspworldtour.com/
フィジー・プロ・ラウンド3結果:
ヒート1:ミック・ファニング(AUS)15.07 def.アレホ・ムニーツ(BRA)8.44
ヒート2:ナット・ヤング16.33(USA)def.カイ・オットン(AUS)13.20
ヒート3:ミシェル・ボレーズ(PYF)18.70 def.ジェレミー・フローレス(FRA)10.57
ヒート4:フリーペ・トリード(BRA)13.70 def.ジョディ・スミス(ZAF)12.43
ヒート5:オーウェン・ライト(AUS)16.16 def.ビード・ダービッジ(AUS)15.93
ヒート6:ケリー・スレーター(USA)16.33 def.ミッチ・コルボーン(AUS)9.43
ヒート7:ジョエル・パーキンソン(AUS)15.36 def.グレン・ホール(IRL)9.60
ヒート8:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)16.17 def.セバスチャン・ジーツ(HAW)4.03
ヒート9:ガブリエル・メディーナ(BRA)15.63 def.フレディー・パターチア・ジュニア(HAW)15.10
ヒート10:エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)18.63 def.エイドリアン・バカン(AUS)13.56
ヒート11:コロヘ・アンディーノ(USA)15.07 def.ジュリアン・ウィルソン(AUS)12.60
ヒート12:タジ・バロウ(AUS)11.24 def.ティアゴ・ピレス(PRT)10.74
フィジー・プロ・ラウンド4結果:
ヒート1:ナット・ヤング(USA)13.83、ミック・ファニング(AUS)13.74、ミシェル・ボレーズ(PYF)6.13
ヒート2:ケリー・スレーター(USA)15.00、フリーペ・トリード(BRA)14.77、オーウェン・ライト(HAW)13.07
ヒート3:ガブリエル・メディーナ(BRA)15.20、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)10.93、ジョエル・パーキンソン(AUS)9.83
ヒート4:コロヘ・アンディーノ(USA)14.27、エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)14.14、タジ・バロウ(AUS)11.37
フィジー・プロ・ラウンド5結果:
ヒート1:ミック・ファニング(AUS)15.90 def.オーウェン・ライト(AUS)14.86
ヒート2:ミシェル・ボレーズ(PYF)13.44 def.フリーペ・トリード(BRA)8.20
ヒート3:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)16.70 def.タジ・バロウ(AUS)12.34
ヒート4:エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)12.67 def.ジョエル・パーキンソン(AUS)10.10
フィジー・プロ・クオーターファイナル結果:
クオーターファイナル1:ナット・ヤング(USA)14.27def.ミック・ファニング(AUS)7.50
クオーターファイナル2:ミシェル・ボレーズ(PYF)13.33 def.ケリー・スレーター(USA)8.90
クオーターファイナル3:ガブリエル・メディーナ(BRA)14.20 def.ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)6.34
クオーターファイナル4:コロヘ・アンディーノ(USA)18.36 def.エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)11.93