ISAは2024年パリオリンピックでのサーフィン競技にプロテクターとしてのヘッドウェアの着用を推奨

チョープーでの2023年ISAアスリート・トレーニングキャンプに参加したレイラニ・マクゴナグル(CRC)。Photo: Javi Postigo

カーディフ、アメリカ -2024年5月23日

来たる2024年パリ・オリンピックを前に、国際サーフィン連盟(ISA)は、サーフィン競技に出場する選手がタヒチのチョープーで波に乗る際、頭部を保護するヘッドウェアの着用を推奨していることを発表した。

 

この勧告は、ISAのアスリート&メディカル・コミッションとの協議を受けたもの。タヒチのチョープーは、特有のサーフコンディションを作り出すリーフブレイク。太平洋のスウェルが浅いリーフにストレートに押し寄せて、世界の想像力をかきたてるバレルライドを生み出す。

 

チョープーの波では、長年にわたって数々の国際的なサーフィン・イベントが開催され、世界中のサーファーからリスペクトされているが、開放的な自然環境の中で行われるアクション・スポーツの多くがそうであるように、波はアスリートにとって危険な要素も含んでいる。

 

特別にデザインされたヘッドウェアは、怪我から身を守り、リスクを軽減する。ヘルメットの着用は義務ではないため、サーファー個人の判断となるが、ISAは選手の健康と安全を確保するため、ヘルメットの着用を推進している。

 

 

日本代表の稲葉玲王は、今は亡き日本が世界に誇るパイプライナー小川直久が愛用していたシルバーバレットのデザインと同じヘルメットで、2024年パリオリンピックの舞台であるタヒチのチョープーの波に挑むことを発表している。

 

SA会長のフェルナンド・アギーレ:

「チョープーの素晴らしい波は、世界の大自然の驚異のひとつです。オリンピックを通じて、世界中の何十億という人々にこの素晴らしい場所を紹介できることをとても嬉しく思います。選手の健康と安全は私たちの最優先事項であり、組織として、サーファーに保護ヘッドウェアの使用を強く推奨します。」

 

パリ2024オリンピックのサーフィン競技は、開会式翌日の7月27日から8月5日までの大会期間内で実施される。https://olympics.com/ja/paris-2024/schedule/surfing