バレアー・インターナショナル・プロ大会3日目は、ロングボードのLQS1000の男女がスタート。

浜瀬海 WSL / Abdel Elecho

フィリピン、バレアー、サバン・ビーチ(2024年2月3日土曜日)

ワールド・サーフ・リーグ(WSL)アジア・パシフィック(APAC)によるアジア・リージョンのフィリピン・レッグ第2戦となるバレアー・インターナショナル・プロ大会3日目は、2~3フィートの美しいグラッシーな波がサバン・ビーチにロング・ウォールをもたらし、ロングボードのLQS1000の男女がスタート。男女ともラウンドオブ16を戦う16名に絞られた。

 

 

同時開催のQS3000は昨日までにセミファイナルを戦う男女それぞれ4名が決定しており、本日は試合は行われなかった。

 

ジェイアール WSL / Abdel Elecho

 

前回のラウニオンでの優勝者であるフィリピンのトップサーファーであるジェイアール・エスキヴェル、インドネシアのダニー・ウィディアントの二人がエクセレント・ヒートでラウンドアップ。

 

過去にエントリーした3つのLQSイベント全てに勝利し、パーフェクトな記録を伸ばそうとしているロジェリオ・ジェイアール・エスキヴェル(PHL)は、今回も好調な滑り出しを見せ、これまでのイベントで最も高いヒート・トータル16.55(20点満点)を記録し、ラウンドオブ16に進出。

 

ダニー・ウィディアントWSL / Abdel Elecho

 

一方、エスキヴェルと共にショートボードとロングボードの両ディビジョンに出場しているダニー・ウィディアント(INA)は、この日最も長くクリティカルなノーズライドを成功させ、ロングボード人生初のエクセレントなヒートトータルを記録した。

 

ダニー・ウィディアントWSL / Abdel Elecho

 

「少し風が強くて波は少しハードでしたが、2本ほど良い波をゲットしました」と言ったウィディアント。「みんなと一緒だと楽しいですね。RJ(チコ・ロペス)もいい波をゲットしていたし。カイ(浜瀬)とJR(エスキヴェル)に勝ちたい。彼らは僕のインスピレーションであり、アイドルなんです」。

 

終了間際のブザービーターでラウンド16進出を決めたフィリピン期待のジュニア、マラ・ロペス WSL / Abdel Elecho

 

ショートボードのQS 3000で早々に敗退した12歳のマラ・ロペス(フィリピン)は、LQSラウンドオブ20でブザービーターでリベンジを果たした。この有望なジュニア・サーファーは、スタイル、フロー、そして優雅さといったロングボードのクライテリアに見事にマッチし、最後の1分間で勝ち上がるために必要な波を見つけ、適応力を披露。

 

ジンジャー・カイミ  WSL / Abdel Elecho

 

このヒートを勝ち上がったのは、ラ・ウニオン・インターナショナル・プロでクオーター・ファイナルに進出し、若いキャリアで最高の結果を残しているイタリアの11歳ジンジャー・カイミ。今後の活躍が期待されている。

 

井上鷹  WSL / Abdel Elecho

 

ロングボードでもラウニオン同様に多くの日本選手が参加する今大会。R40H1に塚本将也、R32からH1瀬尾亮一、牧野大敬、H2秋本祥坪、H3土屋貴洋、H4石川拳大、H5井上鷹、佐藤広、H6菊池里騎、H7増山翔太、H8にランキングトップの浜瀬海が登場。

 

浜瀬海 WSL / Abdel Elecho

 

塚本将也、秋本祥坪、井上鷹、浜瀬海の4名が見事ラウンドオブ16へ勝ち進んだ。怪我から復活したと言っていた井上鷹も1位通過を果たし、アジアリージョンのランキングトップの浜瀬海は、落ついた試合運びでハイスコアを連発し、ラウンドオブ16へ勝ち進んだ。

 

LQS女子が再開されれば、R16からH1にランキングトップの田岡なつみ、吉川広夏、H2井上桜、H4でラウニオンで優勝した井上楓が登場する。

 

 

明日の大会4日目は現地時間7時コール。日本時間8時コール。

 

詳細については、WorldSurfLeague.comをご覧ください。

 

 オフィシャルサイト:Baler International Pro

オフィシャルサイト:Baler International Pro LQS