クラウドナイン、フィリピン・シャルガオ島(2025年10月29日水曜日) –ワールド・サーフ・リーグ(WSL)クオリファイ・シリーズ(QS)6000「シャルガオ・インターナショナル・サーフィンカップ」大会7日目。クリーンなコンディションでファイナルデイに相応しい1日となった。試合は男子クオーターファイナルから再開。男女セミファイナル、男女ファイナルまでが行われた。
がんばれ!日本! 鈴木仁、渡邉壱孔、安室丈の3名がクオーターファイナル進出

男子クオーターファイナルH1で鈴木仁はハーレー・ウォルターズと対戦。ヒートはスローな展開となり、ウォルターズがバックハンドの3ターンコンボでスタートから6.50をスコア。直ぐにバックアップ4.33をスコアしてヒートをコントロール。

完全に後手に回った鈴木だったが5.83で応戦。続けてクリティカルなターンを決めて5.33をスコアして食い下がる。鈴木はリスクの高い技に挑戦するが決めきれずスコアが伸ばせない。
ハーレー・ウォルターズはラディカルなバックハンドを炸裂させて8.00をスコア。鈴木はバレルをメイクし7.00をスコアして追い上げるもそこまで。今大会を5位でフィニッシュした。


H2ではブロンソン・メイディとデーン・ヘンリーの事実上のファイナルでブロンソン・メイディがヒート後半にマッシブ・アリウープを決めて9.67 という大会最高点を出してラウンドアップ。
ブロンソン・メイディはこのアリウープを武器にファイナルを制し優勝した。詳細は後ほど。


H3では安室丈がベン・ローレンソンと対戦。パワフルなバックハンドのベン・ローレンソンがスタートから攻めまくり、圧巻の演技で7.17と 8.33と連続でスコア。

コンビネーションに追い込まれた安室もビッグターンを連続で決めて6.33をスコアして応戦する。しかし、勢いが止まらないベン・ローレンソンのバックハンドが再び炸裂。9.13のエクセレントで再びコンビネーションへ。安室はラストの波で鋭いカービングを見せ7.17 をスコアするも今大会5位でフィニッシュとなった。


H4で渡邉壱孔がトム・ウィットペインと対戦する。パワフルなレフトハンダーであるトム・ウィットペインは5.67でヒートを開始。渡邉もキープビジーで攻めも姿勢を崩さず攻め続けるがスコアが伸ばせず。
ウィットペインは6.50 をスコアしてリードを広げる。渡邉は逆転を狙いリスキーな技にチャージを続け4.77をスコアするもそこで試合終了。渡邉は5位でフィニッシュとなった。
今大会が終了し、2025/2026 WSLアジアQSランキング男子は、小林桂がトップを維持、ケトゥ・アグス(INA)2位で、今回優勝のブロンソン・メディが3位。4位のディラン・ウィルコクセン、5位に鈴木仁。
女子は中塩佳那が首位、松岡2位、鈴木莉珠3位は変動なし。
今後は僅差の6位金沢呂偉、7位渡邉壱孔、8位須田喬士郎といったCSカットオフ・ライン上の選手による激しいクオリファイ争いに注目が集まる。
がんばれ!日本!
今後のWSL ASIAのQS大会予定
11/5-11 台湾 台東
QS 6000「Taiwan Open of Surfing」
11/17-23 フィリピン / バレア
QS 4000「Baler International Pro QS4000 LQS1000」
11/26-30 ウエストパプア / マノクワリ
QS 2000「Manokwari Pro Pro Junior」

https://www.worldsurfleague.com/athletes/tour/mqs?regionId=6&year=2025

https://www.worldsurfleague.com/athletes/tour/wqs?regionId=6&year=2025
2025年シャルガオ・インターナショナル・サーフィンカップQS6000は、2025年10月24日から31日までクラウドナインで開催される。
オフィシャルサイト:Siargao International Surfing Cup
Cloud 9, Siargao Island, Philippines




