リベイラ・デ・イーリャス、エリセイラ、ポルトガル(2024年9月23日月曜日) – ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャレンジャー・シリーズ(CS)は、9月29日から10月6日までポルトガルで開催されるEDPエリセイラ・プロ・プレゼンテッド・バイ・エストレラ・ガリシアが終わると、残すはブラジルの最終戦を残すのみとなる。
2024年チャレンジャー・シリーズ第5戦となるこのイベントでは、サーファーたちがチャンピオンシップ・ツアー(CT)への出場権を争うため、複数のクオリファイのシナリオが展開される可能性がある。
CTのミッドシーズン・カットを受けて、チャレンジャー・シリーズはオーストラリアのゴールドコーストとシドニーで最初の2つのイベントが開催された。
続く開催地は南アフリカのバリート、その後はカリフォルニア州ハンティントンビーチで開催されるレクサスUSオープン・オブ・サーフィン。そしてエリセイラ・プロに続き、チャレンジャー・シリーズはブラジルで開催されるコロナ・サクアレマ・プロで幕を閉じる。
サリー・フィッツギボンズとサミュエル・プポがランキング首位で最終2戦に臨む
現在ランキング首位のサリー・フィッツギボンズ(AUS)は、昨年ポルトガルでリクオリファイしたため、今年もポルトガルでCT出場権を獲得できる可能性がある。
フィッツギボンズは、今年チャレンジャー・シリーズのファイナルデーにすべて出場し、13年ぶりにUSオープンで2度目の優勝を果たし、ランキング首位の座を固めた。
「試合が大好きなんです」とフィッツギボンズは言った。「私はこの新世代のサーファーたちにとても刺激を受けています。自分のコミュニティや家族の価値観を代表することは、私にとってすべてです。サーフィンは私の人生そのものになりました。何が起こるかわからないから、挑戦し続けるのです」
レクサス・USオープンでは早々に敗退したものの、サミュエル・プポ(BRA)は、イアン・ゴウベイア(BRA)に次ぐランキング2位をキープした。ゴウベイアは今年素晴らしいスタートを切り、バリートで優勝したことでトップに躍り出て、6年ぶりにCTに再クオリファイを果たした。
最初にクオリファイを確定させたゴウベイアは、ポルトガルには出場しないことを選択した。
ポルトガルでCTへのクオリファイをかけた戦い
最後の2つのイベントは、クオリファイ圏内の選手たちにとって非常に重要であり、ヨーロッパは常に大きなサプライズをもたらす。
レクサス USオープン・オブ・サーフィンが終了し、ランキングで最も順位を上げたのは、42ランクアップの9位となった優勝者のアラン・クレランド・ジュニア(メキシコ)と、26ランクアップでトップ10入りを果たした2位のマルコ・ミニョ(フランス)だった。
タヒチでのパーフェクトなバレルを初めて経験したオリンピックから、ハンティントンビーチの波を制するまで、クレランドはチャレンジャー・シリーズ初勝利を獲得し、CT資格獲得も手の届くところまで迫っている。
「今年はスタートが良くなかったが、親友のマルコと一緒にUSオープン・オブ・サーフィンの決勝まで進むなんて、信じられないよ」とクレランドは言った。「リズムと勢いを取り戻せて本当に良かった。ここにいられることが素晴らしい。ここまで来られたことが信じられない」と語った。
女子のクオリファイ争いは、僅差で拮抗している。バリートでの優勝とレクサスUSオープンでの準優勝により、ベラ・ケンワージー(USA)が2位を固め、イザベラ・ニコルズ(AUS)がそのすぐ後を追っている。ゴールドコーストで開催された初のチャレンジャー・シリーズで優勝した若き新星エリン・ブルックス(CAN)は4位につけ、カリフォルニアでの3位入賞でナディア・エロスターベ(EUK)がトップ5に浮上した。
今年も五十嵐カノアが出場。
日本から今回のチャレンジャー・シリーズには10名のCS選手に加え、ポルトガルに家もあるCTサーファーの五十嵐カノアが今年も出場予定。
男子はCSランク15位で日本人トップの大原洋人、36位伊東李安琉、37位の西慶司郎、74位大音凛太、78位安室丈が出場予定。
女子は、21位の都筑有夢路、23位の松岡亜音、28位の脇田紗良、33位の都築虹帆、38位の野中美波が出場予定。まだヒート表は発表されていない。
ライブ中継
EDPエリセイラ・プロは、9月29日から10月6日まで、ポルトガルのエリセイラ、プライア・デ・リベイラ・デ・イーリャスで開催される。この大会はWorldSurfLeague.comおよび無料のWSLアプリでライブ配信される。