JPSA第3戦 「茨城サーフィンクラシック さわかみ杯」本戦がスタート。トライアルでは2名のプロ公認が追加

強矢凛太郎と鈴木耀竣

茨城県東茨城郡大洗町磯場ポイントで開催されている JPSA2023 さわかみ Japan Pro Surfing Tour ショートボード第3戦「第27回茨城サーフィンクラシック さわかみ杯」はDAY-2。

本日は「大洗トライアル」の続きから。男子のTR-3→女子TR-1→男子TR-4まで行い、プロ本戦に進出できる男子9名と女子8名を選出。続けてプロ本戦の女子R-1→男子R-1まで行って今日のスケジュールは終了。

会場の天候は晴れ。風はサイドからオンへ。サイズは昨日よりはアップのコシハラからセットでムネサイズも入る。ただ、やはり上げている時と引きいっぱいの時の差が激しいコンディション。

強矢凛太郎

特に引いている時は、オンショアの風で波がつぶされてダラダラと崩れる。それでも張る波もあるから、それを選べれば技数も入る。結果、プロ本戦の戦いは、波のセレクトで勝敗が別れた。

鈴木耀竣

「大洗トライアル」DAY-2で公認プロ資格を獲得したのは2人。TR-4で強矢凛太郎が7.67ポイント、トータルも13.77ポイントとして合格。続いて鈴木耀竣もトータル11.10ポイントとして、念願のプロ公認をゲットした。

酒井仙太郎
平井宏輔

 

さて、この「大洗トライアル」を勝ち抜いてプロ本戦に進出した男子は、強矢凛太郎、酒井仙太郎、平井宏輔、加藤浩大、石山汰一、伊藤匠汰、鈴木耀竣、岩瀬裕哉、神田竜聖の9人。

 

加藤浩大
岩瀬裕哉

 

女子は菅谷帆那、大庭風美、上門涼風、飯塚美空、伊東葵、鈴木莉珠、平井こいまり、森舞果、清水ひなの、菅田桃夏の10人。

 

菅谷帆那
上門涼風
清水ひなの
鈴木莉珠

 

ここからプロと戦ってR-1を勝ち上がったAMは、男子が平井宏輔、酒井仙太郎、加藤浩大、岩瀬裕哉の4人。女子は菅谷帆那、上門涼風、清水ひなの、鈴木莉珠の4人。

 

小林咲喜
小林咲喜
田谷幸輝

 

さらにローカルAMシードで、このR-1にクレジットされ、勝ち上がった小林咲喜を加えて5人となる(男子のローカルAMシードの田谷幸輝は、残念ながら4位で敗退)。

 

酒井仙太郎

 

昨日に公認プロ資格を獲得している酒井仙太郎は、毎ヒート1位でラウンドアップを続けて好調をキープ。

なので、あとプロになるチャンスがあるのは男子3名、女子は5名。明日行われるトップシードが登場するR-3を勝ち上がることが絶対条件。もちろん、そこまでに7点以上か、トータル11点以上出すことでもOKだ。

 

ただ、やはりアマチュアとプロの差はスキルだけでなく、試合の進め方などの経験値が大きく違う。僅差になればなるほど、プロは最後の最後で逆転してくるから油断は禁物。ここまで勝ち上がったAM選手は、この試合会場を何回もこなしているし、勢いもある。ここは胸をを借りるつもりで、思いっきり戦ってください。

 

須田喬士郎

そのプロの凄さを見せたのが、須田喬士郎。潮回りで厳しい状況でも、パワーとスピードあるキレキレのサーフィンでエクセレントの8.00ポイント。トータル13.83ポイントとして、今日のハイエストを叩き出した。

加藤嵐
大野修聖
大野修聖
大野修聖

その他にこのR-1から登場したのが、レイトエントリーの加藤嵐。大会に出ていなかったことで、ポイントが無いと言う大野修聖も同じくR-1からの出場。「波に乗れなかったー」2人とも言うが、やはり別格のサーフィン。

馬庭彩

女子では馬庭彩がここは一人頭抜けで、6.00ポイントが女子の中のハイスコア。次点で小林咲喜が、ローカルの強さを見せて5.50ポイントと続く。

 

 

明日のR-2からは男子女子とも、AMにはさらに厳しい戦いが待っていると同時にプロも負けられない戦いが始まる。今回のこの茨城からは、前2戦の結果による新たなシードが組まれていることもあり、昨年とは違う顔ぶれ。R-2では大原洋人や新井洋人もクレジットされている。

 

