西慶司郎がハイポイント。野中美波、松永莉奈、都築虹帆、西元エミリがベスト16進出。台湾オープン3日目

野中美波

ジンズン・ハーバー、台東県/TPE(2022年11月15日火曜日) – ワールド・サーフ・リーグ(WSL)クォリファイング・シリーズ(QS)2022台湾オープン・オブ・サーフィン は大会3日目。2~4フィートのクリーンな波で20ヒートが行われる長い一日となった。

本日は女子のラウンドオブ32と男子のラウンドオブ64の12ヒートが終了し、女子はベスト16が決定。ジンズンハーバーでサーフィン界の次世代を担う選手たちがエピックな パフォーマンスを繰り広げた。

 

また本日はオージー・アップスターがラウンドオブ64で素晴らしいパフォーマンスを披露。マンリー・ビーチのジョージ・ピター(AUS)がファースト・ウェイブで8.33ポイント(10点満点中)のエクセレントなライディングを披露。

 

アリスター・レジナート(AUS)もまた、ジンズン・ライトでシームレスにリンクしたフロントサイド・ターンでエクセレントの8.17を記録した。

 

 

野中美波  WSL / Tim Hain

 

朝の女子のラウンドオブ32(ラウンド2)では、H1に野中美波が登場。野中は優先権を持ってじっくりと波を待つ作戦。

 

後半に入り、ライトのビッグセットを掴み、フォアハンドでクリティカルなセクションでビッグターンをメイク。6.50をスコア。

 

続けてバックハンドで 5.50をスコアしてトップに。ラストウェイブでは 5.77をスコアしてトップでラウンドアップを決めた。

 

 

野中美波

 

H2に松永莉奈、佐藤李が登場。松永はバックハンドの2ターンコンボで 4.83をスコア。続けてバックハンドでチャージを見せる松永は5.03をスコア。2位でラウンドアップ。佐藤はリズムをつかめず4位敗退となった。

 

H4の馬庭彩は、エリー・ハリソンとニルビー・ブランカダ(PHL)という強豪と対戦。良い波を掴めず惜しくも敗退となった。

 

H5に松田詩野が登場。松田は2位のポジションをキープするもインターフェアを取られ、まさかの4位転落。4.07をスコアするも2本目のトップスコアを削られる罰則が科せられ4位で悔しい敗退となった。

 

西元エミリ  WSL / Tom Bennett

 

H6に松岡亜音、大村奈央、西元エミリが登場。ベテランQSサーファーのフィリッパ・アンダーソンがヒートをリードする中、西元が5.17、3.40の2本を揃えて2位のポジションをキープ。

 

後半に入り西元はフォアハンドの2ターンコンボで6.33をスコア。トップに躍り出る。松岡もビッグセットでソリッドなリエントリーを決め6.33をスコア。続けてバックハンドでパワフルターンを披露し逆転2位に。

しかし後半、フィリッパが逆転。松岡は3位。今回好調なサーフィンを見せる大村も惜しくも4位で敗退となった。

 

 
都築虹帆

 

H8には都築虹帆、池田美来が登場。フレイア・プラム(AUS)がヒートをリードする中、池田はライトの波でフォアハンドのコンビネーション・マニューバーを披露。5.07をスコアして2位のポジションをキープ。

 

都築も後半に4.27をスコアして3位のポジション。残り10分を切って、池田はビッグレフトを掴みバックハンドのビッグターンで3.57をスコアしてトップに。しかし再びプラムがトップに。

 

しかし、ヒート終盤に都築がクローズアウトでのビッグターンを含む2ターン・コンボで6.83をスコア。3位から一気にトップへ。3位に押し出された池田は惜しくもここで敗退となった。

 

 

男子のラウンド2がスタート。

 

その後、男子のラウンド2がスタート。今日のオープニング・ヒートでは、WSLアジア・リージョナルのランキング・リーダーであるキアン・マーティンが敗退し、今回の台湾オープンで獲得できる3000ポイントで、彼以下の選手たちがジャンプアップするためのドアが開かれた。

