御前崎をサーフィンの聖地として世界に発信。静岡県御前崎で初の国際大会「whitebuffalo OMAEZAKI Pro」記者会見

御前崎出身のプロサーファー池田美来と佐藤李

 

文、写真:山本貞彦

 

7月22日 (金)、御前崎市消防本部にて WSL御前崎プロ実行委員会が行われ、併せて結団式が行われた。

 

こちらには大会会長を務める御前崎市長の栁澤重夫氏、大会実行委員長の小野田政宏氏、メインスポンサーである株式会社ケイズプロジェクトからは吉田信之氏が代表として登壇し、この大会の概要を含む開催における趣旨の発表。

 

 

マスク着用、距離を取り、感染対策を行っています。記念写真は許可を得た撮影用のものです。

 

 

この「whitebuffalo OMAEZAKI Pro」は、9/1-4の日程で静岡県御前崎市ロングビーチで開催される。カテゴリーは女子のQS1000、男女それぞれのプロジュニア1000の3つ。静岡県御前崎での国際大会は初開催となる。

 

 

栁澤重夫市長

 

 

御前崎をサーフィンの聖地として世界に発信できる大会に

 

 

冒頭で大会会長の栁澤重夫市長が「御前崎市はマリンスポーツに適した素晴らしい環境であります。その恵まれた環境の中で、これまでも多くの選手を輩出しております。サーフィンでは池田美来選手、佐藤李選手が素晴らしい成績を残しました。

 

御前崎市としてもこの海洋スポーツを活かし、ジュニアの育成などをもっと盛んにしていきたいと考えております。

 

そしてこの環境の中でジュニアの育成はもちろん、海洋環境を皆さんと一緒に考えていく機会になればとも思っております。また、この国際大会を機にサーフィンの聖地となるような世界に発信できるような大会にしていきたい。」と挨拶。

 

 

小野田政宏実行委員長

 

 

次世代の若い人たちの環境作りと御前崎の活性化

 

 

続いて、小野田政宏実行委員長からは「初のサーフィン国際大会を開催できることを大変嬉しく思っております。この御前崎はマリンスポーツには絶好の条件であり、マリンスポーツのメッカとなっております。

 

この場所でサーフィンの国際大会を開催できることは、次世代の若い人たちの環境作りにもなり、御前崎の活性化にも繋がっていくことが期待されます。

 

この海、自然を後世に残して行くことは、活性化にも繋がるだけでなく、人が持続可能に生きていくことができると信じています。今大会で御前崎の海を知っていただき、自然を大切に守っていけるよう、世の中に発信できればと考えています。」とこの大会における意義が伝えられた。

 

 

株式会社ケイズプロジェクトの吉田信之氏

 

 

サーフィン競技とプロサーファーの社会的地位の向上ができる活動を

 

 

そして、株式会社ケイズプロジェクトの吉田信之氏は「静岡県と御前崎市と一緒に大会を開催できることを本当に嬉しく思っております。

 

2020東京オリンピックが開催されて、サーフィンの競技の中でメダルが二つ獲得できたのは日本だけという実績もありますが、まだまだオーストラリア、アメリカ、ブラジルに負けじと戦えるのは日本だけだと私たちも捉えております。

 

その選手たちの後押し、そしてこれからサーフィンという競技、またプロサーファーの子たちがしっかりと社会的地位の向上ができるように活動できればなというふうに考えております。

 

最後まで皆さんと一緒に力を合わせて、大会開催に向けて選手たちと一緒に盛り上げていければなと思います。」と今までサーフィンの大会に協賛してきた熱い想いが語られた。

 

大会事務局長である宇田大地氏

 

サーフィンを身近に感じてもらい地域の活性化を図りたい

 

 

また、各実行委員の紹介の後、大会事務局長である宇田大地氏から大会概要の説明が行われた。

 

「2020年東京オリンピックにて、サーフィン競技入りを果たしまして、日本人メダリストも誕生しました。多くのメディアに取り上げられ、これを機にサーフィンに対する注目度がとても上がりました。

 

