GEOFF McCOY
28/6/1944 – 22/4/2024
サーフボードデザインの巨匠、ジェフ・マッコイがバイロンベイで79歳の生涯を閉じた。様々なシェイパーの下で働いた後、最終的に1970年にシドニーにあるブルックヴェールに自身の工場を構え、マッコイ・サーフボードをオープンした。
マッコイのサーフボードは革新的で斬新なデザインで知られ、ワイドテールにティアドロップシェイプの「Lazor Zap」は、シェーン・ホランが2度のワールドタイトル争いで使用し、世界的に注目を集めた。
また、ラウンドノーズとラウンドテールのスラスター「ナゲット」モデルも人気を博した彼のサーフボードデザインの一つ。
この時代に活躍した数多くのプロたちがマッコイのサーフボードを使用。元女子世界チャンピオンのパム・バーリッジもその一人で、彼女はインスタグラムで「とても悲しいです。彼はサーフィン界のパワフルな人物で、マッコイ・チームはホットショットが集まるような場所でした。あの若い頃にサーフィンの人生という夢に私を導いてくれたことに感謝します。ご冥福をお祈りします」。
70年代後半から80年代前半にかけて、マッコイのサーフボードは世界的に販売されるようになったが、1984年にマネージャーの裏切りによって50万ドル近くを失い、彼のキャリアは壊滅的な打撃を受けた。
このような困難にもかかわらず、マッコイは自分の技術を絶やすことなく、利益よりも情熱に突き動かされながら、ツイード・ヘッズの小さな工場でボードのシェイプを続け、彼はサーフ・コミュニティーの中でたくましく、愛される人物であり続けた。
彼のご冥福をお祈りいたします。
GONE SURFIN’ FOREVER
KEEP SURFIN’
GEOFF McCOY
28/6/1944 – 22/4/2024