マノクワリ、西パプア、インドネシア(2023年12月2日土曜日)-ワールド・サーフ・リーグ(WSL)クオリファイング・シリーズ(QS)1000イベント、マノクワリ・プロは、男子と女子のセミファイナル進出者が決定。
早朝の光に照らされたアンバン・ビーチは、今日も2~3フィートのパーフェクトなコンディションとなり、午前7時に女子のクオーターファイナルがスタート。
昨日のプロジュニアで優勝した中塩佳那(JPN)は、女子クオーターファイナル第1ヒートでも素晴らしいパフォーマンスを披露し、ヒートトータルスコア13.88(20ポイント満点)でイマリ・ハーン(イギリス)を下して勝ち進んだ。
中塩は、明日のセミファイナル第1ヒートでシンタ・ハンセル(INA)と対戦。ハンセルはクオーターファイナルのヒートでハナスリ・ジャブリク(INA)に勝利し、勝ち上がっている。
プロジュニア準優勝の川瀬心那(JPN)は、クオーターファイナル3でインドネシアのデア・ノビタサリ(INA)を下し、ジャスミン・ステューダー(INA)はクオーターファイナル4でカイヤ・ホイヤー(INA)に勝利。
明日の女子は、セミファイナル1で中塩佳那(JPN)がシンタ・ハンセル(IDN)と、セミファイナル2で川瀬心那(JPN)がジャスミン・スチューダー(INA)と対戦する。
男子では、ファイナルデイに残った最後の日本人サーファーである金沢呂偉(JPN)が最初の波で7.00をマークし、一トップに躍り出て、マデ・マヘンドラ(INA)を下してセミファイナル進出を決めた。
この日最もエキサイティングなヒートはクオーターファイナル2で、小さな頃から対戦している2人のインドネシアのオニー・アンワー(INA)とプトラ・ヘルマワン(INA)が再びバトルを展開。
ヘルマワンは序盤からリードを広げ、2つの大きなターンでリップを攻め、さらにインサイドで小さなターンを決めて7.50ポイントを獲得。
ヒート中、アンワーは良いスコアリング・チャンスを見つけるのに苦労していたが、残り時間2分となり、ニード8.50と追い込まれていたが、スコリングウェイブを見つけ、得意のエアリバースを披露。しかし逆転には僅かに届かず8.00で試合終了。しかし、これがこの日唯一のエクセレントスコアだった。
「プトラとは、子供の頃から一緒にサーフィンを始めたので、再び対戦することになり、本当に興奮しました」とアンワー。
「そして、まだ海で楽しみながら、お互いを打ち負かそうとしていることに気づきました。一緒に海に出ることで、すべてが丸く収まるんです。でも、やっぱり勝ちたかった。彼はヒートの最初にすごくいいスコアを出したけど、絶対にあきらめちゃいけないと自分に言い聞かせて8を出したんです。」
再びヒートでアンワーと一緒になった感想を聞かれ、ヘルマワンは「グロム時代に戻ったような最高の気分でした。何も話さず、ただ波を探していました。本当に、あのヒートで勝利できてラッキー。セミファイナルでまたサーフィンするのが待ちきれないです。勝ててストークしています」
クオーターファイナル3では、昨日のプロジュニア優勝者であるウェステン・ハースト(INA)がヴァルン・タンジュン(INA)に0.10ポイント差で惜しくも敗退。ヒート終了間際まで逆転に5.2のスコアが必要だったハーストは、小さなレフトハンダーで逆転を狙ったがスコアは5.10と僅かに届かず。惜しくも11.13対11.03で敗退となった。
インドネシアのダニー・ウィディアント(INA)は、この日の最終ヒートでマデ・アリヤナ(INA)に勝利。
明日のQS男子は、セミファイナル1が金沢呂偉(JPN)対プトラ・ヘルマワン(INA)、セミファイナル2がヴァルン・タンジュュン(INA)対ダン・ウィディアント(INA)。
2023マノクワリ・プロQS1000は明日、午前6時30分のコールで午前7時のスタート予定。