世界ジュニア王者決定戦「SAMBAZON ワールド・ジュニア・チャンピオンシップ」開幕。日本勢は敗者復活戦へ

シーサイド・リーフ、サンディエゴ、カリフォルニア、USA(2023年1月9日月曜日)20歳以下の世界最高の新進気鋭のサーファーたちが、2022年の世界ジュニアチャンピオンの座を賭けて戦う「SAMBAZON ワールド・ジュニア・チャンピオンシップ Hosted by Best Western」が、カリフォルニア州サンディエゴのシーサイド・リーフで開幕。

大会会場のシーサイドリーフ

 

このイベントの優勝者は世界ジュニア・チャンピオンとなり、来季のチャレンジャーシリーズの出場権を手に入れることができる。

 

本日は4-6フィートのコンディションでスタート。午後にはさらにサイズアップし、男女共オープニングラウンドが行われた。

 

岩見天獅

男子のオープニングラウンド、ラウンドオブ24のH1にクレジットされた岩見天獅は、カウリ・ヴァーストとライアン・カイナロと対戦。

岩見天獅

 

オープニングウェイブをつかんだ岩見は、サイズのあるレフトをバックハンドでチャージ。パワフルなターンをクリティカル・セクションで繰り出して5.83をスコアする。

 

 

しかし、その後の波ではワイプアウトが続き、バックアップを見つけられない岩見は3位を強いられ、そのまま敗者復活戦のラウンド2へと進んだ。

 

虹帆はお母さんがカメラ片手に帯同

 

男子終了後には、女子のオープニングラウンドがスタート。ヒート3では、前回の台湾オープンで優勝した都築虹帆がアリッサ・スペンサー、プアマカマエ・デソトと対戦。

 

都築虹帆

 

都築はスタートからバックハンドで 4.43をスコア。スペンサーとデソトがスコアを重ねる中、じっくりと優先権を持って波を待つ都築。

 

都築虹帆
都築虹帆

 

残り時間10分を切りレフトの波をつかんだ都築は、深いボトムターンからトップターンを繰り出し5.03 をスコア。3位から2位に浮上する。しかし、終盤にデソトに逆転されて惜しくもラウンド2へ回った。

 

松岡亜音
亜音はお父さんが帯同

 

松岡亜音はヒート5でザーリ・ケリー、ソル・アギーレと対戦。ヒートは目紛しくトップが入れ替わるシーソーゲームとなり、激しいバトルが展開された。

 

松岡亜音

 

後半3位を強いられながら優先権を持って波を待った松岡は、エンドセクションで素晴らしいリエントリーでフィニッシュを見せ、5.10をスコア。ヒートスコア9.43としてトップに躍り出る。しかし最後にアギーレに逆転され2位でラウンド2へ回った。

 

脇田紗良と田中樹コーチ

 

最終ヒートとなったヒート8の脇田紗良は、フランシスカ・ヴェセルコ、エラ・マカフレイと対戦。ヒートはスタートからフランシスカが7.67というエクセレント・レンジのスコアで開始。

 

脇田紗良

 

脇田はバックハンドの2マニューバーで4.27をスコアして開始。フランシスカはバックアップも6.00をスコアし圧倒。脇田はバックアップ3.87でスコアを伸ばすも、3位でラウンド2へ回った。

 

脇田紗良
サラとフランシスカ
大会前日にはロブ・マチャドが会場に

 

大会初日は男女共オープニングラウンドが終了して、全員が敗者復活戦のラウンド2に回った日本チーム。

 

男子ラウンド2のH3で岩見天獅は、アメリカの新星、ジェット・シリングと対戦。

 

女子ラウンド2のヒート1で都築虹帆がハワイの強豪ルアナ・シルバと対戦。ヒート4の脇田紗良は、エラ・マカフレイと再戦。松岡亜音はヒート7でペルーのオリンピアン、ダニエラ・ロサスと対戦。

 

明日(現地時間1/10)は大会はオフ。1/11に男子、女子ともR-2(Elimination Round)を行う予定。強豪ジュニアが揃うWJCで日本の力を見せてくれ。頑張れ!日本!

 

オフィシャルサイト:SAMBAZON World Junior Championships Hosted by Best Western