クラウドブレイクのクリーンバレルでASP-WCT第5戦「フィジー・プロ」ラウンド2が終了。

クラウドブレイクのクリーンバレルでASP-WCT第5戦「フィジー・プロ」ラウンド2が終了。 


9.33をスコアし勝利を掴んだオーウェン・ライト© ASP / Kirstin
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タヴァルア、フィジー(2014年6月4日水曜日):2014年のサムスン・ギャラクシーASPワールド・チャンピオンシップ・ツアー(WCT)第5戦の「フィジー・プロ」は、ラウンド2とラウンド3の第6ヒートまでが終了。コンペティションのデイ2は、3~5フィートのクラウドブレイクで18人のサーファーがイベントから姿を消していった。

 

ミック・ファニング(AUS)© ASP / Robertson

 

3タイムASPワールド・チャンピオンのミック・ファニング(AUS)は、昨日のラウンド1の敗北をリカバーし、ラウンド2とラウンド3で見事なパフォーマンスで勝ち上がった。ファニングは、シャープなターンとカーヴィング、さらに難しいチューブ・ライドで、危険なワイルドカードのウィゴリー・ダンタス(BRA)とアレホ・ムニーツ(BRA)を破って、ラウンド4まで勝ち上がった。

 

「僕は、このイベントに勝ちたい。」と、ミック・ファニングが言った。「ケリーは、長い間ここでの支配を続けているけど、本当に多くの素晴らしいサーファーがここにはいる。何が起きてもおかしくないと思うんだ。」

 

ラウンド2で仲間のブレット・シンプソンを下したナット・ヤング(USA)は、ラウンド3でカイ・オットン(AUS)とのグーフィー・フッター・バトルを戦った。静かなスタートにもかかわらず、ヤングは、ソリッドなバレルをメイクして、エクセレントの8.93をスコア。そのヒートを支配し完全なリードをとった。オットンが彼のフル・フォアハンド・レパートリーを見せるなか、ヤングはバックアップを7.40へ塗り替え、クラウドブレイクでラウンド4へ勝ち上がった。

 

ナット・ヤング© ASP / Kirstin

 

「良い感じですね。最高に楽しんでいます。」と、ナット・ヤングが言った。「良い波を何本も掴んで、バレルもゲットし続けて最高でしたね。これで敗者なしのラウンド4をゲット。少なくともあと2ラウンド戦えます。楽しみです。今回のフィジーの目標は、昨年の第9位という成績を上回る事です。」

 

ミシェル・ボレーズ(PYF)は、ラウンド3のヒート3でイベントのベスト・パフォーマンスを披露。彼は、ラウンド2でバレル・コンディションのクラウドブレイクでミッチ・クルーズ(AUS)を下したジェレミー・フローレス(BRA)と対戦した。ボレーズがエクセレントの9.50と9.20をスコアしたのに対し、フローレスはファースト・ウェイブでサーフボードを折るアクシデントに見舞われ、惜しくもここで敗退となった。

 

ミシェル・ボレーズ© ASP / Kirstin

 

「自分のヒートの間、コンディションのスイッチが入ったようでした。」と、ミシェル・ボレーズが言った。「自分にとって追い風で、最高のバレルをゲットしました。誰にも勝利のチャンスがあるって気分でしたね。ポジティブに自分のゲームを粘り強く実行しました。1ヒートに2本の9ポイントと、更に8ポイントをマークするなんて信じられないですね。」

 

 

ラウンド2のヒート4では、サウス・アフリカのジョディ・スミスがブラジリアンのフリーペ・トリードと対戦。スミスは、クイック・スタートで彼のパワフルなバックハンド・ブラストを披露。僅差のヒートをリードしたが、ヒート終盤に優先権を持ったトリードがセットの波をゲット。クリティカルなアプローチで8.27をスコア。大逆転でラウンドアップを決めた。

 

フリーペ・トリード© ASP / Kirstin

 

