池田美来がエクセレントの8.5、脇田紗良、佐藤李、中塩佳那、スカイ・ブラウンがベスト8進出。シャルガオ大会4日

池田美来

フィリピン、シャルガオ、ジェネラル・ルナ(2023年10月29日日曜日)-2023年シャルガオ・インターナショナル・サーフィン・カップ、ワールド・サーフ・リーグ(WSL)クオリファイング・シリーズ(QS)3000イベントの4日目は、男子のラウンドオブ32からH6から再開。女子はラウンドオブ16が終了しベスト8が決定した。

 

本日も風の影響を受けたスモールサーフが続き、今日もクラウド9ではコンペティターが2フィートの波でリッピングを見せた。

 

 

日本のティーネージ・センセーション池田美来(JPN)は、今回のイベントで最も高いヒート・トータルを記録。池田の2ウェイブ・トータル15.50(20点満点中)には、エクセレントの8.50(10点満点中)も含まれ、ポケットでの超クイックなヴァーティカル・スナップで8.50をたたき出した。

 

池田美来 WSL / Tim Hain

 

「今日は波が小さいですが、それでもとても楽しいです。」と池田が言った。「シェイプが良いので、スピードと良いセクションを見つけることができます。この波とフィリピンをとても楽しんでいます。自分はまだ若いので、大きな結果やポイントを獲得することにあまり気にしていませんが、QS3000でファイナルデイを勝ち上がれたら自信になります。」

 

現在ランキング1位の松岡亜音と2位の脇田紗良もクオーターファイナル進出を決め、両選手とも2024年のチャレンジャーシリーズ出場に向かって躍進する。スカイ・ブラウン(GBR)、トゥルー・ストラリング(AUS)、佐藤李もラウンド・オブ16を突破し、クオーターファイナルに進出している。

 

伊東李安琉

 

会4日目となった本日は男子ラウンドオブ32のH6から再開。そのヒートでは伊東李安琉が、好調なバックハンドでキアン・マーティンを抑えて1位でラウンドアップ。同じヒートの金沢太規は惜しくも3位敗退。

 

宮城和真

 

H7の守城海は惜しくも3位敗退、H8のオールジャパニーズ・ヒートでは、宮城和真、加藤翔平、大音凛太、矢作紋乃丞が対戦。大音がパワーサーフィンでヒートをリードするも、後半に宮城がエアリバースとカービングを決めて6.35 + 5.60を続けてスコアしてトップに。

加藤翔平もハイリスク・マニューバーで7.00をスコア。2位に浮上し、宮城と加藤の二人はラウンドオブ16へ勝ち上がった。

 

矢作紋乃丞  WSL / Tim Hain

 

 

続けて行われた女子のラウンドオブ16では、H1で松田詩野、スカイ・ブラウン、H2池田美来、都築虹帆、脇田紗良、H3野中美波、佐藤李、西元エミリ、H4中塩佳那、馬庭彩、松岡亜音が登場。

 

スカイ・ブラウン WSL / Tim Hain

 

H1はスカイ・ブラウンが6.50をスコアしてヒートをリード。松田詩野も5.00をスコアしてヒートを開始。安定感のあるサーフィンが際立った。しかし昨年の勝者であるローカルのニルビー・ブランカダがローカルナレッジを発揮して逆転。

 

ニルビー・ブランカダ  WSL / Tim Hain

 

ニード3,25で3位に追い込まれた松田だったが、残り5分で逆転に成功。しかし、終了間際にニルビーが4.65をスコアし逆転。調子が良かった松田は惜しくも3位となり、悔しい敗退となった。

 

脇田紗良 WSL / Tim Hain

 

H2では池田美来、都築虹帆、脇田紗良が、カイラニ・ジョンソンと対戦。ヒートは池田がスタートから 7.00をスコア。さらにエクセレントの8.50の高得点をマーク。下位の選手をコンビネーションに追い込む、素晴らしい試合運び。

 

一方、子供の頃からサーフィンの腕を磨いたハワイのVランドの波に似ていると言い、水を得た魚のように思い切りのいいサーフィンを見せる脇田も7.25のハイスコアをマーク。さらにトップスコアを7.65まで塗り替えて、2位でラウンドアップを決めた。

 

長いオンホールドの末、女子の2ヒートだけが行われ、H3で野中美波、佐藤李、西元エミリ、H4で中塩佳那、馬庭彩、松岡亜音が登場。

 

佐藤李

 

H3では佐藤李がスタートから6.25 をスコアしてヒートをリード。後半にバックアップ4.95をスコアした佐藤はさらにリードを広げて圧勝。トゥルー・スターリングが2位のポジションをキープ。野中美波と西元エミリは惜しくもここで敗退となった。

 

H4では中塩佳那、馬庭彩、松岡亜音が登場。ヒートは馬庭彩が先制攻撃を仕掛けるも、昨年のイベントで2位の松岡がキレのあるバックハンドで6.75をスコアしてリード。しかし6.25を持っていた中塩が後半に大きなスプレーをあげるカービングターンで8.00 のエクセレントをたたき出して大逆転。中塩1位。松岡2位でクオーターへ勝ち進んだ。

 

明日、2023年10月30日月曜日は、フィリピン全国地方自治体選挙(National Barangay Elections in the Philippines)の日のため試合はデイオフ。ネクストコールは日本時間で31日火曜日の7時。

 

 

男子ラウンドオブ16

HEAT 1
ケトゥ・アグス
ロバート・マガルナ
金沢呂偉
ジャユアード・アルシソ

HEAT2
安室丈
黒川 楓海都
岩見天獅
太田拓人

HEAT 3
エドゥアルド・アルシソ
ノア・アークフェルド
伊東李安琉
加藤翔平

HEAT 4
ジョン・マーク・トコン
ピソ・アルカラ
宮城和真
キアン ・マーティン

 

 

女子クオーターファイナル

HEAT 1
スカイ・ブラウン vs 脇田紗良

HEAT 2
ニルビー・ブランカダ vs 池田美来

HEAT 3
佐藤 李 vs 松岡亜音

HEAT 4
トゥルー・スターリング vs 中塩 佳那

 

 

Oct 26 – Nov 1, 2023 QS3000

Siargao International Surfing Cup

オフィシャルサイト:

https://www.worldsurfleague.com/events/2023/qs/185/siargao-international-surfing-cup/main