クルイ、サウス・スマトラ/インドネシア(2023年6月15日木曜日)-2023年ワールド・サーフ・リーグ(WSL)クオリファイ・シリーズ(QS)5000クルイ・プロは大会4日目。大会は女子ラウンドオブ64の残りのヒートからスタートし、ラウンドオブ32とプロジュニア男子がスタートした。
選手たちは、グラッシーな2~4フィートの波に迎えられ、これまでで最も小さいコンディションではあったが、多くのハイパフォーマンスが披露された。
本日は女子のR2のラウンドオブ64のヒート12から再開され、H12池田美来、H13松岡亜音、川合美乃里、宮坂麻衣子、H15脇田紗良、川瀬心那、芳田花瑚が登場。
H13では、松岡亜音、川合美乃里、宮坂麻衣子が同じヒートで対戦。今年CSツアーを回り、経験値をアップさせている松岡がダイナミックなパワーサーフィンで5.67と5.60をスコアしてヒートを圧倒。宮坂も積極的に波を掴み2位のポジションに。川合はスコアを伸ばせず3位。
残り時間3分で優先権を持った川合がビッグセットをキャッチ。シームレスなバックハンドでマニューバーを描き、ヒートベストの6.50をスコア。逆転に成功し、松岡トップ。川合2位でラウンドアップを決めた。
「大会4日目で自分にとっての初めてのヒートでした。久々のクルイで良い波乗れて楽しかったです。もっともっと良いサーフィン出来るように頑張るので応援よろしくお願いします。」と松岡がヒーローインタビューで言った。
H15では脇田紗良、川瀬心那、宮崎で子供の頃から親友の芳田花瑚とスカイ・ブラウンが対戦。脇田はサイズのある波で余裕のバックハンドで5.10 をスコア。川瀬も好調なサーフィンでスコアを刻んでトップを走る。
しかし後半に入り、スカイがビッグセットをつかんでクリティカルなターンを2発メイクし7.00をスコア。トップに躍り出る。
ヒートの中で最もしっかりとしたターンを見せる脇田は、クローズセクションが決めきれずにスコアが伸ばせずに2位のポジションをキープ。そのままスカイと脇田がワンツーでラウンドアップを決めた。
H12池田美来は惜しくもここで敗退。
女子ラウンドオブ64終了後、続けて女子ラウンドオブ32がスタート。H1大村奈央、松永莉奈、H2都築虹帆、H5野中美波、H6中塩佳那、H7松岡亜音、脇田紗良、H8川合美乃里、スカイ・ブラウンが登場。
H1では大村奈央と松永莉奈が同じヒートで対戦。ヒートはスタートから松永がビッグセットを掴み、5.83をスコア。安定感のあるサーフィンを見せる大村も4.50をスコアしてヒートを開始する。
一方でチャーリー・ヘイトリーが6.50という高得点をマークしてヒートをリード。後半に入り、松永が4.57をスコアしてトップに。大村もバックアップを2.93まで上げて2位のポジションとなり、そのまま二人が逃げ切りワンツーで勝ち上がった。
H2ではCSを戦う都築虹帆が登場。トップスコア5.50を持ちながら、ワンライドの都築は4位で終盤へ。残り5分で4.27スコアしてトップへ。終了間際にジャニレ・ゴンザレスに逆転されるも、2位でラウンドアップを決めた。
H5の野中美波は、2位でラウンドアップ。H6の中塩佳那は惜しくも3位で敗退となった。
H7では松岡亜音と脇田紗良が、フィリッパ・アンダーソンとコーラル・デュランと対戦。松岡がパワフルなフォアハンドで7.50をスコアしてヒートをコントロール。脇田はシャープなバックハンドで4.20をスコア。2位のポジションをキープする。
松岡はバックアップを4.20まで上げてヒートをリード。残り1分を切って3位と追い込まれていた脇田は優先権を使って特大セットを掴むもボトムターンでまさかのワイプアウト。最終4位で惜しくもここで敗退となった。
H8では川合美乃里とスカイ・ブラウンが登場。ホリー・ウィリアムズ、アン・ドス・サントスと対戦した。川合はスタートからバックハンドで果敢にチャージを見せ、5.50をスコア。さらにストレートアップのオフザリップ2発で6.07をスコアしてヒートをリードした。
ヒートは僅差のデッドヒートとなり、スカイ・ブラウンが2位に浮上。川合は3位を強いられるも残り時間4分で優先権を使ってグッドウェイブをキャッチ。5.97をスコアしてトップでラウンドアップ。
スカイはラストにグッドセットを掴むもウィリアムズが、その波にまさかのドロップイン。スカイはライディングを中断させられ敗退。あの波を最後まで乗れたら逆転し、ラウンドアップしていた可能性が高く、不運な敗退となってしまった。スカイは今後アジアからのクオリファイを目指す。
男子プロジュニアでは日本選手が活躍。矢作紋乃丞が高得点。
この投稿をInstagramで見る
女子の後、男子プロジュニア R64がスタート。H1岩見天獅、H2金沢太規、H4矢作紋乃丞、鈴木一歩、H5加藤翔平、H6佐藤利希、小濃来波、H7守城海はラウンドアップ。
矢作紋乃丞は、ビッグでクリティカルなターン、スムーズなレールワーク、バックハンドのパーフェクトコントロールでジャッジを魅了。9.27 と 8.17という驚愕のエクセレントスコアでラウンドアップを決めた。また佐藤利希も8.17 と 7.63という高得点をたたき出しトップで勝ち上がった。
渡邉壱孔、小栗碧壬、酒井仙太郎は惜しくも初戦敗退となった。
明日16日は6:30AM(日本時間8:30AM)ファーストコール。7:00AM(日本時間9:00AM)スタート。 QS &プロジュニアはスタンバイ。
女子のプロジュニアがスタートとなれば、R1のラウンドオブ24では、H1スカイ・ブラウン、H2松野杏莉、H3松永莉奈、H4鈴木莉珠、クオーターファイナルからはH1松岡亜音、佐藤李、H2中塩佳那、池田美来、H3馬庭彩、川瀬心那、H4都築虹帆が登場する。
QS5000 Krui Pro
https://www.worldsurfleague.com/events/2023/qs/158/krui-pro/main
Krui Pro Junior
https://www.worldsurfleague.com/events/2023/jun/157/krui-pro-junior/main