ウルビズトンド・ビーチ、サンフアン/フィリピン(2023年1月20日金曜日)-ラ・ウニオン・インターナショナル・プロは大会5日目。昨日ロングが終了して、本日から男女QS3000が再開。
強いオンショアながらサイズアップしたトリッキーなコンディションで女子ラウンドオブ16が4ヒート。続けて男子ラウンドオブ32がスタートしたが、コンディションが悪化してH2までで終了となった。
H1では、初日も高得点をマークしたアジア・ランキングでトップの野中美波が、7.50と6.40をスコアして、フィリピンのニルビー・ブランカダを押さえ込んで圧勝。大村奈央は惜しくもここで敗退。
H2では松田詩野がオープニングで8.5のエクセレント・ライドでスタート。松田はバックアップを5.50として完全にヒートをコントロール。2位争いで脇田紗良と佐藤李が激しいデッドヒートを繰り広げたが、脇田が6.35 を4.50でバックアップ。CSサーファーの松田と脇田がクオーターファイナルへ勝ち上がった。
今シーズン怪我の治療のために2試合しかQSに出場していない松田は現在、アジア・ランキング24位。脇田は10位。今回の3000で結果を残して上位に食い込み、3000に格上げされた日向(ホワイトバッファロー日向プロ)の試合につなげたい。
H3ではアジア・ランキング3位の松岡亜音と11位の馬庭彩が、インドネシアのカイラニ・ジョンソンらと対戦。バックハンドでスコアを伸ばすカイラニがヒートをリード。
残り3分で3位を強いられた松岡がグッドセットをキャッチし、ビッグターンを決めて逆転トップに躍り出る。しかし、直後にカイラニが逆転。松岡は2位でラウンドアップ。馬庭は攻め続けたが惜しくも3位敗退となった。
H4では、アジア・アンキング2位の都築虹帆、5位の松永莉奈が登場。その頃になると更にオンショアが強まり、トリッキーなコンディションに。スローヒートで都築が僅かなリードを取ったが後半に入り、松永が6.50 をスコアして一気にトップに。
都築も2位で食い下がるが、インドネシアのタイナ・イズキエルドが終了間際に逆転。3位となった都築はニード3.75と逆転可能なスコアだだったが、ラストウェイブはまさかのワイプアウト。惜しくも敗退となり、9位でフィニッシュとなった。
更にオンショアが強まる中で男子ラウンドオブ32がスタート。しかしヒート2まで行ったがコンディション悪化で、ここで試合は中断となった。この日の最終ヒートでは、山中海輝、新井洋人がアジア・ランキングでトップのオニ・アンワーらと対戦。
山中がスタートからビッグリエントリーで6.50 をスコア。オニ・アンワーも高得点発進。ヒート終盤まで波を探していた新井は残り10分を切って6.65をスコア。オニと山中はセカンドウェイブで6点台をスコア。新井はバックアップ4.40で逆転ならず。山中1位、オニ2位で勝ち上がった。
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明日試合が再開されれば、男子は、ラウンドオブ32のH3で大音凛太、H4に田中大貴、H5に矢作 紋乃丞、加藤嵐、H6に岡村晃友、須田喬士郎、太田拓杜、金沢呂偉、H7に西優司、岩見天獅、H8に西慶司郎、安室丈。
女子クオーターファイナルでは、H1に野中美波vs脇田紗良、H2に松田詩野vsニルビー・ブランカダ、H3にカイラニ・ジョンソンvsタイナ・イズキエルド、H4に松岡亜音vs松永莉奈。
イベントディレクター達は明朝、現地時間午前7時にコール。7時15分から試合再開を目指す。
男女ショートボード:https://www.worldsurfleague.com/events/2023/qs/112/la-union-international-pro/results
男女ロングボード:https://www.worldsurfleague.com/events/2023/lt/113/la-union-international-pro/results