ASP-WCT第1戦Quiksilver Pro Gold Coastは番狂わせが続出。ジョン・ジョンはR2で敗退。

ASP-WCT第1戦Quiksilver Pro Gold Coastは番狂わせが続出。ジョン・ジョンはR2で敗退。


ミック・ファニング(AUS)© ASP / Cestari

 

クーランガッタ、QLD、オーストラリア-2014年3月3日月曜日:2014年のサムスン・ギャラクシーASPワールド・チャンピオンシップ・ツアーの第1戦であるクイックシルバー・プロ・ゴールド・コーストは、今日、2~3フィート(1メートル)のコンディションでラウンド2がスタートし8ヒートを消化。トリッキーなコンディションで番狂わせも発生した。

 

3タイムASPワールド・チャンピオンのミック・ファニング(AUS)は、ワンサイド・ゲームで、トライアル勝利者のマット・バンティングを簡単に片づけた。ファニングは彼のコンペティション・ギアを見つけ、完璧なウェイブ・プライオリティーを用いて、何度もトレードマークであるポケットでのスナップをアンロード。バンティングはポテンシャルを見せたが、完全に波をまとめることができなかった。

 

この場所での自分のサーフィンは、波の問題なのは分かっていたから

 

「セカンド・ラウンドでの敗北は、シーズンのスタートには相応しくないから、そのヒートに勝てるように自分自身をプッシュしたよ。」と、ファニングが言った。「かなりリラックスして出来た。この場所での自分のサーフィンは、波の問題なのは分かっていたからね。マット(バンティング)は、素晴らしいサーファーで、将来が有望な素晴らしいキッズだよ。」

 

ディオン・アトキンソン(AUS)© ASP / Cestari

 

今シーズンのルーキーのひとりであるディオン・アトキンソン(AUS)は、2013年の飛躍的な活躍を見せたカイ・オットン(AUS)とラウンド2で対戦。2人のオージーは、ミッド・レンジ・スコアのバトルを展開。しかし、巨大なフロントサイド・スナップとパワフルなカーヴィング・コンビネーションで、エクセレントな8.00をスコアし、ヒートをリードしたのは、ルーキーのアトキンソンだった。

 

彼は落ち着いてセットの波を待ち、2本目の8ポイント・ライドをゲット。彼のキャリア初となるワールド・チャンピオンシップ・ツアー・ヒート勝利を手に入れた。「いくつかの良い波を持っていなければ勝てないですね。自分のサーフィンは、ある部分ハングリーで、ある部分生まれ持った力であるように感じます。それを見せることが出来る良い波をゲットしてたいです。僕のパフォーマンスを見せることは、本当に楽しいですね」と、アトキンソンが言った。

 

YouTube Preview Image

 

トラヴィス・ロギー(ZAF)は、ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)と対戦。ダイナミックなエアリアルとフィン・フリー・マニューバーを見せたフローレンス。しかし、そのヒートはロータイドとなり、それを攻略することが勝敗の鍵を握った。そして、ロギーは、パワフルなバックハンドのアプローチで8.77というヒートのハイ・シングル・ウェイブ・スコアをマーク。フローレンスを破る番狂わせを起こした。

 

また、今年もワールド・タイトル争いに食い込む勢いを見せる、エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)は、アリツ・アランブルー(ESP)と対戦。ブラジリアンは忍耐強く、 ヒートのベストウェイブにロック。スナッパー・ロックスで彼のフル・レパートリーを披露した。それに応えたアランブルーだったが、勝利のために必要とされるスコアを手に入れることはできなかった。

 

「セットに助けられた感じですね。タフなコンディションにもかかわらず、必要なハイ・スコアを手に入れることが出来た。より良いコンディションであれば異なった結果となっていたと思います。」

 

ティアゴ・ピレス(PRT)© ASP / Cestari

 

ひざ怪我で昨シーズンを棒に振ったティアゴ・ピレス(PRT)は、怪我人のためのワイルドカードを手に入れて、2014年のサムスン・ギャラクシーASPワールド・チャンピオンシップ・ツアーのスポットをゲットした。そして今日、ピレスは、全くスローダウンしていなパフォーマンスを披露。クイックシルバー・プロ第4シードのジョディ・スミス(ZAF)を下す番狂わせを起こした。

 

「良い感じですね。」と、ピレスが言った。「このイベントに少しナーバスになっていました。試合を離れてから8ヶ月近いんです。それはビッグリーグで、続けて行くことに少し不安がある 。昨日の自分のパフォーマンスに少し失望したので、今日は勝てて嬉しいですね。波を待ち過ぎだと思たんです。僕はあのムードを変えて、アクティブに多くの波を捕まえたかった。それが上手く行った感じです」

 

イベントは、aspworldtour.comyoutube.com/ASPを通してウェブキャストされています。
(※今年の日本語放送は行われません。)

 

クイックシルバー・プロ・ゴールド・コースト・ラウンド2結果:

 

ヒート1:ミック・ファニング(AUS)13.67 def.マット・バンティング(AUS)9.17
ヒート2:ティアゴ・ピレス(PRT)12.70 def.ジョディ・スミス(ZAF)12.67
ヒート3:ジュリアン・ウィルソン(AUS)13.56 def.ブレット・シンプソン(USA)9.00
ヒート4:ディオン・アトキンソン(AUS)16.23 def.カイ・オットン(AUS)7.00
ヒート5:トラヴィス・ロギー(ZAF)13.77 def.ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)7.20
ヒート6:オーウェン・ライト(AUS)9.85 def.ラオニ・モンテイロ(BRA)6.57
ヒート7:エイドリアーノ・デ・スーザ(BRA)14.17 def.アリツ・アランブルー(ESP)10.17
ヒート8:ミッチ・クルーズ(AUS)13.76 def.フリーペ・トリード(BRA)7.83

 

アップカミング・クイックシルバー・プロ・ゴールド・コースト・ラウンド2マッチアップ:

 

ヒート9:セバスチャン・ジーツ(HAW)、ジャドソン・アンドレ(BRA)
ヒート10:ミゲール・プポ(BRA)、アレホ・ムニーツ(BRA)
ヒート11:ビード・ダービッジ(AUS)、コロヘ・アンディーノ(USA)
ヒート12:マット・ウィルキンソン(AUS)、アダム・メリング(AUS)

 

ロキシー・プロ・ゴールド・コースト・ラウンド2マッチアップ:

ヒート1:レイキー・ピーターソン(USA)、アラナ・ブランチャード(HAW)
ヒート2:ココ・ホー(HAW)、マリア・マニュエル(HAW)
ヒート3:サリー・フィッツギボンズ(AUS)、キーリー・アンドリュー(AUS)
ヒート4:コートニー・コンローグ(USA)、ジョアン・デフェイ(FRA)
ヒート5:ステファニー・ギルモア(AUS)、ニッキ・ヴァン・ダイク(AUS)
ヒート6:ビアンカ・ブュイティンダッグ(ZAF)、ローラ・エネバー(AUS)

 

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