ソープボウル、バスシーバ、バルバドス(2026年2月26日木曜日)
ワールド・サーフ・リーグ(WSL)ノースアメリカ・リージョンのクオリファイング・シリーズ(QS)およびプロジュニアとなるBTMI バルバドス・サーフ・プロおよびライブ・ライク・ザンダー・ジュニア・プロ イン・ラビング・メモリー・オブ・ザンダー・ヴェネツィア プレゼンテッド・バイ・ダイアモンズ・インターナショナル(男女QS6000およびプロジュニア)が2月23日から3月1日まで開催。
大会は4日目を迎え、おそらく大会史上ベストデーとなった。5~7フィートの安定したスウェルが舞台となり、男子ラウンドオブ96(HEAT13~16)とラウンドオブ64でトップシード選手が登場。
ノースアメリカのベテラン選手と新鋭選手によるチャレンジャーシリーズ出場権争いは激化していった。
ジョシュとジェイコブ・バーク(BAR)、カイ・クシュナー(USA)、チャンピオンシップツアー(CT)の五十嵐カノア(JPN)、そして複数回のCTワイルドカード出場経験を持つブライアン・ペレス(SLV)が躍進を見せた。
五十嵐カノアがバルバドス・デビュー

バルバドス初訪問となった五十嵐カノア(JPN)は、CTレベルの技を発揮し、ヒートスコア14.66をマーク。ノースアメリカトップQS選手たちの基準をプッシュした。フォアハンドパワーが五十嵐の最高のパフォーマンスを引き出し、地元のアイコン選手と共にラウンドオブ32へ進出した。
五十嵐カノア、初訪問のバルバドスで快勝!「試合は世界で一番好きなこと」
カリブ海に浮かぶサーフィンの楽園、バルバドスで開催されている「バルバドス・サーフ・プロ QS6000」で、五十嵐カノアがラウンドオブ64のヒートを危なげなく勝ち上がった。初めて訪れたこの地で、彼はリラックスした表情の中に確かな闘志を覗かせた。

「断る理由なんてない」- 楽園での初コンテスト
試合後のインタビューで、五十嵐は「初めて来たけど、すごく楽しんでいます」と笑顔を見せた。この地を訪れるのは初めてだが、弟のキアヌからその波の素晴らしさをかねてから聞いていたという。
「ここの波がどれだけ楽しいかは聞いていたし、弟は毎年ここに来ていて、いつもこの場所の素晴らしさを話してくれていたんです」と語る。今年はガールフレンドからの誘いもあり、「楽しい波と毎日晴れの天気を断る理由なんてないですよ」と、快く参戦を決めたようだ。
「ここにいられてハッピーだし、試合は世界で一番好きなことだから、最高の気分です」と、心からコンテストを楽しんでいる様子がうかがえる。
初体験の波に苦戦も「一本一本から学びたい」
ヒートでは、バルバドスの波の代名詞でもある「The Bowl」でのチューブライディングも披露。しかし、本人にとってはまだ手探りの状態だったようだ。「ここでサーフィンするのは3、4回目くらいで、チューブに入った時も自分がどこにいるか分からなくて混乱した。少し波をミスしちゃった感じだった」と、初体験の波への戸惑いを素直に明かした。
それでも、「ここで乗る波一本一本から学んで、少しずつ波を理解していきたい」と、トップアスリートらしい向上心を見せる。フリーサーフィンでは人が多くて練習が難しかったため、少ない人数で海に入れる試合形式は貴重な機会だと語る。
今後数日間は良いコンディションが続くと予想されており、「できるだけ多くのヒートを勝ち上がって、The Bowlでもっとサーフィンしたいですね」と、さらなる活躍を誓った。
初めての場所、初めての波という挑戦を楽しみながら、着実に勝利を重ねる五十嵐カノア。カリブの楽園で、彼がどのようなライディングを見せてくれるのか、今後の戦いから目が離せない。
見事なラウンドオブ96デビューを果たしたマルチCTワイルドカードブライアン・ペレス(SLV)は、ラウンドオブ64でも9.00を記録し、その潜在能力をファンに再認識させた。
ペレスは勝利を確固たるものとし、パーカー・コーン(USA)の土壇場での奇策が功を奏し、現ランキング6位のルーカス・キャシティー(MEX)をかわして勝ち進んだ。


「4人で25分ヒートを戦うのは最高に楽しいです。スープボウルが炸裂してる感じですね。スコアをいくつか出せて興奮してるよ」とペレスは語った。
「朝の最初のHEATは少し緊張したけど、最後のHEATは純粋に楽しめた。この感覚を続けたいですね。ここにいられることに感謝している。応援してくれるみんなにありがとう」
また2025年大会勝者カルロス・ムニョス(CRC)、2位セバスチャン・ウィリアムズ(MEX)、ノースアメリカの新鋭カイ・クシュナー(USA)、そしてトマス・パセネイ(CRC)たちによる今大会屈指の熱戦がラウンドオブ64第7ヒートで繰り広げられた。
クシュナーは序盤からリードをスコアしたが、HEAT終盤にはパワーサーフィンを見せたウィリアムズが8.50を獲得して一時リードをスコアするも、クシュナーがバックハンドアタックで9.33を叩き出し再びリードを広げた。ムニョスのラストライドは必要なスコアに届かず、敗退が決まった。

「あのヒート後は最高に興奮しました。みんな本当に凄腕で、いつも通りヒートごとに全力を尽くしている」とクシュナーは語った。「あの波に乗る時は全力を出さねばならないと分かっていたし、自分ならできるとも思っていました。戦略的な駆け引きも必要だったけど、最後の波を繋げられて本当に嬉しいです」
ライブを見る
BTMI バルバドス・サーフ・プロ&ライブ・ライク・ザンダー・ジュニア・プロは、3月1日までバルバドスのバスシーバ、スープボウルで大会を開催する。このイベントは、www.WorldSurfLeague.com、無料の WSL アプリ、WSL Youtube チャンネルで放送される。




