プロサーファー松田詩野が、平野歩夢、高木美帆らが所属する「TOKIOインカラミ」と所属契約。

松田詩野

2024年パリ五輪サーフィン競技の日本代表選手に条件付内定となったプロサーファーの松田詩野が11日、美容室向けヘアケアブランドの「TOKIOインカラミ」を所属先とすることを発表した。契約期間はロサンゼルス五輪が開催されるまでの5年間。

 

会見に出席したイフイング株式会社 代表取締役社長の冬廣應尚氏と松田詩野

 

同ブランドを展開するイフイング社の本社で会見し、今後は24年パリ五輪が行われるタヒチの波にフォーカスし続ける意向を示した。

松田詩野は今後、スノーボード金メダリストの平野歩夢、 スピードスケート金メダリストの髙木美帆らと同じ「TOKIOインカラミ 」所属選手として、メダル獲得を目指す。

 

 

「『TOKIOインカラミ 』さんと所属契約することが出来て、とても嬉しい気持ちです。そして、『TOKIOインカラミ 』さんと冬廣社長の応援してくれるサポートの気持ちを聞いて、私自身もこれからに向けて凄く気が引き締まり、頑張ろうという気持ちになっています。」と松田詩野が言った。

 

 

所属選手になった松田詩野に期待することについて聞かれた冬廣社長は「彼女の場合はいろんなところから、いろんな期待があるだろうから、それはもちろんパリオリンピックで、一番良い結果を出してもらう、金メダルだと思うんですけど、その期待があまりプレッシャーになりすぎないようにと思っていて、一歩づつ地道に行って、それが良い結果につながれば最高かなと今は思っています」と言った。

 

直近の目標について聞かれた松田は「この後アジアツアーがあるので、その大会でしっかり良い成績を残すのと、オリンピックに向けて、たくさん会場となるタヒチの現地に足を運んで練習していくことが、今後取り組んでいこうと思っていることです。

 

パリオリンピックの会場となるタヒチのチョープーという波は、普段日本などでは体験できないようなパワフルな波で、チューブの波を如何に乗りこなすかで点数が付く場所なんですけど。それは他の国では体験できない波なので、実際に行って、土地や波を自分自身で感じて慣れていくことに取り組んでいます。

 

 

波に受け入れてもらえるように、たくさん通って、乗れるようになっていきたい。

 

 

前回7月に初めて行って、今回も一昨日まで2週間ほど現地に行っていたんですが、波はパワフルなので何回も転けて失敗する中で、凄く良い波に乗れたりもしました。

1日の中で良い波に出会えるまで凄く時間のかかる時もあれば、1本目で良い波に乗れたりして。それはもちろん自分の技術が上がれば、すぐに決めれるようになるんだと思うんですけど。波に受け入れてもらえるように、たくさん通って、乗れるようになっていきたいと思います。」

 

 

オリンピックまでの日々を悔いのないように過ごしていきたい

 

悔しさを乗り越えて掴んだパリへの切符。それで成長した部分は?という問いに関して「大きく変わったことがあるかは分からないんですけど、東京オリンピックの時に悔しい思いをしたからこそ、今回、次は絶対に取るという気持ちがあって。

その悔しさを乗り越えて今回パリへの切符をつかむことができたので、いま思えば悔しかった気持ちも今に繋がりました。

今後もアスリートとして勝ち負けがある中で、悔しい思いをすることもあると思うんですけど、乗り越えていけるということを信じて、またこれからも前に進んでいきたんですし、オリンピックまで日々、悔いのないように過ごしていきたいなと思っています。」

 

これからオリンピックや様々な大会に向けて、日々練習して、もっともっと成長した自分になれるように頑張ります。サポートしていただける応援を力にもっと気を引き締めて頑張って行くので、応援よろしくお願いします。

 

 

氏名 : 松田詩野(まつだ しの/21歳)

出身 : 神奈川県

松田詩野(SHINO MATSUDA) 2002年8月13日生まれ。神奈川県・茅ヶ崎出身。 両親の影響で6歳からサーフィンを始める。 中学2年時にプロ資格を取得、中学3年時にプロへ転 向。2019年5月の第1回ジャパンオープンで初代女王 となる。

2021年 WSL CS「ROXY Pro France」9位、WSL CS「MEO Vissla Pro Ericeira」 5位 2023年 WSL QS3000「La Union International Pro」優勝、2023年 ISA ワールドサーフィンゲームズ2023 アジア最高位 13位で、パリ五輪に内定した。強い体幹と柔軟性を活かしたキレのあるライディングとサーフィン時のフローが持ち味。