ウジュン・ボカール、クルイ、南スマトラ/インドネシア(2024年6月3日月曜日)-クルイ・プロ・ワールド・サーフ・リーグ(WSL)クオリファイング・シリーズ(QS)5000のファイナル・デーの舞台が整った。
大会7日目、男子のクオーターファイナルの4ヒートと女子のクオーターファイナルの2ヒートが終了したが、新しくビルドアップしたスウェルがあまりにも大きく、手に負えなくなり、選手に最小限のチャンスしか与えられず、イベント主催者は試合を中断せざるを得なくなった。明日競技が再開される時は、安全が確保されたバックアップ会場のクルイ・レフトでの開催となる。
選手たちは、6~8フィートの波が終盤には8~10フィートまで上がる中、ショーを繰り広げた。
西オーストラリアの新鋭ウィロー・ハーディ(AUS)は、ホリー・ウィリアムズ(AUS)とのクオーターファイナルで圧倒的なパフォーマンスを披露し、2ウェイブ・トータル13.83(20点満点)で勝利した。
ハーディは、巨大なカーブからスナップを決め、そこから巨大なエアドロップをメイクし、エクセレントな8.50(10点満点中)のシングルウェイブをスコア。巨大なクローズアウト・セクションを果敢に攻めた圧巻のショーであった。ハーディはセミファイナルでジャーリー・ストークス(AUS)と対戦する。
「ここがどれだけハードか、本当に過小評価していました」とハーディは語った。 「セクションにコミットすればいいと思っていたし、ビッグスコアを出せば1本の波で通過できるかもしれないと思っていました。でも、ポイントの奥まで行ってしまって、パドルアウトするのに20分くらいかかったんです。ジェットスキーのドライバーに『戻れるのかな』って聞いたんです。波の大きさよりも、水の量が問題なんです。リーフから溢れ出る水の量は正気の沙汰じゃなかった。波の強さはネクストレベルです 」。
2022年ワールド・ジュニア・チャンピオンのジャービス・アール(AUS)は、ファイナルズ・デイに向けて驚異的なチャージを続け、再びこの日最高の2ウェイブ・トータルをスコアして15.87をマークした。
アールの鋭いフロントサイド・アタックはポイントだった。ディラン・モファット(AUS)も素晴らしいバックサイド・サーフィンで8.00ポイントのエクセレントなライディングを披露するも、それをバックアップすることができずに敗退。アールはセミファイナルに進出し、キウイのベテラン、ビリー・ステアマンド(NZL)と対戦する。
オージーの若手、タジ・ストークス(AUS)とマーロン・ハリソン(AUS)は、ウジュン・ボカールのクオーターファイナルでそれぞれ勝利を収め、セミファイナルで対決する。
男子は、セミファイナルH1でタジ・ストークスとマーロン・ハリソン、H2ビリー・ステアマンドとジャービス・アールが対戦する。女子はウィロー・ハーディとジャーリー・ストークスがセミファイナルへラウンドアップ。
女子QSクオーターファイナルが再開になれば、H3で池田美来と都築虹帆が対戦。H4では松田詩野がオーストラリアのコーラル・デュラントと対戦する。
また女子プロジュニアでは池田美来、中塩佳那、川瀬心那が中国のニューカマーのイーヤオ・ワン(CHN)とファイナルで対戦。
男子プロジュニアのファイナルでは、金沢太規が、ブロンソン・メンディ、ウエスティン・ハースト、マデ・アリヤナと対戦。