QS5,000クルイ・プロでモーガン・シビリックと松岡亜音が優勝。 ブロンソン・メイディと中塩佳那がプロジュニアを制す

優勝した松岡亜音と中塩佳那

クルイ、サウス・スマトラ/インドネシア(2023年6月18日日曜日)-2023年クルイ・プロ・ワールド・サーフ・リーグ(WSL)クオリファイング・シリーズ(QS)5000とプロ・ジュニアは最終日となり、素晴らしいクライマックスを迎えた。

 

 

ウジュン・ボチュールは4~6フィートのコンディションとなり、難しいながらも素晴らしいコンディションを提供した。

 

モーガン・シビリック(AUS)と松岡亜音(JPN)Credit: WSL / Tim Hain
ブロンソン・メイディ(INA)と中塩佳那(JPN)Credit: WSL / Tim Hain

 

そして、モーガン・シビリック(AUS)と松岡亜音(JPN)が男女QS 5,000を制し、ブロンソン・メイディ(INA)と中塩佳那(JPN)がプロジュニアのタイトルを手に入れた。

 

午後に吹き始めたオンショアはゲームを一変させ、いつものテイクオフスポットが使えなくなった。選手たちがラインナップを把握するのに時間がかかったが、モーガン・シビリック(AUS)は8.00と6.83(10点満点中)、合計14.83(20点満点中)という素晴らしいスコアを出し、35分間のファイナルで同じオーストラリアのカイアス・キングを圧倒し、勝利を収めた。

 

モーガン・シビリック Credit: WSL / Tim Hain
モーガン・シビリック Credit: WSL / Federico Vanno

 

「本当にトリッキーだった 」とシビリックは認めた。「セットの最初の波は、とてもバンピーでフラットだった。だから、行く価値がなかったんだ、でも、それがわかったのは、最初のセットが終わってからだった。


僕のベストウェーブは、カイアスが僕を行かせてくれて、最初はバンピーだったけど、その後、すごくいいポケットに入り、かなり掘れていたんだけどフワッとした感じで、当てるにはパーフェクトな波になったよ。スコアはどうなるかわからなかった。6点台か7点台かなと思っていたので、8点台と聞いたときは本当にストークした。

 

今回の旅は何も期待せずに来ていたので、それが素晴らしい結果につながった理由のひとつだと思う。仲間と一緒に楽しんで、いい波に乗りたかった。だから、優勝できて大喜びだよ。」

 

松岡亜音 Credit: WSL / Federico Vanno
松岡亜音 Credit: WSL / Federico Vanno

 

女子ファイナルでは、松岡亜音がプロジュニアで準優勝となった後、リセットして集中力を高めるのに時間がほんの数分しかなかった。松岡はプロジュニアで優勝目前にして逆転負けを食らったにもかかわらず、それを物ともせず、QS5,000で優勝できたことは、彼女の精神的、肉体的な強さを証明することになった。

 

松岡亜音 Credit: WSL / Tim Hain

 

「この優勝は、QS5,000のイベントなので、自分にとってとても大きなもので、次のチャレンジャーシリーズに行くためにとても重要なものだと思います。この勝利はとても嬉しいし、とても興奮しています」と松岡は語った。

「私の精神状況は、ああ、波がつかめない、緊張している 」という感じでした。本当にプレッシャーを感じていて、疲れていたんだけど、気持ちを切り替えて、いい波を探し続けるしかなかったんです。

最初の20分間は何もつかめなかったので、このファイナルも負けるんじゃないかと思っていました。幸運にもセットが入ったので、本当に良いターンが3回でき、必要なスコアを得ることができて本当に嬉しかったです。」

 

ブロンソン・メイディ Credit: WSL / Tim Hain
ブロンソン・メイディ Credit: WSL / Federico Vanno

 

男子プロジュニア・ファイナルは、トップ・パフォーマーたちのエキサイティングな激突になることが予想された。スンバワのレイキーピークで一緒にサーフィンして育ったブロンソン・メイディ (INA)とウェステン・ハースト(INA)、バリ島のマデ・アリヤーナ(INA)、矢作紋乃丞(JPN)は、イベントを通して素晴らしいパフォーマンスを披露していたが、トップに立ったのはメイディであった。

 

ブロンソン・メイディ Credit: WSL / Tim Hain

 

「ウェステンとの決勝は最高だった。彼はリッピングしていたが、優勝出来てストークしています」とメイディは言った。「これは自分にとって、これまでで最大の勝利で、もっと良くなることを願っています。

タフなファイナルでしたね。僕はバックサイドで、ウェステンはグーフィーフッターで超うまいから。 ちょっとトリッキーだったけど、他の選手は速い波に乗り続けたから、僕はスローな波を2本ほどゲットして、ターンをしてスコアを稼いだんです。モンノジョー(矢作)は、イベント期間中ずっとリッピングしていたので、大きな脅威だった。波で転ばなければ、きっと優勝していただろう。」

 

中塩佳那 Credit: WSL / Tim Hain
中塩佳那 Credit: WSL / Federico Vanno

 

女子プロジュニアでは、中塩佳那(JPN)が最後の最後までベストを温存し、松岡亜音(JPN)を後ろから追い詰めるというサプライズ優勝を飾った。

松岡は、最後の数分間を除いてリードを保っていたが、中塩がこのヒートの最高得点である7.50を出し、さらに5.40を叩き出して勝利を決定づけた。両選手とも大きな驚きであったが、強風のためビーチに戻るまでスコアを聞くことができなかったという。

 

中塩佳那 Credit: WSL / Tim Hain

 

「ワールドプロジュニア(WJC)で優勝したい私にとって、この大会はとても重要な大会だったので、ここクルイ・プロで優勝できて本当にうれしいです」と中塩は語った。「アノンに勝つのはとても難しかった。彼女はとても良いサーファーなので、今はとても興奮しているし、幸せです」と語った。

 

イベントは、優勝者にトロフィーが授与されるトラディショナルな スペシャルセレモニーで幕を閉じ、これでAPACリージョンの今シーズン最初のQSとプロジュニアのイベントは終了した。

 

QS5000  Krui Pro男子結果

優勝:モーガン・シビリック、2位:カイアス・キング、3位:アリスター・レジナート、大音凛太

QS5000  Krui Pro女子結果

優勝:松岡亜音、2位:ジャニール・ゴンザレス・エチェバリ、3位:ジアータ・レガーティ、アーネット・ゴンザレス・エチャバリ

Krui Pro Junior男子結果

優勝:ブロンソン・メイディ、2位:ウェステン・ハースト、3位:マデ・アリヤーナ、4位:矢作紋乃丞

Krui Pro Junior女子結果

優勝:中塩佳那、2位:松岡亜音、3位:川瀬心那、4位:ジャスミン・スチューダー

 

 

QS5000  Krui Pro

https://www.worldsurfleague.com/events/2023/qs/158/krui-pro/main

Krui Pro Junior

https://www.worldsurfleague.com/events/2023/jun/157/krui-pro-junior/main