サンセット・ビーチ、オアフ、ハワイ、USA（2024年2月17日土曜日）-コンディションが整うのを1週間待って、ようやくスタートを切った、2024年ワールド・サーフ・リーグ（WSL）チャンピオンシップ・ツアー（CT）第2戦、ハーレープロ・サンセット・ビーチ。
スウェルは幾分落ち着き、ソリッドな6～8フィートのライトがサンセット・リーフを力強くヒット。本日は男子のオープニング・ラウンドからスタート、その後男子のエリミネーション・ラウンドが行われる。女子はオフ。
先週のパイプラインでの開幕戦が終了した後、今日の大会はスタートで出遅れたサーファーにとっては2度目のチャンスとなり、シーズン序盤の好調なサーファーにとっては勢いを試す大会となる。
パイプラインで１７位という結果に終わった日本の五十嵐カノアにとっては、巻き返しを図りたい第２戦。2022年に行われたサンセットの試合では見事準優勝を果たし、昨年も９位でフィニッシュしたカノア。ここでの戦い方も十分に理解している。
本日はH7でヤゴ・ドラ（BRA）、フレデリコ・モライス（POR）という強豪と対戦したカノアは、スタートから数少ないサンセットのバレルを見つけ出してメイク。エクセレントに近い7.33をスコアし、ヒートをリードした。後半にはバックアップの3.67をスコアして、１位でブラケット・ステージのラウンドオブ３２へ勝ち上がった。
「今シーズン初めてのインタビューなんですけど。笑、去年もちょっと難しい一年だったんですが、今年はリセットして頑張ります。みなさんから毎日毎日ポジティブなメッセージを送ってもらって、それがモチベーションになっています。
この調子を続けて、この大会に勝つということよりも、一つ一つのヒートに集中して、頑張りたいと思います。」とカノアが言った。
「今日のヒートは、コンディションが難しい方でした。去年のこのイベントでは、それほど良い成績を残せなかったので、去年とちょっと違った感じにしようと思って、板も替えたし、ヒートの戦略とかも変えたんです。
なるべく波に乗ろうとしています。でも、そこはバランスで、乗り過ぎて、変な波に乗って点数が出ないこともあるので。バランスを上手くとって、ジェイク・パターソンともヒート前に波を見て話してます。これからも応援よろしくお願いします。」
前回のパイプでは３位入賞と素晴らしいスタートを切ったH 1に登場したコナー柄沢オレアリー（JPN）は、イマイカラニ・デヴォルト（HAW）、ケイド・マトソン（USA）と対戦。得意のバックハンドでチャージを続け、ヒート後半にトップへ。最後にイマイに逆転されてトップを奪われるも２位でラウンドアップを決めた。
ハーレープロ・サンセットビーチ男子オープニング・ラウンドのマッチアップ：
HEAT 1：コナー・オレアリー（JPN）、イマイカラニ・デヴォルト（HAW）、ケイド・マトソン（USA）
ヒート2：ジャック・ロビンソン（AUS）、クロスビー・コラピント（USA）、デイビッド・シルバ（BRA）
HEAT 3：バロン・マミヤ（HAW）、カイオ・イベリ（BRA）、ケリー・スレーター（USA）
HEAT 4：ジョン・ジョン・フローレンス（HAW）、ジェイク・マーシャル（USA）、キアヌ・アシン（HAW）
HEAT 5：グリフィン・コラピント（USA）、セス・モニーツ（HAW）、ブロディ・セール（HAW）
HEAT 6：イーサン・ユーイング（AUS）、和井田リオ（INA）、カイ・レニー（HAW）
HEAT 7：ヤゴ・ドラ（BRA）、五十嵐カノア（JPN）、フレデリコ・モライス（POR）
HEAT 8：レオナルド・フィオラバンティ（ITA）、カラム・ロブソン（AUS）、コール・ハウシュマン（USA）
HEAT 9：ガブリエル・メディーナ（BRA）、マシュー・マクギリブレー（RSA）、イーライ・ハンネマン（HAW）
HEAT 10：イアン・ジェンティル（HAW）、イタロ・フェレイラ（BRA）、ジェイコブ・ウィルコックス（AUS）
HEAT 11：ジョーディ・スミス（RSA）、ミゲール・プポ（BRA）、サミュエル・プポ（BRA）
HEAT 12：ライアン・カリナン（AUS）、リアム・オブライエン（AUS）、ラムジ・ブーキアム（MAR）
詳細はWorldSurfLeague.comを参照のこと。
2024年チャンピオンシップ・ツアーの第２戦ハーレープロ・サンセットビーチは、大会期間を2024年2月12日（月）に開幕し、2月22日（木）までの大会期間で試合が行われる。大会の模様は、WorldSurfLeague.comと無料のWSLアプリで生中継されます。
