ハンティントンビーチ、カリフォルニア/USA(2022年8月4日木曜日)-ワールド・サーフ・リーグ(WSL)チャレンジャー・シリーズ(CS)の第4戦、VANS USオープン大会6日目。
4~6フィートのスウェルが続くハンティントンビーチで、CS女子のラウンドオブ16ヒート5から8までが行われ、ベスト8が確定。その後にロングボードツアー第2戦「VANSダクト・テープ・インヴィテーショナル」が開幕となり、男女共ラウンド2までが終了した。
大会も残り3日。現地時間の明日8月5日は午前7時35分からロング女子ラウンド3の敗者復活戦からスタート予定予定。
10回のVANSダクト・テープ・インビテーショナル優勝者で、2019 WSLロングボード・チャンピオンのジャスティン・クインタル(USA)が素晴らしいパフォーマンスを披露。
フロリダ州ジャクソンビル・ビーチのコンペティターは、スタイリッシュなカットバックに信じられないハングテンをメイク、エクセレントの8.67(10点満点)を叩き出した。
「あの波が来たとき、パーフェクトなノーズライド・セクションがあるのを見て、本当にストークした」とクインタルは言った。
「そして、ピアでショットできたので楽しかったです。僕はどのヒートでも同じように臨みます。僕にとっては、実際に良い波をキャッチすることの方が重要で、これだけの観客が見ていると、何かクールなことをしたくなるんですよ。」
ハリソン・ローチ(AUS)は、2021年のワールド・タイトルを惜しくも逃し、今シーズンはそのリベンジを目論んでいるが、オーストラリアのマンリー・ビーチからハンティントン・ビーチまで、その勝利のフォームをダイナミックに継続させている。
現在のワールド・ナンバー1は、テクニカルなノーズライドとレイル・トゥ・レイルのサーフィンで、ヒート・トータル15.66(20点満点中)をマーク。素晴らしいスタイルを披露した。
「幸運にも、何人かの仲間のようにボードを壊さずに済みました(笑)」とローチは言った。「僕はここでの優勝候補とは思われていないでしょう。ジャスティン・クインタルは、倒すべき相手。彼はここで何度も優勝しているから、勝ち目のない選手でいることは楽しいことだね。」
現在の世界ランキング2位のベン・スキナー(イギリス)は、ワイルドカードのトッシュ・チューダー(USA)とWSLロングボード・ツアーのベテラン、ジェフソン・シルバ(BRA)を追い込み、オープニング・ヒートを見事にこなした。
一方で、カニエラ・スチュワート(HAW)は、彼のシグネチャー・スタイルと身のこなしを披露し、VANSダクト・テープ・インビテーショナルの最初のエクセレント・スコアである8.17をマークした。
また、カイ・サラス(HAW)と3タイムWSLロングボード・チャンピオンのテイラー・ジェンセン(USA)は、重要なラウンド2を勝ち上がり、恐ろしいエリミネーション・ラウンドをスキップ。
2015年のWSLロングボード・チャンピオンで、同年の北米ロングボード・チャンピオンシップも制したレイチェル・ティリー(USA)は、驚異的なフォームでハンティントン・ビーチに戻ってきた。
ティリーは、エクセレントな8.03を含む14.83のヒート・トータルで女子ラウンド2のベスト・パフォーマーを披露し、22歳の若さでさらなるワールド・タイトル獲得を狙う。
本日は女子ラウンド1 に吉川広夏、男子R2に井上鷹。女子R2 H5に田岡なつみ、H3にサリー・コーヘン(HAW)がクレジット。
吉川はラウンド1で5.83 と4.43をスコアして2位でラウンドアップ。ラウンド2では、ホノルアとサリーと対戦した吉川。5.60 と4.67をスコアして2位でラウンド4へ勝ち進んだ。ハワイのサリー・コーヘンは敗者復活戦のラウンド3へ。
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男子R2では、井上鷹がテイラー・ジェンセンとケヴィン・スクヴァーナと対戦。かなりのクロスヒートとなり、ノーズライドとカービングのコンビネーションで6.90のヒートベストをスコアし、一時は2位に浮上した井上。ラストライドで逆転かと思ったが、惜しくも3位で敗者復活のラウンド3へ回った。
田岡なつみは、ヒート前半は4点台を2本揃えていたが、ヒート後半にスコアをあげて、5.60を5.00でバックアップ。バンピーなコンディションでも安定感のある強さを見せて見事1位でラウンドアップを決めた。
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今回も彼らの活躍を期待して、日本からエールを送り続けたい。がんばれ!日本!
https://www.worldsurfleague.com/events/2022/cs/23/vans-us-open-of-surfing/
https://www.vansusopenofsurfing.com/