ハレイワ、オアフ/ハワイ(2022年11月16日水曜日) – 2022年ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャレンジャー・シリーズ(CS)は、オアフ島ハレイワに戻り、第7戦である「ハレイワ・チャレンジャー」が2022年11月26日から12月7日に大会ウィンドウを保持する最終大会となる。
世界最高峰のコンペティターでチャンピオンシップ・ツアー(CT)出場を狙うサーファーたちにとって、今年最後のチャンス。男女とも出場枠は残りわずかとなっており、すべてのヒートがハイレベルな戦いとなる。
ハレイワ・ローカルのベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)は、昨シーズンのこのイベントで大きな勝利を収め、CTへのクオリファイを決めた。しかし、残念ながらミッドシーズン・カットに失敗、彼女は残りのシーズンをリクオリファイのため、チャレンジャーシリーズを戦い続けた。
そして今、サクラ・ジョンソンはCSランク4位。再び世界最高峰の座に返り咲き、2023年のCT出場権を獲得するため、再び自分のパフォーマンスをハレイワで見せたいと考えている。
「もう一度リクオリファイすることは、とても意味のあることです」と言った。「今年は大きな学びの年でした。昨年のチャレンジャーシリーズの前は、あまり試合に出ないでクオリファイしてしまった感じでした。だから今年は自分のサーフィンを向上させるために、たくさんの努力とフォーカスを注いできました」とサクラが言った。
2023年の女子CTクオリファイの枠は、既にメイシー・キャラハン、モリー・ピックラム、ケイトリン・シマーズの3名が確定となっており、残り2枠。
サクラ・ジョンソンはハレイワ・チャレンジャーのファイナル進出でCT決定。もし彼女がファイナル前に敗れた場合でもクオリファイの可能性は非常に高い。
男子7つ、女子2つのスポットがハレイワで決定する。
女子5位のテレサ・ボンバロ(PRT)は、優勝でCT入りが確定。前回のブラジルで優勝した6位のアリッサ・スペンサー(USA)も優勝することでCT入りが確定する。テレサもアリッサも優勝せずともクオリファイの可能性が残されているが、上位のライバルたちに負けることは許されない。
元CT選手のブロンテ・マコーレーとニッキ・ヴァン・ダイク、ソフィー・マカロック、ヴァヒネ フィエロ、サラ・バウム、日本の都筑有夢路は数字的にはCTクオリファイが可能である。しかしそれには優勝が必要で、さらにテレサやアリッサが早いラウンドで敗退することが条件となる。
男子では、CSからCTにクオリファイ出来る10枠のうち、既に和井田理央(IND)、レオナルド・フィオラバンティ(ITA)、ライアン・カリナン(AUS)3名が決定しており、残りは7枠。
現在チャレンジャー・シリーズで5位につけているイアン・ジェンティル(HAW)などは、今回のハレイワで結果を残し、夢を現実にできる最後のチャンスとなる。
「ポイントやランキングは別として、ハレイワは僕にとって大きな意味があります。このイベントを1年中楽しみにしていましたし、全てを考慮しても、自分はまさに望んでいた場所にいます。今年学んだことのひとつは、プレッシャーはいいものだということです。それは集中力を維持するのに役立つから。ハレイワでは大きなプレッシャーを感じたいですね」とジェンティルが言った。
モロッコ初のCT入りを目指す4位のラムジ・ブキアムは、クオーターファイナル進出でCT入り確定。ハワイアンのイアン・ジェンティル、イズキール・ラウ、リアム・オブライエン(AUS)、ジョアン・チアンカ(BRA)マキシム・フスナットは、クオリファイにはセミファイナル以上の成績が必要となる。
また。今回のハレイワには、昨年のイベント優勝者で2x WSLチャンピオンのジョン・ジョン・フローレンス(HAW)、5x WSLチャンピオンのカリッサ・ムーア(HAW)、2022年リップカールWSLファイナリストの五十嵐カノア(JPN)とイーサン・ユーイング(AUS)、2022CT新人賞のガブリラ・ブライアン(HAW)など世界のトップが多数参戦。これらの選手を倒して上位入賞を目指さなくてはならない。
日本人選手では、ブラジルで3位入賞し、ランキング13位となった都筑有夢路をはじめ、 野中美波、前田マヒナ、脇田紗良、松永莉奈。男子では、CTの五十嵐カノアをはじめ、脇田泰地、稲葉玲王、上山 キアヌ 久里朱、アメリカから小林桂が出場予定だ。
CT入りを目指す彼らの活躍を期待し、エールを送り続けたい。がんばれ!日本!
2022年11月26日~12月7日
CS Event 07
Haleiwa Challenger, at Home in The Hawaiian Islands
詳しくは、WorldSurfLeague.comをご覧ください。