フィリピン・シャルガオ島クラウドナイン(2025年10月26日(日)) –ワールド・サーフ・リーグ(WSL)クオリファイングシリーズ(QS)6000シャルガオ・インターナショナル・サーフィンカップは大会3日目。
やや小さめの3~4フィートのスウェルと荒れたコンディションが相まって、ターンが増えバレルが減ったが、興奮は損なわれなかった。大会のビッグネームたちが見せ場を作る一方、予想より早く敗退する選手も現れた。
ジャッジは早々に、ハイリスクな マニューバーを高く評価する姿勢を示し、現世界ジュニアチャンピオンのブロンソン・メイディ(INA)とドム・トーマス(AUS)は、今日の最初のHEATでロフトの高いエアを決め、高得点を獲得した。


ブロンソンはフルローテーションで7.50(満点10点)をスコアする。一方、トーマスはフラットな面へランディングするクリティカルなリバースで大会最高となる8.67のシングルウェイブをスコア。
スタブ・ハイ・シドニー大会でエア技の腕前を世間に知らしめたばかりのトーマスは、2024年クラウド9大会も同様の好調なスタートを切り、今年はさらに上位プッシュを狙っている。

数ヒート後、その火を継いだのは同じくスタブ・ハイ・シドニーで活躍したハーレー・ウォルターズ(AUS)だった。エアはなかったものの、ウォルターズはクラシックなレールワークと、この日最高のバレルの一つを組み合わせ、大会現時点での最高HEATスコアを記録した。
19歳の彼の2ウェイブトータル15.10(7.60+7.50)は、現在15位のランキングから上位へ躍進し、兄が所属するチャレンジャーシリーズへの参加を目指す彼にとって、明るい材料となった。
「シャルガオに戻ってきて、素晴らしい波を2本も乗ることができて、本当に興奮しています」とウォルターズは語った。「波がパンピングしていて、最高です。ターンを決めようとパドルアウトしたのですが、最初の波でいくつかのセクションを捉えた後、ソリッドな波を待とうと思い、結果的に小さなチューブを捉えることができました。だから、今とても興奮しています。 大会期間中、このような波が続くことを願っています。」

ジョン・マーク・トコン(PHL)は、2025年クラウドナイン・キャンペーンを期待通りのスタートで切り出した。ヒートで最高の波を見つけ、ソリッドなシングルウェイブ・スコアを記録。これが勝利とラウンドオブ32進出を確実なものにした。地元ブレイクで8度出場し、5度の決勝進出で4度の優勝を誇るトコンは、今週フィリピンで間違いなく倒すべき男だ。
「クラウドナインは自分のホームです」とトコンは語った。「目を閉じて、何かが来るように祈りました。波が必要だったのです。そして願いを込めて祈ると、数分後にその波が来たのです。ホームタウンでクラウドナインのこの波に乗れるとは、本当に恵まれていると感じますし、幸運です」


その他の注目選手には、超ロングでテクニカルなチューブライドでヒート勝利を収めたエイデン・ハソン(AUS)がいた。元チャンピオンシップツアーの選手であるモーガン・シビリック(AUS)は、現在のWSLアジア地域ランキング首位の小林桂(JPN)とともに、ラウンド32への出場権を獲得した。
本日は、クラウド9で行われた女子ラウンド48の最初の2ヒートで幕を閉じた。HEAT 1 は イシ・キャンベル(AUS)が勝利し、HEAT 2 はオーストラリアのベテラン、フレイヤ・プラム(AUS)が勝利した。プラムは、非常に深いチューブをくぐり抜け、スピットとともにチューブを抜け、クローズアウトをヒットして、8.00 ポイントというエクセレントなライディングを記録し、ラウンド 32 に進んだ。
がんばれ!日本!ASIAスーパーシリーズランキング首位の小林桂、岩見天獅、加藤翔平ら日本選手が躍進。シャルガオ・インターナショナル・サーフィンカップ大会3日目
2025年シャルガオ・インターナショナル・サーフィンカップQS6000は、2025年10月24日から31日までクラウドナインで開催される。
オフィシャルサイト:Siargao International Surfing Cup
Cloud 9, Siargao Island, Philippines





