浜瀬海、井上鷹、秋本祥坪、田岡なつみ、吉川広夏、井上楓がバレアー・プロ男子ベスト8、女子ベスト4進出。

井上楓(JPN)は、自己ベストとなる17.10のLQSヒート・トータルで、バレアーでのキャンペーンを開始 WSL / Abdel Elecho

フィリピン、バレアー、サバン・ビーチ(2024年2月4日日曜日)

ワールド・サーフ・リーグ(WSL)アジア・パシフィック(APAC)によるアジア・リージョンのフィリピン・レッグ第2戦となる記念すべき第1回大会となるバレアー・インターナショナル・プロ大会4日目。

本日も2~3フィートのグラッシーな波がサバン・ビーチにブレイクし、ロングボードのLQS1000の女子のラウンドオブ16からスタート。そして男子ラウンドオブ16終了後、1時間のブレイク後に女子クオーターファイナルが行われ、男子ベスト8、女子ベスト4が決定した。

LQS女子では、ラウンドオブ16からH1にランキングトップの田岡なつみと吉川広夏が同じヒートで対戦。吉川が2本の7ポイントをスコアして最後までヒートをリードしたが、最後に田岡がハングテンを含む軽やかなコンビネーションで、8.65と8.00という2本のエクセレントをスコアして逆転。吉川広夏と共にクオーターへ勝ち進んだ。

井上楓 WSL / Abdel Elecho
井上桜 WSL / Abdel Elecho

H2の井上桜も2位で勝ち上がり、H4ではラウニオンで優勝し、調子を上げてきている井上楓が登場。素晴らしいパフォーマンスを披露して8.70と8.40というエクセレントを2本揃えて、17.10という大会最高得点をマーク。圧倒的な強さで勝ち進んだ。

このヒートトータルは、彼女のLQSキャリアで最も高いヒートトータルで、彼女の目標であるロングボードツアークオリファイに向けて素晴らしいスコアと言えるだろう。

井上鷹 WSL / Abdel Elecho
秋本祥坪 WSL / Abdel Elecho

男子ラウンドオブ16に勝ち上がった塚本将也、秋本祥坪、井上鷹、浜瀬海の4名。同じヒートを戦った塚本と秋本。厳しい戦いを強いられたが秋本がラストウェイブで大逆転でダニー・ウィディアントに次いで2位でラウンドアップ。塚本は惜しくも敗退で13位でフィニッシュとなった。井上と浜瀬は安定の強さを見せて高得点でクオーターへ順当に勝ち進んだ。

1時間のブレイク後に行われた女子クオーターファイナルでは、田岡なつみと井上桜が対戦。田岡は8.05と7.90というエクセレントレンジのスコアをたたき出し、井上桜をコンビネーションに追い込んでの圧勝。

吉川広夏 WSL / Abdel Elecho
吉川広夏 WSL / Abdel Elecho

ヒート2では、吉川広夏がインドネシアのデア・ノヴィタサリと対戦。ヒートの前半セットが入らず、リードを許した吉川だったが、後半にしっかりとハングファイブ、クイックテン、ソウルアーチでエクセレント・スコアを連発。最後に8.25と7.50というベスト2スコアを固めて圧勝とした。

ヒート3ではデイジー・バルデスが、マラ・ロペスに対し、終了間際にブザービーターを決め勝利。ヒート4では好調な井上 楓が、アシュリー・ロペスを下して、セミファイナル進出を果たしている。

浜瀬海 WSL / Abdel Elecho
浜瀬海 WSL / Abdel Elecho
浜瀬海

 

 

男子クオーターファイナルが再開されれば、秋本祥坪はヒート 1で強豪ロジェリオ・ジェイアール・エスキヴェルと対戦。ヒート2でダニー・ウィディアントがRJチコ・ロペスと対戦。

ヒート3で井上鷹がジェイアールの弟ジューン・エスキヴェルと対戦。ヒート4で浜瀬海がロジャー・カソガイと対戦する。

 

女子のセミファイナルが再開されれば、ヒート1で田岡なつみ VS 吉川広夏、ヒート2ではデイジー・バルデス VS 井上 楓のマッチアップとなる。

QS3000が再開されれば男子セミファイナルのヒート1で大原洋人と大音凛太、ヒート2でケトゥ・アグスと安室丈、女子セミファイナルのヒート1で都築虹帆と脇田紗良、ヒート2で都筑有夢路と野中美波のマッチアップとなる。

 

明日の大会5日目は全ディビジョンがスタンバイ。現地時間7時コール。日本時間8時コール。

 

詳細については、WorldSurfLeague.comをご覧ください。

 

 オフィシャルサイト:Baler International Pro

オフィシャルサイト:Baler International Pro LQS