日本を含むアジア、オーストラリア、ニュージーランドなどが属するWSLワールド・サーフ・リーグのアジアパシフィック（APAC）リージョンは、来年2月にスタートする2023年のイベントスケジュールを発表。
オーストラリア/オセアニア地域では、プロジュニアからチャンピオンシップ・ツアーまで、15のイベントが開催される予定となっている。
WSLイベントの2023年オージーレッグは、男女クオリファイング・シリーズ（QS）とプロ・ジュニア・イベントでキックオフ。これらのイベントでは、オーストラリア、ニュージーランド、アジアの新進気鋭のタレントが、それぞれチャレンジャーシリーズとワールド・ジュニア・チャンピオンシップの出場権をかけて戦う。
また、その中のQSイベントでは、2つのQS 5,000イベントで構成されており、オークベリー・ツイード・コースト・プロから始まり、ニューカッスル・プロQS 5,000でクライマックスを迎える。
これらのイベント終了後に、オーストラリア/オセアニア地域ランキングの男子上位7名、女子上位4名がチャレンジャーシリーズへの出場権を獲得し、さらに男子と女子のワイルドカードが各1名ずつ与えられる。
QS 3,000とQS 5,000がアジア・リージョンとの共同開催
また2023年にはセントラルコーストプロのQS 3,000とシティオブニューキャッスルプロのQS 5,000がアジア・リージョンとの共同開催となり、アジアの選手により高いポイントを獲得する機会を与え、またオーストラリアで最も定評のある2つのイベントに多くの海外選手たちを迎え入れることになる。
グレードの高いQSイベントが自国で開催されないアジアのサーファーにとっては、高ポイントを稼ぐ絶好のチャンス。2023年CS出場権をかけたアジア最終ランキングにも大きな影響が出る大事な試合となりそうだ。
アジア・リージョンとの共同開催
3月13日 – 18日
Vissla and Sisstrevolution
セントラルコーストプロ pres. マッドメックスQS 3000
アボカ・ニューサウスウエールズ州
3月20日～26日
シティ・オブ・ニューカッスル・プロ QS 5,000
メレウェザー・ニューカッスル・ニューサウスウェールズ州
QSアジア・ランキングで都築虹帆とオニ・アンワーがトップ
WSLアジアQSのリージョナル・ランキングから2023年のCSへ進める選手は男子6名、女子4名。現在のQSアジア・ランキングで女子は都築虹帆、男子でオニ・アンワーが首位となっている。
男子は、先日の台湾オープンでしたオニ・アンワーがトップ、２位にキアン・マーティン、そして台湾で５位となった西優司が３位に浮上、４位に和井田龍貴、５位に田中大貴、６位にCT入りを決めた和井田理央、７位に安室丈、８位に太田拓杜と続く。https://www.worldsurfleague.com/athletes/tour/mqs?regionId=6&seasonNumber=2&year=2022
女子では、台湾で優勝した都築虹帆がトップ、２位にCSハレイワでも活躍した野中美波、３位に松岡亜音、４位に佐藤李。５位に今年初CSの松永莉奈がつけている。https://www.worldsurfleague.com/athletes/tour/wqs?regionId=6&seasonNumber=2&year=2022
フィリピンで男女QS3000。ロングも開催。
まだ、WSLのホームページにも掲載されていないが、アジア・リージョンのイベントとして、2023年１月２０日から２６日まで。男女QS3000ショートボードとQS1000 ロングボード・イベントが、フィリピンのラユニオンのモナリザポイントで開催が予定されているようだ。
選手のエントリーもまだ始まっていないが、3000イベントということで、日本から参加するサーファーも多いだろう。
最近のサーフィン界では、アジア＝日本ではなくなってきている。和井田兄弟を始め、インドネシアがコンペの世界でも頭角を現し、フィリピン、中国、台湾など国を挙げてサーフィンに取り組む姿が目につく。これもオリンピック効果か。日本も負けてはいられないぞ。頑張れ！日本！
2023年チャレンジャーシリーズ
5月6日～13日
ゴールドコーストプロ・チャレンジャーシリーズ
スナッパーロックス、クーランガッタ、クィーンズランド州
5月17日～24日
シドニー・サーフ・プロ・チャレンジャー・シリーズ
ニューサウスウェールズ州ノースナラビーン
2023年チャレンジャーシリーズの全スケジュールは、今後数ヶ月の間に発表される予定です。
詳細については、WorldSurfLeague.comをご覧ください。
