女子ベスト4、男子ベスト8が決定。レジェンドヒートも開催。CS第2戦GWMシドニー・サーフ・プロ

レジェンドヒート写真 左から右】ダミアン・ハードマン、ロブ・ベイン、ローラ・エネヴァー、トム・キャロル、ネイザン・ヘッジ。Credit: © WSL / Matt Dunbar

ノース・ナラビーン、シドニー、ニュー・サウス・ウェールズ、オーストラリア(2024年5月13日月曜日)2024ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャレンジャー・シリーズ(CS)の第2戦である、GWMシドニー・サーフ・プロ presented by Bonsoyは大会5日目。昨日クオーターファイナルを戦う男女ベスト8が決まり、本日はノース・ナラビーンで女子のセミファイナル進出者が決定した。

 

HIGHLIGHTS Day 5 // GWM Sydney Surf Pro Presented By Bonsoy

 

 

予想通り、クロスオンショアの風は朝から強まり始め、明日の朝は風が弱まることが予想されるため、イベントはスタンバイとなり、より良いコンディションが予想される朝に再度コールされることになった。

 

女子のセミファイナリストが決定

 

ナディア・エロスターベ(EUK)© WSL / Cait Miers
ナディア・エロスターベ(EUK)© WSL / Matt Dunbar

 

今日のオープニング・ヒートでは、ナディア・エロスターベ(EUK)がヴァヒネ・フィエロ(FRA)に勝利し、シドニーのセミファイナル進出を決め、キャリアベストに並ぶ成績を確定した。

ロー・タイドのタフなマッチアップの中、エロスターベはヒートのベスト・ウェイブを見つけ、11.50の2ウェイブ・コンビネーション(20点満点)をスコアして勝利。エロスターベは、コンペティション再開後のセミファイナル1でヤングガンのエリン・ブルックス(HAW)と対戦する。

 

エリン・ブルックス(HAW) © WSL / Cait Miers
エリン・ブルックス(HAW)© WSL / Matt Dunbar

 

ブルックスは、クオーターファイナル2で同じグーフィーフッターのアリッサ・スペンサー(USA)を下し、セミファイナルのスポットを獲得。ブルックスは序盤からヒートを支配し、ベテランのようにプライオリティを行使し、ヒートの大半はスペンサーがスコアを追う展開に。ブルックスはチャレンジャー・シリーズ・イベント・ファイナル3連勝に向けて一歩前進した。

 

「あのヒートは超タフでした。」とブルックスが語った。「波があまり良くなくて、ヒート中ずっと一進一退でした。最後に波が来て、アリッサが波に乗れば、彼女は素晴らしいサーファーなので、簡単に勝てるだろうと思っていました。

先週の優勝をセミファイナルでバックアップ出来たのはいい気分だけど、CTにクオリファイするのがどれだけ難しいかは分かっているから、長い1年だからあまり深く考えていないません。

ヒートではよりアグレッシブに戦えるようになったのでうれしいです。以前はもっと消極的だったけれど、ライバルをプッシュしたり、もう少し相手に食らいついたりできるようになりました。」

 

 

イザベラとサリー、ナラビーンでのファイナル・デイ再戦をセットアップ

 

サリー・フィッツギボンズ(AUS) © WSL / Matt Dunbar
サリー・フィッツギボンズ(AUS): © WSL / Cait Miers

 

イザベラ・ニコルズ(AUS)とサリー・フィッツギボンズ(AUS)は、昨年のGWMシドニー・サーフ・プロ・ファイナルの再戦をセットアップ。チャンピオンシップ・ツアー(CT)に参戦していた2人は、競技再開後のセミファイナルで対戦する予定だ。

フィッツギボンズは、ベラ・ケンワーシー(USA)とのクオーターファイナルのヒートで、再び切れ味を見せ、今日最も高いヒートトータル15.43をスコアして勝利を決めた。

 

イザベラ・ニコルズ(AUS)© WSL / Matt Dunbar
イザベラ・ニコルズ(AUS): © WSL / Cait Miers

 

ニコルズは、今日最後のヒートでフォーム・サーファーのヨランダ・ホプキンス(POR)と対戦。ニコルズは、じっくりと波を待ち7.00をスコアしてパワフルでクリティカルなスナップを連発し、ヒート・トータルで13.60をスコアして、チャレンジャー・シリーズ・シーズン2度目のセミファイナル進出を決めた。

ニコルズもまた、ここシドニーで連勝を狙うが、そのためにはまたしても絶好調のフィッツギボンズに打ち勝つ必要がある。

 

ノーザン・ビーチのアイコン、ボンソイ・レジェンド・ヒート開催。

 

レジェンドヒート写真 左から右】ダミアン・ハードマン、ロブ・ベイン、ローラ・エネヴァー、トム・キャロル、ネイザン・ヘッジ。Credit: © WSL / Matt Dunbar

 

昨日のラストヒートでは、ノーザン・ビーチのサーフィン・アイコン達がノース・ナラビーンのラインナップを占拠し、40分間のスペクタクルを繰り広げた。

 

 

2018年グランドマスターズ世界チャンピオンのロブ・ベインをはじめ、2度の世界チャンピオンのトム・キャロル、元CTコンペティターでビッグウェーブ世界記録保持者のローラ・エネバー、2度の世界チャンピオンでノース・ナラビーン・ボードライダーズ・クラブ会長のダミアン・ハードマン、そしてCTイベント勝者のネイザン・ヘッジが出場し、大いに盛り上がりを見せた。

 

ネクストコールは明日、5月14日(火)午前7時15分(オーストラリア東部標準時)。

 

 

GWMシドニー・サーフ・プロ Presented By Bonsoy

女子クオーターファイナル結果:
HEAT 1:ナディア・エロスターベ(EUK)11.50 DEF. ヴァヒネ・フィエロ(FRA)8.50
HEAT 2:エリン・ブルックス(CAN)11.90 DEF. アリッサ・スペンサー(USA)10.50
HEAT 3:サリー・フィッツギボンズ(AUS)15.43 DEF. ベラ・ケンワーシー(USA)13.00
HEAT 4:イザベラ・ニコルズ(AUS)13.60 DEF. ヨランダ・ホプキンス(POR)11.33

女子ウイメンズ・セミファイナル・マッチアップ:
HEAT 1:ナディア・エロスターベ(EUK) vs. エリン・ブルックス(CAN)
HEAT 2:サリー・フィッツギボンズ(AUS) vs. イザベラ・ニコルズ(AUS)

男子クオーター・ファイナル・マッチアップ:
HEAT 1:イアン・ゴウベイア(BRA) vs. ミゲール・プポ(BRA)
HEAT 2:アレホ・ムニーツ(BRA) vs. サミュエル・プポ(BRA)
HEAT 3:イーライ・ハンネマン(HAW) vs. ジョーダン・ローラー(AUS)
HEAT 4:タロー・ワタナベ(USA) vs ガティエン・デラヘイ(FRA)

詳細はWorldSurfLeague.comをご覧ください。

 

大会オフィシャルサイト:

GWM Sydney Surf Pro  Presented By Bonsoy