リベイラ・ド・イーリャス、エリセイラ/ポルトガル(2022年10月6日木曜日)-ワールド・サーフ・リーグ(WSL)2022チャレンジャー・シリーズの第5戦「EDPヴィスラ・プロ・エリセイラ」は大会4日目。
前日のレイデイを経て、朝からのオンホールド。そして午後2:45から試合が再開。3~4フィートのコンディションで、女子の8ヒートが行われ、女子ベスト16が決定した。
現在CSランキングトップのケイトリン・シマーズ(USA)は、波のメローなパートを難なくこなし、スティープなセクションでハードにターンを繰り出し、素晴らしいハイパフォーマンス・サーフィンを披露。今日のラウンドで最も高いヒートトータル15.60を記録した。
「良いスコアを出すと波に対する捉え方が変わるのが不思議です」とシマーズは語った。「今までは難しいセッションが続いていましたが、今回は本当に良い感じでした。他のスポットでもサーフィンをしていて、この辺りは短い時間で多くのオプションがあるので楽しいです。」
ローカル・ヒーローのテレサ・ボンバロ(PRT)とイベント・ディフェンディング・チャンピオンのルアナ・シルバ(BRA)は、素晴らしいバトルを繰り広げた。シルバが2つのソリッドな7+のスコアで1位、テレサが2位でラウンドアップ。
ボンバロは現在CS8位、シルバはCS9位につけており、来シーズンCTに入るためにはヒート毎に大きな結果が求められる。
また本日後半のヒートは、ロータイドでコンディションが悪化、最後の数ヒートのサーファーにとって不運なものとなったが、そのなかでもメイシー・キャラハン(AUS)、ニッキー・ヴァン・ダイク(AUS)が最後のヒートを勝ち上がった。
女子のラウンド2に勝ち上がっている松田詩野は、ヒート1でベティルー・サクラ・ジョンソン、ヴァヒネ・フィエロ、ナディア・エロスターベという強豪と対戦。
松田は、トリッキーなコンディションの中で、アウトからセットを掴み、巧みなバックハンドで5.40をスコアしてヒート前半をリードした。
サクラが6.17というスコアを出す中で、松田はバックアップ2.50でトップのポジションをキープ。しかしヒート終盤に入り、サクラが5.77をスコアしてトップに。
2位で踏ん張る松田だったが、後半追い上げてきたフィエロがシャープなバックハンドで6.83をスコアして逆転。松田も反撃するが3.40とスコアを伸ばせず、惜しくも3位で敗退、17位でフィニッシュとなった。
これで松田が破れ日本女子は全員が敗退。男子はラウンド3へ勝ち上がった五十嵐カノアが、ヒート4でディラン・モファット、ジェシー・メンデスと対戦する。がんばれ!日本!
結果と今後のヒートについてはイベントサイトをご覧ください。