
フィリピン、シャルガオ島、クラウド9(2024年10月28日月曜日) – ワールド・サーフ・リーグ(WSL)クオリファイ・シリーズ(QS)シャルガオ・インターナショナル・サーフィン・カップQS 5000の3日目を通してコンディションがさらに良くなり、男子ラウンドオブ96がすべて終了した。
当初の2~3フィートのスウェルは4フィートにまでアップし、フィリピン屈指のサーフブレイクであるクラウド9では、素晴らしいバレルがいくつか見られた。

このコンディションを最大限に活かしたのが、オーストラリアのU/18ナショナルチャンピオンのエイデン・ハッセン(AUS)で、彼は国際QSで2度目となるヒートを制した。
18歳のハッセンは、この日の最後のヒートでバレルに深く入り込み、フォームボールを自在に操り、イベントで最も高いシングルウェイブ・スコアとなる、ほぼパーフェクトな9.10(10点満点)を記録した。
さらに7.17ポイントを獲得し、ポート・スティーブンス出身のこのサーファーは、エクセレントな16.27ポイント(20ポイント満点)のヒートトータルスコアを獲得した。これは、今大会で最も高いスコアでもある。
本日は男子のラウンドオブ96がスタート。H3の加藤嵐は惜しくも3位敗退、H4では金沢太規、野呂海利が登場。金沢太規が見事なバレルライドで4.67 と3.83を立て続けにマーク。トップ通過を果たした。野呂海利は惜しくも敗退。


「最初に1本決めようとしたんですが、全然波が来なくて、とりあえず1本乗ろうとしてチューブ乗れたんで良かったです。」と金沢が語った。
「前のヒートはセットに点数が出ていたんで、セットを狙っていたんですが、10分ぐらいしても波が来ないんで作戦を切り替えて小さい波を乗るようにしました。」
H8古川海夕とH9増田来希が敗退する中、H11では稲葉玲王、渡邉壱孔、松永健新の3名の日本選手が登場。
ヒートは稲葉が2本のバレルライドで5.17、6.83をスコア。ヒート前半に2本の高得点でトータル12.00を叩き出す。
松永健新もビッグセットにチャージし4.33と4.17をスコアして2位につける。渡邉は3位で後半戦へ。松永は終盤6.50をスコアするも逆転ならず。稲葉がトップ通過、松永2位でラウンドアップ。
稲葉玲王
「練習ではいい波に乗れなかったんですが、やっとヒートでいい波に乗ることができました。笑 このままここで結果を残してCSに行けるように頑張るで応援お願いします。」と稲葉が語った。
H12では今回好調な森友二がスタートから、2名の選手にエクセレントをスコアされて追い込まれていた。しかし後半に入り4位だった森はビッグバレルとアリウープとエアリバースを1本の波でメイクし7.33をスコア。

バックアップを上げて2位のポジションにアップする森。しかし3位のジョシュアとの差は1.07。残り時間2分でジョシュアはチューブライドで4.83をスコアして逆転。森は惜しくもここで敗退となった。
H15で三輪紘也は惜しくも敗退、H16では須田喬士郎、仲村拓久未が出場。午後の満潮でコンディションが上向く中、ヒートはスタートからエイデン・ハッセンがディープなロングバレルをメイクし9.10をスコアする展開。エイデンはバックアップも7.17をスコアして他をコンビネーションに追い込んで圧倒。仲村は3位、須田は4位で敗退となった。
ネクストコールは現地時間の5時45分の6時スタートを予定している。
トップシードの男子ラウンドオブ64にはH3加藤翔平、H4大音凛太、矢作紋之丞、金沢太規、H5太田拓杜、H7田中大貴、岩見天獅、H8新井洋人、H11安室丈、稲葉玲王、H12金沢呂偉、松永健新、H14鈴木仁、H15小濃来波がエントリー。
R32H1に脇田紗良、H2野中美波、中塩佳那、H3都筑有夢路、芳田花瑚、H5松岡亜音、馬庭彩、H6佐藤李、H7池田美来、都築虹帆、川瀬心那、H8松田詩野がエントリー。
2024年シャルガオ・インターナショナル・サーフィン・カップ QS 5000は、2024年10月26日から11月4日までフィリピンのクラウド9で開催される。
詳細情報やイベントのライブ観戦については、WorldSurfLeague.comにアクセスするか、無料のWSLアプリをダウンロードしてほしい。
オフィシャルサイト:Siargao International Surfing Cup
Cloud 9, Siargao Island, Philippines
イベント期間は2024年10月26日から11月4日まで