バンサイ・パイプライン、オアフ島、USA(2023年12月9日土曜日)-本日、今朝はグラッシーで8フィートプラスのパイプラインで、Vansパイプ・マスターズがスタート。男子が午前8時から開幕。続けて女子のオープニングラウンドが行われた。
この大会はリーダーボード方式。エリミネーション・ラウンドはなく、各サーファーは3ラウンドを戦う。サーファーはラウンドを通して3つのハイウェイブスコアを競い、その合計点でリーダーボードの上位4位が、ファイナルへの出場権を獲得する。
ジャッジは3人。各ジャッジはサーフィンをした波に10点満点で点数を付ける。そして3人のジャッジのスコアを合計し、最大30点満点でライディングの合計点を出す。パーフェクトの場合は30点。サーファーがリーダーボードにポストできる最高得点は、ベスト3ライドを基にした90点(パーフェクト3ライド)となる。
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オープニング・ラウンド以降は、ヒートはローテーションで行われ、すべてのサーファーが朝、昼、午後のセッションをするチャンスが与えられる。コンディションによっては、ファイナルのプライオリティ設定の有無が決定される。
ジャッジ基準は「アプローチ、プログレッション、スタイルにフォーカス」。クリティカルなバレル・ライディングに加え、エアリアル・マニューバーやターンを評価し、スコアを与えるとしている。
本日のラウンド1では、マイキー・フェブラリー(ZAF) が15.10、14.20、26.00をスコアし、トータル55.30 をスコアしてトップ。 18.10、13.20、23.50でトータル54.80 のジョン・ジョン・フローレンス(HAW)が2位。3位にベンジー・ブランド(HAW)、4 位にセス・モニーツ(HAW)となった。
日本の脇田泰地は、ハレイワのベンジー・ブランド(HAW)エワビーチのカウラナ・アポ(HAW)マリブの渡部太郎(USA)とヒート2に登場。ベンジーはバックドア1本、パイプ2本のバレルをメイクし、15.00 、19.90 、11.00でトータル45.90をスコア。
脇田はヒート後半に入りレイト気味にスープからパイプにテイクオフし、クローズするバレルの中に消え4.10をスコア。ワンライドのみで39位で初日を終えた。
伊東李安琉は、ジョーイ・ジョンストン(HAW)マイキー・ライト(AUS)ルーク・シェパードソン(HAW)とヒート5に登場。マイキーやジョーイがバックドアを攻める中、伊東はパイプ狙いで波を待つ。後半にクリーンなパイプのバレルを2本メイク。4.90と13.20 をスコア。18位でラウンド1を終えた。
女子では、モリー・ピックラム(AUS)がパイプのバレルで20点越えのスコアを2本揃えて、トータル48.90 をスコアして本日のトップ。2位にモアナ・ジョーンズ・ウォン(HAW) 、3位にフランキー・ハラー(USA)、カリッサ・ムーア(HAW) はバックドアバレルとカーヴィングターンで大会のハイエストとなる27.80 をマークしたが、他のスコアが伸びずに4位となった。
前田マヒナは女子のヒート4にクレジット。ブリアナ・コープ(HAW)シエラ・カー(AUS)エリン・ブルックス(CAN)といったメンツでのヒートとなった。前田は 3.10と5.00 でトータル8.10をスコア。14位でラウンド2に挑む。
相変わらずの人気者ジェイミー。パイプマスターである彼はパフォーマンスが素晴らしいことは言うまでもなく。ヒート中にGOproを咥えて撮影し、そのヒート中の臨場感あふれる映像をファンに届ける。それにしてもパイプから数歩のところに家があるって本当凄い。
明日は、現地時間の12月10日の午前8時(HST)日本時間の 2023年12月11日3時にオフィシャルコール。