バンザイ・パイプライン、オアフ島、ハワイ、USA(2024年2月9日金曜日)-ワールド・サーフ・リーグ(WSL)2024チャンピオンシップ・ツアー(CT)の第1戦、レクサス・パイプ・プロ Presented by YETIは、オアフ島ノースショアにある世界的に有名なバンザイ・パイプラインで、女子のエリミネーション・ラウンドとラウンド・オブ16が終了した。
エリミネーション・ラウンドでは、5度の世界チャンピオンに輝き、今大会の優勝候補でもあるカリッサ・ムーア(HAW)が早々に敗退。同時に、次世代の若手選手たちが今シーズン最初のイベントでファイナルシリーズに向けて大きく前進した。
いよいよ明日がファイナルデイ。波もサイズアップが期待されており、クライマックスを迎える。
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パイプで優勝経験のあるムーア、モアナ・ジョーンズ・ウォン(HAW)、タイラー・ライト(AUS)の全員が敗退し、明日の表彰台は新しい顔ぶれになることが確実となった。
モリー・ピックラム、2024年のスタートでクオーターファイナル進出
オーストラリアのモリー・ピックラムは、ラウンドオブ16で圧勝し、CTでの存在感を示し続けた。ピックラムは、再びバックドアのビハインド・ザ・カーテンを見つけ、エクセレントな8.17(10点満点)をスコアし、この日のシングルウェイブのトップスコアをたたき出し、今日の最高のヒート・トータル15.50(20点満点)でルーキーのアリッサ・スペンサー(USA)を退けた。
「ただ、いいエネルギーを感じている」とピックラムが言った。「波はやってくるし、それに乗る準備は出来ています。もちろん、多くの時間を費やしました。水中でリーフを見たり、リーフの上で多くの時間を過ごしたんです。波が来てくれて、とても嬉しいし、恵まれていると思う。波が来続けることを願っています。」
CT期待の新鋭シマーズ、サクラ・ジョンソン、シルバが輝く
女子のラウンドオブ16の最初の数ヒートでは、波数も少なくチャンスは限られていたが、ケイトリン・シマーズ(USA)とタティアナ・ウェストン-ウェブ(BRA)は、それぞれイザベラ・ニコルズ(AUS)とサリー・フィッツギボンズ(AUS)を倒して勝ち上がった。元WSLファイナル5のサーファーたちは、シーズン序盤にファイナルズ・デイに進出することの重要性を知っている。
シマーズに加わえ、同胞のキャロライン・マークス(USA)は、ヒート5で2022年のイベント・ウィナーでパイプ・チャージャーのモアナ・ジョーンズ・ウォン(HAW)を抜き去った。
シマーズに加え、同胞のキャロライン・マークス(USA)は、ヒート5で2022年のイベント・ウィナーであり、パイプ・チャージャーのモアナ・ジョーンズ・ウォン(HAW)を下した。マークスは今日、パイプで過去最高のフィニッシュを決め、イベント最大の脅威の1人を倒したことで、現在の世界No.1である彼女のリードを確立する絶好のチャンスを得た。
「明日は波がとても良くなると思うので、とてもエキサイティングですね。本当に良いサーフィンをして、数人しかいないパイプを楽しみたい」とマークスは語った。「波についてもっと勉強して、良いショーをしたい。ファイナルズ・デイに興奮しているし、明日は準備万端で臨むつもりです」。
波が良くなり始めると、ルアナ・シルバ(BRA)がバックドアのラインナップからクリーンで大きめのバレルを見つけ出し、高得点をたたき出した。ブラジリアンは美しいチューブにロックしたが、リップが彼女のボードに落ち、出口寸前で潰された。しかし最終的に、彼女はターンをメイクし、2度の世界チャンピオンに輝いたタイラー・ライト(AUS)を下し、ベスト8進出を決めた。
「最もまとまりのないヒートでした」とシルバは言った。「ヒートを勝ち上がれて本当に嬉しいです。昨年、特にカットの翌年は、精神的に最も難しい年だったと思います。今は精神的にも肉体的にも準備万端だし、全力を尽くす準備はできています。今年はいいスタートが切れた感じですね。」
カリッサ・ムーアとレイキー・ピーターソンがエリミネーション・ラウンドで敗退。
この日、5度のワールド・チャンピオンに輝いたカリッサ・ムーア(HAW)は、エリミネーション・ラウンドで敗れ、17位で早々にイベントから姿を消した。
