スナッパー・ロックス、クイーンズランド、オーストラリア(2024年5月4日土曜日)-エリン・ブルックス(カナダ)とマイキー・マクドナー(AUS)は、2024年ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャレンジャー・シリーズ(CS)の第1戦である「Bonsoy Gold Coast Pro presented by GWM」で優勝。
スナッパーロックスの3~4フィートのクリーンなエピック・コンディションとなったアクション満載のファイナル・デーで、2人は素晴らしいパフォーマンスを披露した。
16歳のエリン・ブルックス、パーフェクト10をスコアして優勝。
16歳のエリン・ブルックス( CAN)は、スナッパーロックスでエピックな優勝を決め、2024年チャレンジャーシリーズをパーフェクトな形でスタートを切った。
これはブルックスにとってチャレンジャーシリーズ2勝目となり、チャンピオンシップ・ツアーへのクオリファイを目指す彼女は、チャレンジャー・ランキングをリードする。
「勝てて本当に気分が良いです」と語ったブルックス。「ルアナ(シルバ)もお疲れ様。最後は彼女にやられると思っていました。ヒートではミスが多かったので、勝てて嬉しいです。
目標は良いサーフィンを続けることで、次のノース・ナラビーンでのイベントが本当に楽しみ。次のノース・ナラビーンはレフトで、自分はレフトが好きだし、フィジーで1ヶ月間、フロントサイドのトレーニングをしたばかりだから、この調子で頑張りたいと思います。
ファイナルでブルックスは、ここ数日絶好調だったブラジルのルアナ・シルバと対戦。シルバがファイナル最初のスコアをドロップしたものの、ブルックスは序盤から試合をコントロールし、オープニングライドで8.00ポイント(10点満点)のエクセレントスコアをマーク。シルバはミッドレンジのスコアを記録しながらも、ブルックスのヒートトータル13.90点(20点満点)を上回ることはできなかった。
優勝したブルックスは、セミファイナル1でイザベラ・ニコルズ(AUS)と対戦し、スーパー・ディープ・バレル・ライドでパーフェクト10ポイントをスコア。
この天才的な若手グーフィーフッターは、深く飛び出し深いポジションからテイクオフし、レールを掴んで巨大なピットへプルイン、 完全に姿を消した後、物凄いスピットとともにバレルをメイク。
ブルックスはそのまま3ターンを決め、パーフェクトを達成。これは今大会2つ目のパーフェクトスコアであり、女子のチャレンジャーシリーズでは史上2人目、そしてブルックスにとってはキャリア初のパーフェクトスコアとなった。
「コンテストでは最高のバレルになりました」と語ったブルックス。「自分が思っていたよりもずっと大きかったです。あの波をゲットした人がヒートに勝つと思っていました。それほどパーフェクトなバレルでした。」
レノックス・ヘッドのマイキー・マクドナーがキャリアベストのCS初優勝
レノックス・ヘッド・ローカルのマイキー・マクドナー(AUS)は、今日のスナッパーロックスで、彼のキャリアで最も大きな勝利を手に入れ、特にファイナルではイベント優勝者のサミュエル・プポ(BRA)を圧倒。
チャレンジャーシリーズ2シーズン目のマクドナーは、2023年のランキングを27位で終え、今中にCT入りを目指す22歳にとってパーフェクトなスタートとなった。
「これが現実なのかどうか、いまだにわかりません」と語ったマクドナー。 これまでクオーターファイナルに進出したことはなかったし、9位という結果ばかりだったから、勝てて本当にうれしい。
あのラウンドに入れば、鎖を解いて自分のサーフィンを見せられると思ったんです。長い1年だけど、こうしてスタートできたことにすごく興奮しているし、この調子で最終的なゴールにたどり着きたい」。
ファイナルでは、マクドナーが序盤から主導権を握り、ターンのたびに観客から歓声があがっていた。
マクドナーは最終的に2ウェイブ・トータルで15.43(20点満点)をマークし、プポにパーフェクトに近いスコアを要求。マクドナーのフロントサイドのパワーとフローは、スナッパーロックスの長いウォールにパーフェクトにマッチしていた。
ルアナ・シルバとサミュエル・プポが準優勝
サミュエル・プポ(BRA)は、ファイナルでリズムを掴めず、ゴールドコーストでの連勝はならなかったが、スナッパーロックスでの1週間を通して最も大きなスコアを記録し、このイベントで明らかに目立った選手の一人となった。
