プライア・デ・イタウナ – サクアレマ、ブラジル(2022年11月3日木曜日) -ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャレンジャー・シリーズの第6戦「コロナ・サクアレマ・プロ pres.by Banco do Brasil」は大会2日目。弱いオンショアが吹き、波は4-6フィート・レンジで競技が再開された。
難しいコンディションにもかかわらず、男子ラウンドオブ96の残り8ヒートと女子ラウンドオブ64のヒート1~10が終了し、国際的な選手たちによる印象的なパフォーマンスが見られた。
ネクストコールは11月4日(金)日本時間19時。
現在のチャレンジャーシリーズ・ランキング1位のレオナルド・フィオラバンティ(ITL)は、ラウンドオブ96のヒート20で印象的な勝利を収め、ハイパフォーマンス・サーフィンを維持。
フィオラバンティは、プライア・デ・イタウナのヘビーなライト・ハンドでパワフルなフォアハンド・ハックを披露し、2本のベストウェイブで6.27と6.07(10点満点中)をスコアし、ヒート・トータル12.34(20点満点中)をマークした。
また、2022年のOiリオ・プロで準優勝するなど、プライア・デ・イタウナで過去に成功を収めたブラジリアン・サーファーのサミュエル・プポ(BRA)は、スタートは不調だったものの、6.83をスコア。
その後、フロントサイド・ターンに続き、クローズアウト・セクションでフィン・フリーのカーブを決めて、今日一番のシングルウェイブ・スコアとなるエクセレントの8.50をスコアした。
男子のラウンド1ヒート17では和井田理央が、シェイン・サイクス、ジョアン・ドゥル、ヘイター・ミューラーと対戦。ヒート中盤にライトのビッグターンで6.00をスコア。トップに踊り出る。
後半にジョアンに逆転されて2位となる和井田だったが、後半にバックハンドの2ターンコンボで4.93をスコアして逆転。1位で勝ち上がった。
ヒート23 では村上舜が、ルッカ・メシナス、ノーラン・ラポーザ、ロブソン・サントスと対戦。村上舜はレフトを掴み、フォアハンドでストレートアップのオフザリップを披露。6.00をスコアしてトップに躍り出る。そのままヒート後半に入り、ラポーザが逆転。村上は2位へ。
しかし残り10分で村上が難しいセクションでビッグリエントリーをメイク。4.83をスコアして再びトップへ。しかしヒート終盤にメシナスがバックハンドで5.50をスコアして逆転トップへ。2位の村上は3位のラポーザの追い上げを振り切り2位でラウンドアップを決めた。
メンズラウンドオブ48ヒート組。
ヒート4で脇田泰地は、ガブリエル・メディーナ(BRA)、ジェット・シリング(USA)、ホセ・グンデセン(ARG)
ヒート6で 小林桂(USA)は、ジョーダン・ローラー(AUS)、 デビッド・シルバ(BRA) 、ジョエル・ヴォーン(AUS)
ヒート9で 和井田理央(IDN) は、ラムジ・ブキアム(MAR)、カルロス・ムニョス(CRI) 、ガブリエル・アンドレ(BRA)
ヒート 11で村上舜は、カウアン・コスタ(BRA)、ブロディ・セール(HAW)、クリス・ザーフィス(AUS)と対戦する。頑張れ!日本
松田詩野と都筑有夢路がトップ通過。
女子ラウンド1では、ヒート4で松田詩野が、キラ・ピンカートン、ペイジ・ハレブ、ネーラ・マルケスと対戦。
スタートから得意のバックハンドで4つのターンコンビネーション。チャージを見せた松田は、6.67をスコア。ヒート後半にバックアップ3.93をスコアして1位で勝ち上がった。
「この場所は初めてなんですが、ここ数日は波が小さくて。コンディションが物凄く変わってしまったんですが、勝ち上がれて良かったです。」とコメント。
ヒート10では都筑有夢路が、ダニエラ・ロサ、スフレイア・プラム、ジェネシス・ボルハ・ガルシアと対戦。
都筑はスタートから6.10 をスコア。後半にバックアップ4.57をスコアして逆転。危なげない試合運びで1位でラウンドアップを決めた。「たくさん波を掴もうとしていたんですが、超強いカレントがあって必死でした。」と言った。
ヒート3で脇田紗良は、ブロンテ・マコーレー、ゾーイ・ステイン、マヤ・カルピネリと対戦。
ヒートは元CTサーファーのマコーレーがソリッドな7.83でヒートを開始。脇田は残り10分で素晴らしいフォアハンドのレールサーフィンを披露。6.33 をスコアして2位でラウンドアップ。
ヒート6では野中美波は、ヴァヒネ・フィエロ、ナターシャ・ヴァン・グリューネン、ジュリアナ・ロドリゲスと対戦。野中はスタートから3.17をスコア。
ヒート後半には4位を強いられる展開となるも、クローズセクションでビッグリエントリーをメイク。5.50 をスコアして2位に浮上してラウンドアップを決めた。
また兄で3度のWSLワールド・チャンピオンであるガブリエル・メディーナ(BRA)と同じイベントに出場するのは今回が初めてであるソフィア・メディーナ(BRA)。
彼女はローカル・ナレッジを駆使して、ハワイアンのベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)をそれぞれ12.16対10.40という僅差で退け、両者はラウンドオブ32に進出した。
試合が再開されれば、ラウンド1のH-11 松永莉奈、H-14 黒川日菜子が登場する。
今回もCT入りを目指す彼らの活躍を期待し、エールを送り続けたい。がんばれ!日本!
2022年11月1日~8日 CS第6戦
コロナ・サクアレマ・プロ Presented By Banco do
ブラジル、リオデジャネイロのサクアレマ