JPSA ショートボード第5戦「さわかみ日向プロ」、シニアプロ第3戦「あくがれシニアプロ日向」、ロングボード第4戦「さわかみ日向プロ」が10/23から28までの日程で、宮崎県日向市小倉ケ浜で開催。2023年度の最終戦となるこの大会で、各カテゴリーのグランドチャンピオンが決まる。
まずは23日から25日の予定でショートボードとシニアがスタート。ここで現状を振り返る。ショートボードの女子は第4戦の千葉鴨川大会で川合美乃里に確定済み。男子は僅差でありながら、西慶司郎が優位という状況で、各選手のラウンドの勝敗により、ファイナル前にグラチャンが決定する可能性もある。
シニアツアーは全3戦で、ベスト3で決まる。カレントリーダーは前大会の新島で優勝した牛越峰統の3280点。2位は杉本浩の3080点。3位が初戦の種子島で優勝の遠田真央の3000点。
牛越がR-1敗退でも1000点で4280点。なので、他選手の勝敗次第で、4位 福地孝行(怪我で欠場)、5位進藤晃、6位徳田昌久、7位の浦山哲也までに数字上ではチャンスが残されている。
今大会のローカルAMシードには、男子が平坂光遵、女子が清水心春がクレジット。トップシードが登場するR-2を勝ち上がることができれば、公認プロ資格がもらえる。もしくは、1ウェイブで7点以上、もしくはベスト2で11点以上を出した場合にも資格獲得となる。
さて、会場の天気は晴れ。風はサイドオフ。ワイドブレイクの速い波で、サイズはヒザ。上げた方がブレイクするということで、8時にネクストコールで、8時20分からシニアの試合がスタート。続いて男子のR-1には、風が回ってサイドオン。波はヒザからモモにサイズアップしたものの、このラウンドで今日は終了。
まず、シニアから。ランキング 1位 牛越峰統、2位 杉本浩、3位 遠田真央、5位 進藤晃は数少ないセットをつかみ、上手くつないでラウンドアップ。しかし、6位 徳田昌久は波に乗るも点が今一つ伸びず。7位 浦山哲也は右足の負傷もあって、このラウンドで敗退となった。
地元宮崎の東川泰明は、遠田が優勝したことに刺激を受けて10年ぶりの出場。試合では積極的に攻めてラウンドアップ。また、渡辺広樹、河野正和、今村厚も小ぶりの波に苦戦するものの、手堅く2位で明日へつないだ。
続いて、男子のR-1。波が波なので、走れない。一発当てるだけの演技で3-4点台、トータル7-8点だったために、試合終了間際でも逆転に3点台というスリリングな展開。最後まで気の抜けない戦いが続いた。
トータル10点を超えたのが、鈴木仁、田中健跳、児玉椋、大場玲遥の4人のみ。その中でも児玉椋がレールワークも素晴らしく 5.83、6.17、トータル12点でこれがハイエスト。また、スピードある演技で6.50ポイントを出した、鈴木仁のスコアがシングルハイエストとなった。
また、前回大会の千葉鴨川で5位。レイトエントリーのランキング7位の古川海夕はR-1からの出場。波が小さくてもキレた演技で危なげなくR -2に進出。久しぶりだったのは林健太。点自体は伸び悩んだものの、小波の扱いは変わらず上手くて、ここは2位で勝ち上がり。
ローカルAMシードの平坂光遵。試合はリサーフとなったものの、波の選択に迷いなく、自分のサーフィンを見せて明日のR-2へ。ヒート組はランキングトップの西慶司郎と同じ組にクレジット。明日が正念場。ここはぜひ頑張って、プロ公認を獲得して欲しい。
明日の24日のDAY-2。順延となったシニア、女子の試合からの予定。選手集合は6:30AM。
ライブはAbemaから。 https://abema.tv/channels/world-sports-2/slots/CNtTnfoZxeTWPq
やる気満々のシニアの面々。左から進藤晃、関谷利博、比嘉力夫、浦山哲也、牛越峰統、河野正和。
モーニングショーは田中樹コンテストディレクター。毎朝、波の状況でその日の試合のスケジュールをコール。
今日の女子のヒートは無かったけれどチェックインに。左から大矢ひいな、庄司莉花、大澤宥南。