ファイナルに進出したプポは、クリティカルなスナップとパワフルなカーブを連発し、パーフェクトに近い9.73をマーク。ミッドシーズン・カットに届かず、1週間前にチャンピオンシップ・ツアーから降格したプポにとって、今日の準優勝は、2025年シーズンのCTへのリクオリファイを目指すプポにとって素晴らしい結果となった。
「また決勝に進出できて本当に感謝しています」と語ったプポ。「この2年間の最大の目標は、より安定した成績を残すこと。それが今の僕の最大の目標です。マイキー、おめでとう。彼がファイナルに残れたのは運が良かったからではなく、良いサーフィンをしていたから。
今はそれを大きな結果でバックアップするだけです。簡単ではないことは分かっています。いい結果だけど、まだやるべきことはたくさんあります。去年はほとんど予選で勝てなかったので、それをバックアップしなければならないことは分かっています。頑張ります」
プポと同様に、ルアナ・シルバ(BRA)も最近CTから降格し、大きな結果を求めてゴールドコーストにやってきた。チャレンジャーシリーズ初優勝には届かなかったものの、2位でのフィニッシュは貴重な結果であり、GWMシドニー・サーフィンに向けてのプレッシャーも軽減されるだろう。
「イベント全体を通しての自分のパフォーマンスに本当に満足しています」と語ったシルバ。「優勝を逃したから満足と言う訳ではなく、イベント全体を通しての落ち着きと自分のパフォーマンスを本当に誇りに思います。
まだ5つの大会が残っています。この1年は長い。ボードにはとても満足しています。今年素晴らしいボードを作ってくれたシャープアイとシャープアイ・オーストラリアに大感謝。ファイナルに進出できて、ただただ興奮しています」。
2024年チャレンジャー・シリーズのネクスト・ストップ: GWMシドニー・サーフ・プロ Presented by Bonsoy
2024年チャレンジャー・シリーズの次は、GWMシドニー・サーフ・プロ Presented by Bonsoy。大会は5月9日(木)から5月16日(木)の期間で開催。大会の模様は、WorldSurfLeague.comと無料のWSLアプリで生中継されます。
Bonsoy Gold Coast Pro Presented by GWM 女子ファイナル結果:
優勝 – エリン・ブルックス(CAN)13.90
2位 – ルアナ・シルバ(BRA)12.57
Bonsoy Gold Coast Pro Presented by GWM男子ファイナル結果:
優勝 – マイキー・マクドナー(AUS)15.43
2位 – サミュエル・プポ(BRA)12.93
女子セミファイナル結果:
HEAT 1:エリン・ブルックス(CAN)16.83 DEF. イザベラ・ニコルズ(AUS)10.63
HEAT 2:ルアナ・シルバ(BRA)14.17 DEF. サリー・フィッツギボンズ(AUS)11.90
男子セミファイナル結果:
HEAT 1:マイキー・マクドナー(AUS)14.66 DEF. ジョシュ・バーク(BRB)11.33
HEAT 2:サミュエル・プポ(BRA)16.10 DEF. ジョージ・ピター(AUS)14.00
Bonsoy Gold Coast Pro Presented by GWM 女子クオーターファイナル結果:
HEAT 1:エリン・ブルックス(CAN)13.67 DEF. ナディア・エロスターベ(EUK)10.10
HEAT 2:イザベラ・ニコルズ(AUS)16.46 DEF. メイシー・キャラハン(AUS)10.34
HEAT 3: ルアナ・シルバ(BRA)13.83 DEF. ブロンテ・マコーレー(AUS)13.77
HEAT 4:サリー・フィッツギボンズ(AUS)10.73 DEF. アリッサ・スペンサー(USA)10.53
男子クオーターファイナル結果:
HEAT 1:ジョシュ・バーク(BRB)15.83 DEF. ジョアオ・チアンカ(BRA)11.16
HEAT 2:マイキー・マクドナー(AUS)13.77 DEF. ダコダ・ウォルターズ(AUS)12.77
HEAT 3:サミュエル・プポ(BRA)12.23 DEF. イアン・ゴウベイア(BRA)9.93
HEAT 4:ジョージ・ピター(AUS)17.00 DEF. マイケル・ロドリゲス(BRA)15.17
詳細はWorldSurfLeague.comをご覧ください。
Gold Coast, Queensland, Australia