 

新井洋人  WSL / Tom Bennett

 

H1に新井洋人が登場。前半スコアを出せなかった新井は4位のまま終盤へ。終了間際のラストウェイブで5.27で逆転2位でラウンドアップ。


H3に金沢呂偉が登場。金沢はラストウェイブで得意のレイバックスラッシュで5.83 をスコア。バックアップを4.83として、2位でラウンドアップ。

 

安室丈  WSL / Tim Hain

 


H4に安室丈と野呂海利が登場。安室はスタートから5.27をスコア。バックアップを4.27としてヒートを完全にリード。最後はバックハンドのソリッドなリエントリーを連発し、
7.50という高得点をマークして1位でラウンドアップ。野呂は3位で惜しくも敗退となった。

 

都筑百斗  WSL / Tim Hain


H5に都筑百斗が登場。ヒート後半に5.73 をスコアしてトップに躍り出る。残り5分でラビットの息子。ジャガー・バーソロミューに逆転されてトップの座を譲るも2位でラウンドアップ。

 

太田拓杜  WSL / Tim Hain


H6に太田拓杜と加藤嵐が登場。アリスター・レジナートがヒートをリード。残り5分で5.37をスコアして2位となった加藤嵐。しかし3位の太田との差は僅差。

 

そして残り3分で太田がバックハンドで5.60をスコアして加藤を逆転。太田は2位でアップ。加藤は3位で惜しくも敗退となった。

 


H7に須田喬士郎が登場。須田はオープニングからフォアハンドで2発のビッグリエントリーをメイク。6.43というヒートのベストスコアをマーク。バックアップを5.33として一時はトップに躍り出るも、和井田龍貴に逆転されて、2位で勝ち上がった。

 

 

西慶司郎(JPN)が高得点をマーク。

 

西慶司郎  WSL / Tim Hain

 

西慶司郎(JPN)がH8に登場、スタイリッシュなグーフィーフッターの西は、フロントサイドでシルキーでスムーズなサーフィンを披露し、今イベントで2番目に高いヒートトータル15.27を記録してラウンドオブ32進出を決めた。

 

西慶司郎  WSL / Tim Hain

 

西の2本の波のトータルスコアは7.67と7.60で、それぞれ複数のセクションを持つ長いレフトハンダーだった。今年はWSLのイベントに2つしか出場していない西は、ここ台湾で大きな結果を残し、リージョナルのランキングのアップを目指す。

 

「このヒートは本当に気持ち良かったです」と西が言った。「このような波は自分のサーフィンにとても合っているので、パドルアウトする前はとても落ち着いていました。このヒートで正しいリズムを取り戻せたと思います。最高のヒートトータルを記録したことは自信に繋がるので、この調子で行きたいと思います。」

 

西優司


H9に慶司郎の兄、西修司が登場。西修司はヒート中盤にトップとなるも、後半に逆転されて惜しくも3位敗退。
H11には西3兄弟の三男である西優司、山中海輝が登場。

 

西優司は安室丈と同様に、数年前WJCが行われたこの場所で素晴らしい結果(5位)を残した実績があり、今回も圧倒的なパフォーマンスを披露、7.67 を 6.07をバックアップして1位でラウンドアップ。山中も2位で勝ち上がった。

 

H12に萩田泰智が登場するも、エクセレント・レンジのスコアを連発するジョン・マーク・トコンとザビエル・ハクスタブルの前に惜しくも敗れた。

 


明日男子のラウンド2が再開となれば、H13に矢作紋乃丞が登場。
H14に田中大貴、岡村晃友、H15に大音凛太、古川海夕、H16に石川拳大が登場する。

 

2022 Taiwan Open of Surfingは、11月13日から20日までJinzun Harbourで開催。www.worldsurfleague.com でライブ観戦するか、無料のWSLアプリをダウンロードしてください。

 

https://www.worldsurfleague.com/events/2022/qs/83/taiwan-open-of-surfing/

https://www.taiwanopenofsurfing.org/