Abemaのライブでは、選手紹介や試合の展開などを水野亜彩子プロ、須田那月プロが解説。進行は斉藤アナウンサーとDJケチャップさんが担当。
Abemaの中継用トラック。これで毎大会、ライブ配信を行っています。JPSA メディアチーム。大会の模様を随時、SNSで情報発信。また、JPSAのオフィシャルYoutubeの制作も行っている。
チーム「CURE」。選手の救護を担当。いつもありがとうございます。
スポンサーの「さわかみ」ブースでは、景品と交換できる「さわかみ」マイルをプレゼント。選手だけでなく、応援に来た方にもプレゼントなので、会場に来たらぜひ立ち寄ってください。
今大会は「ソーシャルアワーコーヒー」の特設ブースも設置。選手に美味しいコーヒーを振る舞ってくれています。
最終戦ということで、試合終了後に男子の選手会も行われた。
本日のトータル・ハイエスト12.00をスコアした児玉椋。好調な滑り出しを見せる。
「ちょっと出過ぎかなと思いました。でも点数が出る事は嬉しいので。この気持ちのまま次も頑張ります。今日のコンディションにしては良い波乗れてたかなとは思います。
家が会場から近いので、ちょっと帰ったり、来たりウロウロして。見ても分からないので波は見なかったです。昨日、一昨日、その前もピークとかはあったんで、そこだけ見失わないようにしてました。それだけですね。結構風が入っているので、ライトに走っていくと寄って来る波を選んで、開いてれば絶対そっちの方が当てやすいので、そういう波を選んでいました。」
湘南鵠沼の小波でスキルを磨いた大場玲遥。今回のスモールコンディションを味方につけて躍進する。
「早めに点が出せたんで、後半は波待つだけみたいな感じでした。でも良い波乗れたから良かったですけど、自分のヒートをセットが少なく感じたんで、そのセットに乗れたんでラッキーでした。
今年は良い結果を出せてなくって、小波得意なんで、波が小さくてチャンスの時も何回かあったんですけど逃しちゃっているんで。今回は波も小さくてチャンスなんで、ここで良い結果出せれば良いなって思っています。」
日向ローカルで今回LAシードで出場している平坂光遵(こうじゅん)。プロテストを申請してリサーフを見事制した
「いろいろ不具合があったみたいで、リサーフという形になったんですけど、もう一回チャンスがあるって感じで、ちょっとイライラした部分もあったんですけど、もう一回やってやるっていう気持ちで挑みました。
自分はローカルシードで出ていて、ローカルの方々が『今諦めるな!』みたいなことを言ってくださって。地元のプロサーファーの先輩とかが言ってくださって。もうちょっと頑張ろうかなってぶつけました。
この場所は毎日やっている場所なんで、右に行くか左に行くかみたいに、みんな悩んでましたけど、僕はいつもジャッジテントの正面ぐらいでやっているので、絶対ここだって思って、みんな左に行ったんですけど、絶対ここだった信じて、何の迷いもなかったです。
小倉が浜はいつも良い波なんで、今日のようなサイズは稀ですけど、このような波の時も練習しているんで、波がどうとかはなかったですね。次はトップシードが出てくるので、食らいつく気持ちで頑張っていきたいです。」
本日のシングル・ハイエスト6.50をスコアした鈴木仁。小波でも他を圧倒するスピードとキレ技を披露。
「かなり波が厳しいコンディションですが、事前に分かっていたので、やるべきことをやれたので一安心しています。朝一ウォーミングアップでやった時より、今の方が厳しいのかなと思いました。
朝より板が走らなかったり、沈んでしまう感じでしたので、やばいかなと思っていたんですけど。そんな中でも入って来る波があれば準備万端してきたので、走らせることは出来ると思っていました。
昨日の夕方から、厳しいコンディションになってきていたので、EPSを今日は使いました。普段は絶対乗らないEPSなんですが、今回はシェイパーさんに感謝です。」
●ヒート表
プロ本戦
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