
ウジュン・ボチュール、南スマトラ/インドネシア(2025年6月17日(火) –ワールド・サーフ・リーグ(WSL)クオリファイ・シリーズ(QS)6,000 クルイ・プロ大会最終日は、前日までのスウェルはサイズダウンする中で行われた。
本日は男子ラウンドオブ32から再開。本日はファイナルまで4人ヒートで行われることとなった。H5で金沢呂偉、須田喬士郎、H6で増田来希、H7で森友二が登場。
ラストウェイブのビッグ2ターンコンボでエクセレントの8.00をスコアした金沢呂偉、スタートからベストスコアを揃えた増田来希の二人がトップでクオーターファイナルへ進んだ。


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女子クオーターファイナルでは、H1中塩佳那、H2池田美来、鈴木莉珠、H3松田詩野、松岡亜音が登場。


中塩佳那はまさかの敗退、H2ではスローなヒートの中で鈴木莉珠がトップ通過を果たし、自身初のQS6000でSF進出。池田美来も連覇に向けて2位でセミファイナル進出を決めた。


H3ではキープビジーを貫いた松岡亜音がトップ通過。松田詩野はヒート終盤に優先権を保持しながら波をつかめない痛恨のミスを犯し惜しくも敗退となった。
男子クオーターファイナルでは、H3で金沢呂偉、増田来希がマックリン・フリン、ジェイ・ブラウンと対戦。
ビッグコンディションでも安定感のあるバックハンドを見せる金沢は6.83と5.50をスコアしてトップへ。更にクローズセクションでテールを蹴り出し8.17のエクセレントをマーク。圧倒的なサーフィンでセミファイナル進出を決めた。

波が完全に見えていたという金沢。ヒートを完全にコントロール。後半には8.17と7.43をスコアしてセミファイナルに進出。「最初に6点ぐらいを出せるようにと考えていました。行けるところまで行きたいです。」と自身のベストリザルトを手に入れた金沢が意気込んだ。
女子セミファイナルはH1で池田美来、鈴木莉珠が、レイラニとスーチー・ヤンと対戦。レイラ二がヒートをリードする中で池田も7ポイントをマークし2位でファイナル進出を決めた。
H2では松岡亜音がジャリー・ストークス、ジギー・アロハ・マッケンジーらと対戦。じっくりと波を待った松岡は、ヒート終盤に波を掴み5.50という、そこまでのヒートベストをスコア。ストークスに次いで松岡も2位でファイナルへ勝ち上がった。
男子のセミファイナルでは、金沢呂偉が、ヒート 2 でマックリン・フリン、ジャービス・アール、ザビエル・ハックスタブルと対戦。
金沢はスタートから力みの無いスムーズなバックハンドで素晴らしいチャージを見せて6.17をスコア。続けてセットを掴んだ金沢は5.00をスコア。ジャービスに次いで2位のポジションを固める。ジャービスは9.00をスコアするなど圧倒。金沢も2位でファイナルへ勝ち上がった。
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女子QSファイナル
女子のファイナルは、池田美来、松岡亜音、ジャリー・ストークス、レイラニ・マクゴナグルの4名。ファイナルはレイラ二が5点台を2本揃えてリード。池田もそれを追いかけるようにスコアを刻んでいく。
松岡はじっくりと波を選び、ファーストライドで2ターンコンボを決め7ポイントをマーク。セカンドウェイブではビッグセットを掴んでバックアップを5.60としてトップに躍り出る。
池田はここまで見せていたクリティカルなターンが見せられる波を見つけることが出来ずスコアを伸ばせない。そのまま松岡が逃げ切り、2度目のクルイ・プロ優勝を果たした。
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男子QSファイナル

男子のファイナルは、ザビエル・ブライス、リーフ・ヘイズルウッド、ジャービス・アールという強豪オージーに金沢呂偉が挑んだ。
ファイナルはリーフがエアーマニューバーで勝負を仕掛け、エアリバースで7.00、5.617を揃えて、他の選手が波選びに苦しむ中大きなリードを取る。
そして、ジャービスは8.67のエクセレントをスコアして応戦。金沢もビッグセットでソリッドなバックハンドターンをメイクするも先に繋げられない。
後半に入り攻撃の手を緩めないリーフは再びビッグエアをマイクし9.00をスコア。他の選手をコンビネーションに追い込む。金沢は終盤2位までアップするもそこまで。リーフは駄目押しの8.60を叩き出して圧勝。
日本の金沢もキャリア初のQS6000でファイナル進出し3位という結果を手に入れた。
2025 クルイ・プロ QS 6,000 は、2025年6月11日から17日まで、ウジュン・ボチュールで開催される。詳細については、WorldSurfLeague.comをご覧ください。