モルディブ・コークスポイントにて開催中のアジア・サーフィン連盟によるASF ASIAN SURFING CHAMPIONSHIPS 2023(サーフィン・アジア選手権)は8日目が終了。いよいよ明日がファイナルデイ。
本日は、男子オープンのリパチャージ6からスタート。波は素晴らしいコンディションをキープし続けている。本日はU18は行われず。男女オープンがファイナルまで行われた。U18のファイナルデイは明日。
男子オープンのリパチャージ6では、日本の足立海世が登場。サイズのある波で2ターンコンボを決めて6.50をスコアしてヒートを開始。モルディブのフセイン・アリーフがトップで、足立が2位で勝ち上がった。
高橋花音は女子オープンのリパチャージ3を1位でラウンドアップ。リパチャージ4では惜しくも4位で敗退となった。
渡邉壱孔が、今大会2本目となるパーフェクト10
男子オープンのラウンド5では、渡邉壱孔、佐藤利希、髙井汰朗がインドネシアのダニー・ウィディアントと対戦。 8.00と9.33というエクセレントを2本スコアしたダニーがトップを独走。
高井も好調にスコアをマークしたが、じっくりと波を待った渡邉壱孔が、ヒート終了間際にロングバレルをメイク。さらにカーヴィングターンとエア気味のリエントリーで今大会2本目となるパーフェクト10をマーク。4位から2位に浮上して勝ち上がった。佐藤と高井はリパチャージへ。
女子オープンでは、池田美来と佐藤李が中国のスーチー・ヤンとインドネシアのデア・ナタシヤと対戦。佐藤李がエクセレントの8.33を6.83でバックアップして1位、池田美来も2位でファイナル進出を決めた。
男子オープンのリパチャージ7では、足立海世、佐藤利希、髙井汰朗がモルディブのフセイン・アリーフと対戦。今大会では、高得点をマークするも尻に火が付いた佐藤は、この後が無い状況にヒートで8.67と7.60というエクセレントレンジをスコア。1位でグランドファイナルへ。
バックハンドで攻めたモルディブのフセイン・アリーフが唯一のモルディブ選手としてファイナルへ勝ち上がった。
男子ファイナル
男子ファイナルは、パーフェクト男の渡邉壱孔とリパから蘇った佐藤利希、モルディブのフセイン・アリーフ、インドネシアのダニー・ウィディアントがファイナルで対戦。
ヒートはダニーがスタートから的確なセットを掴み、ファーストターンからスピード、 パワー、コミットメントの要素が感じられる、しっかりとコントロールされた6マニューバーのライディングを披露。8.50と9.33の2本のエクセレントをたたき出して、下位の選手をコンビネーションに追い込んで圧勝。
リパから勝ち上がった佐藤利希はスタートからチャージを続け、後半には7.07をスコアするなどして準優勝。前ヒート同様良い波を待った渡邉壱孔は後手に回り、ファイナルまでのエクセレントライドを見せることはなく4位となった。
女子は佐藤李が圧勝。池田とワンツーフィニッシュ。
女子のファイナルでは、池田美来と佐藤李が、インドネシアのデア・ナタシヤ、タイのイザベル・フェイ・ヒッグスと対戦。
ヒートは池田がターンでのフロー、スピードとコミットメントがあり、ドライブの効いたサーフィンで6.33をスコア。じっくりと波を待った佐藤は、ファーストターンにレールを使ったカービングを含む5 マニューバーで8.17をスコア。バックアップ5.17としてトップに躍り出る。
しかし池田も難しいクローズセクションでのリエントリーをメイクして7.33をスコアして逆転トップに躍り出る。
それに対して佐藤もビッグセットをキャッチ。アウトで2つのビッグターンを決めて、ほれ上がるインサイドセクションで2発のクリティカルリエントリーをメイク。9.33という高得点を叩き出し、17.83という信じられないトータルスコアをマーク。他の選手をコンビネーションに追い込んでの圧倒的な勝利を決めた。
思うような結果を出せずにいた佐藤李。今回のアジア・タイトル獲得を足がかりに次なるステップへ躍進を期待したい。御前崎姉妹の大活躍をジュニアでも見せてくれ!
■ASF ASIAN SURFING CHAMPIONSHIPS 2023
大会HP:https://www.msasurf.org/asc/
アジアサーフィン連盟HP:https://asiansurfing.org/
■期間:2023年07月08日〜2023年07月17日
■開催場所:モルディブ・コークスポイント