高橋花音と井上龍一がラウンドアップ。WSLアジア最終予選となるQS5000イベント大会2日目

高橋花音

ニューカッスル、ニューサウスウェールズ州、ミアウェザー・ビーチ(2024年3月12日火曜日)オーストラリア/オセアニア/アジア地域の’23/’24シーズン最終QSイベントである、ワールド・サーフ・リーグ(WSL)クオリファイング・シリーズ(QS)5000「Burton Automotive Pro & Newcastle Racecourse Women’s Pro」大会2日目。

 

メレウェザー・ビーチに流れ込んだクリーンでグルーミングされた3~4フィートのスウェルにより、レフトのロング・ウォールを中心に多くの高得点がスコアされた。女子はラウンドオブ64が行われ、午後には男子のラウンドオブ96の最初の8ヒートが終了となった。

 

 

前回のセントラルコースト・プロQS3000でクオーターファイナルに進出したばかりのオセアナ・ロジャース(AUS)は、ラウンドオブ64で力強いオープニングを飾った。ニューサウスウェールズ州サウスコースト出身の19歳は、ライトではバックハンドを、レフトではフォアハンドを駆使し、両方向で破壊的なパフォーマンスを発揮した。

 

オセアナ・ロジャース(AUS)WSL / Anderson
オセアナ・ロジャース(AUS)WSL / Anderson

 

ヒート後半、ロジャースは絶対的なグッドウェイブを見つけ、掘れたレフトのセクションで2度のターンをメイクし、女子のシングルウェイブ・ベストスコアとなる7.83をスコアした。

「とても楽しかったです」とロジャースは言った。「最初は2本いいスコアが出たと思うんです。でも、この波で自分のアドバンテージを伸ばせると思ったし、本当に楽しい波になりました。 」

 

ノア・アークフェルドWSL / Anderson
ノア・アークフェルドWSL / Anderson

 

シャルガオ島のノア・アークフェルド(フィリピン)は、この日唯一のエクセレントスコア、そしてQSキャリア初のエクセレントスコアを獲得。オーストラリアでのQSは2度目となるアーフェルドは、この日の技を決めた後、興奮を抑えきれない様子だった。

「とても気持ち良かったです。あのエアを決めることができて興奮しました。普段の試合では主張しないんだけど、でも、あの技はどうしても決めたかったんです。とても楽しくて、興奮しています。」

 

シェーン・ドリアンの息子であるジャクソン・ドリアンWSL / Anderson
オッキーの息子であるジェイ・オクルーポWSL / Anderson

 

 

女子R64では、H5高橋花音、H6松野杏莉、斎藤麗が登場。

 

高橋花音
高橋花音
高橋花音
高橋花音

 

高橋花音は、ヒートスタートから果敢にチャージ。バックハンドとフォアハンドでビッグターンを披露。対戦相手のオセアナ・ロジャースがハイスコアを叩き出してトップを独走する中、高橋も2位でラウンドアップを決めた。H9の松野と斎藤は惜しくもラウンドアップならず。

 

松野杏莉
松野杏莉
斎藤麗
斎藤麗

 

男子R96では、H1矢作紋乃丞、H2黒川楓海都、H3井上龍一が登場。

 

矢作紋乃丞
矢作紋乃丞

矢作のヒートではフィリピンのアークフェルドが凄まじいエアリバースでエクセレントをマーク。矢作はスコアを伸ばせない中で最後はインターフェアで敗退。

 

黒川楓海都
黒川楓海都

黒川は良い波を掴んで、綺麗なバックハンドを披露したが、リスキーな一発を決めることが出来ず。スコアが伸ばせないまま惜しくも敗退となった。

井上龍一
井上龍一
井上龍一

 

井上龍一は、昨日大活躍したヒューイ・ヴォーンらと対戦。井上はスタートから果敢に攻め、ヒートを終始リード。ラストにヒューイに逆転されるも2位でラウンドアップを決めた。

 

明日の大会3日目は、男子のラウンドオブ96がヒート9〜16、女子のラウンドオブ48の8ヒートが行われる予定。

男子R96はH13須田喬士郎、H14萩田泰智、

女子のR48は、H1大村奈央、H2馬庭彩、H4池田美来、H5佐藤季、H6高橋花音。

 

 

2024 Burton Automotive Pro & Newcastle Racecourse Women’s Pro QS 5000は、2024年3月11日から17日まで開催される。詳細や結果、ライブ観戦については、WorldSurfLeague.comにアクセスするか、無料のWSLアプリをダウンロードしよう。