ムーアは辛抱強くラインナップで波を待ち、バレルがやって来るのを期待したが、耐え難いほどスローなヒートは、ハワイアンにとって大きなチャンスを1度しか与えなかった。バックドアではフォアハンドでチューブにプルインしたが、出口でリップに阻まれ、ライディングを完了することが出来なかった。
ムーアは最近、チャンピオンシップ・ツアーでのコンペティティブ・サーフィンから離れることを発表し、次は2024年パリ・オリンピックを前に、タヒチのチョープーで開催されるSHISEIDOタヒチ・プロにワイルドカードで出場する予定だ。
レイキー・ピーターソン(USA)もまた、クオーターファイナルでタティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)と対戦し、危険なエリミネーション・ラウンドの犠牲となった。ピーターソンは、午前中の力のない波の中でマニューバーに果敢に挑んだが、惜しくもヒート3位となった。ピーターソンは来週、ツアー第2戦がサンセット・ビーチでの巻き返すを目指す。
今日のLexus Pipe Pro Presented by YETIのハイライトはWorldSurfLeague.comをご覧ください。
Lexus Pipe Pro Presented by YETI
女子エリミネーション・ラウンド結果:
HEAT 1:ベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)6.33 DEF. イザベラ・ニコルズ(AUS)5.43、カリッサ・ムーア(HAW)2.37
HEAT 2:タティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)7.50 DEF. インディア・ロビンソン(AUS)6.73、レイキー・ピーターソン(USA)5.80
女子ラウンドオブ16結果:
HEAT 1:ケイトリン・シマーズ(USA)9.40 DEF. イザベラ・ニコルズ(AUS)6.73
HEAT 2:タティアナ・ウェストン-ウェブ(BRA)10.07 DEF. サリー・フィッツギボンズ(AUS)9.34
HEAT 3: ルアナ・シルバ(BRA)7.53 DEF. タイラー・ライト(AUS)7.10
HEAT 4:ブリサ・ヘネシー(CRC)8.67 DEF. ガブリエラ・ブライアン(HAW)7.86
HEAT 5:キャロライン・マークス(USA)8.34 DEF. モアナ・ジョーンズ・ウォン(HAW)5.30
HEAT 6:ベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)9.83 DEF. ソイヤー・リンドブラッド(USA)7.60
HEAT 7:モリー・ピックラム(AUS)15.50 DEF. アリッサ・スペンサー(USA)6.04
HEAT 8:ジョアン・ディフェイ(フランス)8.67 DEF. インディア・ロビンソン(AUS)8.00
女子クオーターファイナル・マッチアップ:
HEAT 1:ケイトリン・シマーズ(USA)対タティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)
HEAT 2:ルアナ・シルバ(BRA)対ブリサ・ヘネシー(CRC)
HEAT3: キャロライン・マークス(USA)対ベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)
HEAT 4:モリー・ピックラム(AUS)対ジョアン・ディフェイ(FRA)
男子クオーターファイナル・マッチアップ
HEAT 1:イーサン・ユーイング(AUS)対コナー・オレアリー(JPN)
HEAT 2:ジョーディ・スミス(RSA)対バロン・マミヤ(HAW)
HEAT 3:イアン・ジェンティル(HAW)対イマイカラニ・デヴォルト(HAW)
HEAT 4:ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)対レオナルド・フィオラバンティ(ITA)
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