松岡亜音、今シーズンQS2度目の優勝でCSへ躍進。男子準優勝の安室丈もWSLアジア・ランキングでトップへ

松岡亜音、今シーズンQS2度目の優勝でCSへ躍進。

ジェネラル・ルナ、シャルガオ、フィリピン(2023年11月1日水曜日)-ジョン・マーク・トコン(PHL)と松岡亜音(JPN)は、ワールド・サーフ・リーグ(WSL)QS3000イベント「シャルガオ・インターナショナル・サーフィン・カップ」で優勝。

クラウド9がファイナルデーに2~3フィートのスーパークリーンな波を提供する中、2人はアジアの新進気鋭の強豪を抑えて優勝した。

 

ジョン・マーク・トコン、ホーム・ブレイクで2年連続優勝

ジョン・マーク・トコン(PHL) WSL / Tim Hain

 

ジョン・マーク・トコン(PHL)は、ホーム・ブレイクであるクラウド9で2年連続優勝を飾り、イベントにおいて最も支配的なサーファーの1人としての地位を確立した。

ファイナルで日本の安室丈と対戦したトコンは、好調だった安室丈を完全に抑え、16.25の2ウェイブ・トータル(20点満点中)を記録して圧勝。これはイベントを通しての最高スコアとなった。

 

ジョン・マーク・トコン(PHL)WSL / Tim Hain

 

トコンは、巨大なエアをブーストし、ロング・チューブでスコアを伸ばし、1週間後に開幕する台湾オープン・オブ・サーフィンQS 5000を前に、WSLアジア・リージョナル・ランキングで12位に浮上した。

 

ジョン・マーク・トコン(PHL)WSL / Tim Hain

「今年も優勝できて本当に嬉しいです。」とトコンが言った。「ファイナルでジョー(安室)が対戦相手となって最高でしたが、ヒートには自信がありました。

 

 自分のプランと自分自身に集中し、ミスを回避しました。今年はチャレンジャー・シリーズに出場し、素晴らしい経験をしました。来年もまたチャレンジャー・シリーズに出たいし、この優勝は私のランキングに大きな影響を与えてくれるはずです。

 

フィリピンのクラウド9で開催されたシャルガオ・インターナショナル・サーフィン・カップで4度目の優勝を飾った地元のレジェンド、ジョン・マーク・トコン(PHL)Credit: WSL / Tim Hain

 

今日は家族もみんな来てくれているので、優勝はより特別なものになりました。来週は台湾に行くので、今夜は祝杯をあげた後、また試合モードに戻り、また大きな結果をつかむことに集中します」。

 

松岡亜音、今シーズンQS2勝目でCSへ大きく前進。

 

松岡亜音 WSL / Tim Hain
松岡亜音 WSL / Tim Hain

 

松岡亜音(JPN)は、WSLアジア・リージョナル・ランキングで僅差のリードのまま、シャルガオ・インターナショナル・サーフィン・カップに臨み、今日の勝利で2024年のWSLチャレンジャー・シリーズへの出場権獲得に向けてトップの座を固め、大きく前進した。

 

松岡亜音 WSL / Tim Hain

 

松岡はファイナルで、セミファイナルでイベント全体を通して2番目に高いヒート・トータルを記録し、昨年のイベント優勝者であるニルビー・ブランカダ(フィリピン)を下した15歳の天才スカイ・ブラウン(GBR)と対戦。

 

17歳の松岡は動揺することなく、2人はデッドヒートを繰り広げ、松岡は2ウェイブ・トータルをスコアして12.00ポイントを獲得し、勝利を決定的なものにした。

 

松岡亜音 WSL / Tim Hain

 

「この優勝は本当に嬉しいです。」と松岡が言った「ファイナルでスカイ(ブラウン)と対戦できたのはクールでした。彼女もグーフィーフッターで、大好きなサーファーの一人です。だから、彼女に打ち勝つのは常に挑戦でした。

これから大きなイベントが続くので、そのスタートを優勝で飾れたことは本当に素晴らしい気分です。フィリピンでの1週間は素晴らしいものでした。」

 

安室丈とスカイ・ブラウンが準優勝。

 

安室丈 WSL / Tim Hain
絶好調だった安室丈。しかし、ファイナルはマラマの攻撃に手も足も出なかった WSL / Tim Hain

 

安室丈とスカイ・ブラウンは優勝には届かなかったものの、準優勝はスカイ・ブラウンのキャリア最高の成績であり、安室丈にとっては今回の結果で、WSLアジア・リージョナル・ランキングでトップに躍り出た。

 

スカイ・ブラウン WSL / Tim Hain
スカイ・ブラウン WSL / Tim Hain
セミファイナルでは、終了間際まで勝利を確信していた加藤翔平。しかしマラマがラストウェイブでストレートエアを決めてまさかの逆転。ファイナル進出を目前にして夢破れた。しかし、今回のパフォマースンは今後の彼の活躍を期待させる素晴らしいものだった。台湾、韓国が楽しみだ。 WSL / Tim Hain
セミファイナルでは、スカイ・ブラウンに全部良い波を取られてしまったニルビー・ブランカダ。波とのサイクルが合わず、クラウド9のクイーンが敗れた。 WSL / Tim Hain
ケトゥ・アグスもセミファイナルではワイプアウトが目立ちスコアが伸ばせず敗退。ここまでの爆発的なサーフィンが見せることができなかった。 WSL / Tim Hain
中塩佳那もクラウド9で絶好調だった選手。セミファイナルでは松岡と対戦し僅差で敗れた。それでもランキングを1つあげてトップ3入り。韓国と台湾での活躍に期待したい。 WSL / Tim Hain

 

Oct 26 – Nov 1, 2023 QS3000

Siargao International Surfing Cup

オフィシャルサイト:

https://www.worldsurfleague.com/events/2023/qs/185/siargao-international-surfing-cup/main