池田美来、中塩佳那、川瀬心那と金沢太規がプロジュニアでファイナル進出。「Krui Pro」大会2日目

金沢太規 WSL / Tim Hain

ウジュン・ボカール、クルイ、南スマトラ/インドネシア(2024年5月29日水曜日)-WSL男女QS5000&プロジュニア「Krui Pro」大会2日目は、昨日に続きバックアップサイトのクルイ・レフトで開催。男女のファイナリストが決定した。

 

ジョシュ・カー(オーストラリア) WSL / Tim Hain

 

またQSも男女共ラウンド1が行われ、今日の最終ヒートは、元チャンピオンシップ・ツアー(CT)コンペティターのジョシュ・カー(オーストラリア)が登場。トップでラウンドアップを決めた。

 

「この波でサーフィンするのは初めてだから、理解するのに1分かかったよ」とカーは語った。「数年ぶりのヒートだけど、2~3フィートの完璧なインドネシアの波に文句は言えない。去年は妻と一緒に来たけど、今年はシエラと僕だけだから、退屈するくらいなら出場して楽しもうと思ったんだ。シエラにとって父親であることは素晴らしいことだし、特に彼女のキャリアにおいて、再び試合に出場し、緊張を味わうことは素晴らしいことだ。

実際、あのヒートのスタートでは少し緊張していたし、そういう感覚を味わうのはとても楽しかった。インドネシアで娘と2週間、波を追いかけたり、ゼッケンを着たり、ビーチで応援してもらったりして、いい2週間を楽しめて最高だよ」。

 

女子プロジュニア・セミファイナル

 

大会2日目は、女子のプロジュニア・セミファイナルH1からスタート。朝のハイタイドでタルい波が多いなか、昨年のイベント勝者である中塩佳那が、スタートからビッグセットを掴み、安定したパフォーマンスを披露。波周りも良く、圧倒的な試合運びで1位通過。

 

イーヤオ・ワン(CHN) WSL / Tim Hain

 

佐藤李と清水ひなたが2位争いを演じたが、ラストウェイブで4位の中国のニューカマーのイーヤオ・ワン(CHN)がヒート・ハイエストの6.83をスコアし大逆転で2位でファイナルへ勝ち進んだ。

 

 

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H2では池田美来が開始早々に大きなスプレーをあげる目の覚めるようなバックハンドを披露。8.17というエクセレントスコアをマークする。さらにバックアップを4.33とした池田は2位以下に大差をつけて試合を進める。

 

後半に入り川瀬心那はコンパクトながらセクションのある波でターンを繰り出し、6.17をスコアして2位に浮上。清水ひなのを逆転する。好調な池田は最後に2本目のエクセレント8.10をスコア。トータル16.27を叩き出し、2位以下をコンビネーションに追い込んでの圧勝。川瀬とともファイナルへ勝ち進んだ。

 

 

男子プロジュニア・セミファイナル

 

金沢太規 WSL / Tim Hain

 

男子のプロジュニア・セミファイナルH1では、日本の佐藤利希が、インドネシアのブロンソン・メイディ、ウェスティン・ハースト、マデ・マヘンドラと対戦。ブロンソン・メイディは、ミディアムサイズの波でも、伸びのあるボトムターンからクリティカルなトップターンを繰り出し、6.33という高得点を叩き出す。

 

後半に入りバックアップを5.50としてリードを広げるメイディ。4位を強いられた佐藤だったが、ヒート終盤にソリッドなバックハンドターンで6.23をスコアして3位に浮上。残り時間5分を切ってニード3.37まで追い上げたが、そこまで惜しくも佐藤は3位で敗退となった。

 

マデ・アリヤナ WSL / Tim Hain

 

 

H2では酒井仙太郎、白井翔、金沢太規が、パジャールことマデ・アリヤナと対戦。スローな展開にしびれを切らしたパジャールはインサイドの波でシャープなサーフィンを披露し、4,33をスコア。ビッグセットを掴んでは高速ターンで4.83をスコアしてトップに躍り出る。金沢は5.83をスコアして2位につける。

 

後半に入り、セットを狙った金沢がバックハンドでパワフルなターンを繰り出してバックアップを4.13に塗り替えて2位のポジションを固める。3位の酒井はニード5.54だが、セットは入らず。金沢が2位で日本男子唯一のファイナル進出。酒井と白井は惜しくもここで敗退となった。

 

男子プロジュニア・ファイナル

女子プロジュニア・ファイナル

 

その後、男女QSのラウンド1が行われ、男子QS5000のH1に藤本世音、H3に小笠原由織、森友二、H7白井翔、H8安室弦が登場。

藤本世音は2位でラウンドアップ。森友二と小笠原由織はワンツーでラウンドアップ。白井翔はトップ通過。安室弦はジョシュ・カーについで2位で勝ち上がった。

 

 

男子QS5000ラウンドオブ128は、H2藤本世音、H3鈴木一歩、H5平原颯馬、山本来夢、森友二、H6田中透生、和氣匠太朗、小笠原由織、H11井上龍一、H12岡野漣、H13山中海輝、本郷拓弥、白井翔、H14渡邉壱孔、酒井仙太郎、H15森大斗、堀越類、H16安室弦。

 

女子QS5000ラウンドオブ64は、H1脇田紗良、H2馬庭彩、庄司梨花、H3野中美波、H4中塩佳那、川瀬心那、H8大村奈央、H9松山黎音、H10清水ひなの、H12佐藤李、H13都筑有夢路、鈴木莉珠、H14松田詩野、芳田花瑚、清水ひなた、H15都築虹帆、H16池田美来

 

 

 

オフィシャルサイト:

QS5000 & Pro junior Krui Pro

5月28日 – 6月4日
Ujung Bocur, Krui, Indonesia