松岡亜音とリーフ・ヘイズルウッドがQS6000クルイ・プロで優勝。池田美来4位、金沢呂偉3位と日本勢が活躍。

インドネシア、南スマトラ、ウジュン・ボチュール(6月17日火曜日) – 松岡亜音(JPN)とリーフ・ヘイズルウッド(AUS)が、3~4フィートの波が打ち寄せるウジュン・ボチュールで開催されたワールド・サーフ・リーグ(WSL)クオリファイ・シリーズ(QS)6,000クルイ・プロで優勝し、素晴らしい1週間を締めくくった。

選手たちは、風の影響を受けた荒れたコンディションの中、ファイナルデーでも素晴らしいパフォーマンスを披露した。

 

 

女子は日本の松岡亜音(まつおか あのん)が見事な逆転劇で2023年以来となる2度目の優勝を果たした。男子はオーストラリアのリーフ・ヘイズルウッドが圧倒的なエアリアルでキャリア最高の勝利を手にした。

 

本大会は、2025/26シーズンのアジアおよびオーストラリア/オセアニア地域のQS開幕戦であり、来季のチャレンジャー・シリーズ(CS)進出をかけた重要な一戦となった。

 

女子ファイナル:松岡亜音、冷静な試合運びで逆転優勝

 

松岡亜音 WSL / Tim Hain
松岡亜音  WSL / Tim Hain

 

女子ファイナルは、序盤からリードを奪ったレイラニ・マクゴナガル(コスタリカ)を各選手が追いかける展開。その中で松岡は、冷静さを保ち、経験を活かして質の高いセットの波を待ち続けた。

 

レイラニ・マクゴナグル  WSL / Tim Hain

 

そして、大きなセットを掴むと、大きく弧を描くカービングと巧みなリエントリーを組み合わせ、7.00ポイントの高得点をマーク。この一本で4位から一気にトップへ躍り出ると、そのままリードを守り抜き、見事な逆転優勝を飾った。

 

池田美来  WSL / Tim Hain

 

今大会、ジュニア部門で優勝し快進撃を続けていた日本の池田美来(いけだ みらい)は4位、オーストラリアのジャリー・ストークスが3位という結果となった。

 

男子ファイナル:リーフ・ヘイゼルウッド、圧巻のエアゲームで他を圧倒

 

リーフ・ヘイズルウッド WSL / Tim Hain

 

男子ファイナルでは、オーストラリアのリーフ・ヘイズルウッドが得意のエアリアル・トリックを連発。

大技のストレートエアでエクセレントな9.00ポイントを叩き出すと、他の選手を逆転に2本以上の高得点が必要なコンビネーション状況に追い込んだ。

さらに8.60ポイントを追加し、トータル17.60という圧倒的なスコアで優勝。CSクオリファイに向け、大きな一歩を踏み出した。

 

今回ファイナルまで勝ち上がり、キャリアベストとなる3位入賞を果たした金沢呂偉 ©Federico-Vanno-Liquid-Barre

 

前年王者で元世界ジュニアチャンピオンのジャービス・アール(オーストラリア)も、パワフルなターンで8.67ポイントを出すなど応戦したが、ヘーゼルウッドの勢いを止めることはできず、準優勝となった。

 

次戦は、6月21日から26日にかけて開催されるQS 6000「ニアス・プロ」となる。

今回優勝した松岡や池田などCS選手たちは南アフリカのCS第2戦の前に行われるQSやプロジュニアイベントに出場予定となっているために明日は不出場となる。

 

【クルイ・プロ 大会結果】

松岡亜音 ©Federico-Vanno-Liquid-Barre

女子ファイナル

  1. 松岡 亜音 (JPN)

  2. レイラニ・マクゴナガル (CRI)

  3. ジャリー・ストークス (AUS)

  4. 池田 美来 (JPN)

男子ファイナル

  1. リーフ・ヘイズルウッド (AUS)

  2. ジャービス・アール (AUS)

  3. 金沢呂偉

  4. ザビエル・ブライス (AUS)
ストームが試合進行を狂わせた。 WSL / Tim Hain

 

2025 クルイ・プロ QS 6,000 は、2025年6月11日から17日まで、ウジュン・ボチュールで開催される。詳細については、WorldSurfLeague.comをご覧ください。 

 

オフィシャルサイトではライブ中継も行われます。

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