明日のDAY-3の集合は朝7時。可能であれば、7時30分スタート予定。プロ本戦、男子のR-2→男子のR-3まで行う予定で、女子はオフ。天気は雨模様ながら、波のサイズはアップする予報。

 

明日の大会のライブはAbemaから。
https://abema.tv/channels/world-sports-3/slots/8jCPeGHmMsgcLF

JPSAのHP
https://www.jpsa.com/

 

公認プロ資格獲得者

強矢凛太郎

「最初から狙っている波が来て、そこでちゃんと自分のサーフィンが出来て良かったです。自分も決めないとというのもあって、それとすごくいい波だし、プロ合格したいのもあって、緊張しました。

プロ本戦でもちゃんと勝ち進んで、良いところまで行けたらなって思います。自分の中でも世界に通用するサーファーになりたいというのがあって、それに向けて練習していきたいです。」

鈴木耀竣

「トライアルで、なかなか合格できなかったので本当に嬉しいです。コロナの前の年からだったので、3、4年は回っていました。合格のアナウンスが聞こえた時は、やったぁ!ヤベェ!って感じでしたね。今回の試合で使っているのはメインボードよりも小さい5’6で、試合はずっと使っています。

潮が引いてきて、岩のせいで流れが変わってしまうので、板が止まったり、急に割れたりするので、力入れ過ぎず、急な変化にも対応できるように楽な体勢でサーフィンするように心掛けてました。」

 

 

須田喬士郎
「どこに良い波が来るかは、その時の運かなとも思いながら。こういうコンディションの中でも出来ることはあるので、それをコーチと話しながら、やれることをやって行ったって感じですね。

ここ最近、結果が伸びずに同じところで負け続けていて。ひとつひとつの試合の集中力と、こなしていける戦略とかをしっかりこの試合で1個づつ勝っていくことが大切かなと思っているので、毎ヒート意識していきたいと思っています。」

酒井仙太郎
「潮が引いてパワーもなくて、波も重なっていて、どの波乗ったら良いかわからない感じでした。朝と全然波が違っていて、凄く難しかったんですけど。どうしようかと迷う部分もあって、でもとりあえず4点台を作れば大分有利になるなと思ったんで、そこら辺を意識してやっていました。」

斎藤昇吾
「一本良いグーフィー乗れたんで最高です。ここはプロになれた場所なんで、勝ちたかったですね。左に来るレフトに的を絞って、決めれたら良いかなと思ってました。今日はEPSずっと乗っていて調子が良いので、1本これだと決めて挑みました。一昨日から大洗に来ているんですけど、来た瞬間からレフトがいいんで、フロントなんで最高です。

岩瀬裕哉
「潮が上げてきて、ちょっとブレイクが手前になって、その溜まったやつを狙ってました。最初のうちに点数出したかったんで、手前で張ってくるやつを狙っていました。」

加藤嵐
「コンディションが凄く難しかったんで、みんな個々大変だったかなって思います。思ったよりも波が崩れにくかったりとか、前のヒートと比べてコンディションが大分変わったので、そこに合わせるのが、4人とも手こずったかなと思います。とにかく乗れそうな波というか、自分が気になった波は全部乗ろうとしないと、難しいので、とにかく来た波に乗って0.1でも上げれるようにサーフィンするって感じです。」

 

JPSAのYoutubeチャンネル「Catch up」。新島大会に引き続き、宮坂莉乙子レポーターと酒井まいカメラマンが、ここ茨城大会も担当。

AbemaのJPSAライブ放映のMCは 水野亜彩子プロと須田那月プロに、Abemaアナウンサーの辻 歩氏。

今回も体温測定を含め、怪我や熱中症なども含め選手のケアーを行ってくれている 救護・医療チームの「CURE」の東島氏とスタッフの方々。

 

 

JPSAオフィシャルサイト:http://www.jpsa.com/

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●ヒート表
トライアル
プロ本戦

 

※波のコンディションや進行状況により変更されることがあります。大会当日は随時、会場インフォメーションを確認してください。

 

9月4日(月) DAY3
  AM7:00 選手集合
   MENS  R2 H1~H12
   MENS  R3 H1~H12

9月5日(火) DAY4
  AM7:00 選手集合
   WOMENS R2 H1~H4
   MENS  R4 H1~H6
   WOMENS R3 H1~H4
   MENS  R5 H1~H4

9月6日(水) DAY5
  AM8:00 選手集合
   WOMENS R4 H1~H2
   MENS  QF H1~H4
   WOMENS SF H1~H2
   MENS  SF H1~H2
   WOMENS FINAL
   MENS  FINAL