「ヒートはスローなスタートでしたが、どんどん良くなりました。」と、フリーペ・トリードが言った。「僕は バレルとビッグターンにフォーカスしていました。自分が望む結果が、必ずしも出せるとは限らない。ちょっと悲しいですけど、それぞれのヒートを上手くやって、次のラウンドをメイクし続けるだけです。」

 

オーストラリアン・パワーハウスのオーウェン・ライトとビード・ダービッジは、理想的な午後のクラウドブレイク・コンディションを大いに楽しんだ。そして、ヒートはダービッジが一連の猛烈なバックハンド・スナップで早いリードを取った。それに対し、スロースタートを強いられたライトだったが、最後に本日のベスト・ウェイブをゲット。ビッグなフォアハンドのカーヴィングをアンロードし、ディープなバレル・ライドをメイクして、9.33をスコアし勝利を掴んだ。

 

また、11タイムASPワールド・チャンピオンのケリー・スレーター(USA)は、ワイルドカードのミッチ・コルボーン(AUS)に対して、彼のラウンド3のヒートを支配。ロング・クラウドブレイク・バレルをメイクしたスレーターは、ソリッドな8.50をスコアし、コンビネーション・シチュエーションでコルボーンを下した。

 

現在の日本とフィジーとの時差は3時間。ネクストコールは現地時間の7時30分は、日本時間の4時30分です。

 

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2014年06月03日

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オフィシャルサイト:http://www.aspworldtour.com/

 

フィジー・プロ・ラウンド2結果
ヒート1:タジ・バロウ(AUS)13.00 def.イセイ・トコボウ(FJI)4.43
ヒート2:ミック・ファニング(AUS)12.43 def.ウィゴリー・ダンタス(AUS)11.60
ヒート3:グレン・ホール(AUS)11.76 def.ジョシュ・カー(AUS)9.97
ヒート4:ナット・ヤング14.67(USA)def.ブレット・シンプソン(USA)11.17
ヒート5:ティアゴ・ピレス(PRT)13.87 def.C.Jホブグッド(USA)7.40
ヒート6:ビード・ダービッジ(AUS)14.37 def.ディオン・アトキンソン(AUS)14.20
ヒート7:アレホ・ムニーツ(BRA)13.10 def.ミゲール・プポ(BRA)12.93
ヒート8:コロヘ・アンディーノ(USA)12.70 def.アリツ・アランブルー(EUK)10.83
ヒート9:カイ・オットン(AUS)14.10 def.マット・ウィルキンソン(AUS)11.10
ヒート10:フリーペ・トリード(BRA)12.90 def.ジャドソン・アンドレ(BRA)12.50
ヒート11:エイドリアン・バカン(AUS)14.10 def.トラヴィス・ロギー(ZAF)11.96
ヒート12:ジェレミー・フローレス(FRA)14.53 def.ミッチ・クルーズ(AUS)9.70

 

フィジー・プロ・ラウンド3結果
ヒート1:ミック・ファニング(AUS)15.07 def.アレホ・ムニーツ(BRA)8.44
ヒート2:ナット・ヤング16.33(USA)def.カイ・オットン(AUS)13.20
ヒート3:ミシェル・ボレーズ(PYF)18.70 def.ジェレミー・フローレス(FRA)10.57
ヒート4:フリーペ・トリード(BRA)13.70 def.ジョディ・スミス(ZAF)12.43
ヒート5:オーウェン・ライト(AUS)16.16 def.ビード・ダービッジ(AUS)15.93
ヒート6:ケリー・スレーター(USA)16.33 def.ミッチ・コルボーン(AUS)9.43

 

アップカミング・ラウンド3組み合わせ
ヒート7:ジョエル・パーキンソン(AUS)対グレン・ホール(IRL)
ヒート8:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)対セバスチャン・ジーツ(HAW)
ヒート9:ガブリエル・メディーナ(BRA)対フレデリック・パターチア(HAW)
ヒート10:エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)対エイドリアン・バカン(AUS)
ヒート11:ジュリアン・ウィルソン(AUS)対コロヘ・アンディーノ(USA)
ヒート12:タジ・バロウ(AUS)対ティアゴ・ピレス(PRT)