サーフィン人口も増加傾向にある中、この静岡県御前崎市で世界レベルの技を競い合う大会を実施し、身近にそのサーフィンを感じてもらうことで地域の活性化を図りたいと思います。

 

またサーフィンファンはもちろん、この大会に訪れる多くの観光客の方に、市の財産である海や自然に触れていただくことで、御前崎海岸の環境を守る活動を推進していきたいと考えています。」

 

 

池田美来と佐藤李

 

 

この大会の目標は優勝です。

 


この発表に併せ、地元選手である池田美来、佐藤李も来場し、この大会への意気込みを語ってくれた。

 

池田美来

 

池田美来は「市内で開催される国際大会というのは少ないですし、そういった中でやはりコロナ禍でもあるんですけど、開催してくださったことを本当に嬉しく思っています。

 

頑張らなきゃなっていう思いです。地元で行われる大会ですし、優勝できるよう精一杯頑張るので、皆さん応援よろしくお願いします。」

 

佐藤李

 

佐藤李も「地元で開催される国際大会ですし、初めてなので嬉しいです。いろんな県から、また海外からも選手もが来ると思うので、いろいろな選手のライディングも見てほしいと思います。

 

女子のクォリファイシリーズとジュニアに出場します。この大会の目標は優勝です。」とそれぞれコメント。

 

 

クラウドファンディングを開設

 

今回行われるクォリファイシリーズ(QS)は、次年度のチャレンジャーシリーズへの参戦がかかる大事な大会。ジュニアについては世界ジュニア選手権大会(WJC)への予選となっている。

 

現在、WSL 御前崎プロ実行委員会では「whitebuffalo OMAEZAKI Pro」大会をより盛り上げるためにクラウドファンディングも開始した。

 

WSLの国内大会を成立させて、さらにグレードの大きな大会へするためにも、この大会の成功が鍵となる。みんなで応援しよう!

 

https://readyfor.jp/projects/omaezaki_pro34451

 

 

[ 世界ジュニア選手権大会(WJC)の出場について ]

このジュニアの大会は、12月に開催される世界大会「WSL / World Junior Championships(WJC)」への出場権をかけて戦うもの。

現時点で初戦(日本:千葉、インドネシア:バリ)に加え、先月行われたインドネシアのクルイ、二アスの2戦で計3戦が終了。次の9月に開催される「whitebuffalo OMAEZAKI Pro junior」が4戦目となり、これが最終戦となる。

このアジア ジュニアツアーの4戦中、ベスト3戦のポイント上位の男子2名、女子2名がアジア代表となり「WSL / World Junior Championships(WJC)」への出場が決まる。

この「WSL / World Junior Championships(WJC)」の優勝者には、次年度のチャレンジャーシリーズの出場権も与えられることになっている。

 

WSL ASIA リージョナル/ジュニアランキング」(7/3 付)。

男子ジュニア  https://www.worldsurfleague.com/athletes/tour/mjun?regionId=6&year=2022

女子ジュニア  https://www.worldsurfleague.com/athletes/tour/wjun?regionId=6&year=2022

 

white buffalo OMAEZAKI PRO

「whitebuffalo OMAEZAKI Pro」

開催日程: 令和4年9 月1 日(木)~4 日(日)
開催場所: 静岡県御前崎市ロングビーチ
主 催: WSL 御前崎プロ実行委員会
共 催: WSL/ASIA(APAC)
特別協賛: whitebuffalo (株式会社ケイズプロジェクト)
後 援: 静岡県/御前崎市/御前崎市商工会/御前崎市観光協会/NPO 法人サーフアンドシー
協 力: 日本サーフィン連盟静岡2 区支部/御前崎ローカルサーフコミュニティ/
御前崎スマイルプロジェクト/ JAPAN JUNIOR PROJECT
競技種目:
・Women’s Qualifying Series 1000

・Men’s JuniorTour 1000
・Women’sJuniorTour 1000

 

【whitebuffalo OMAEZAKI Proホームページ】

https://www.wb-omaezakipro.com/

Facebook  @whitebuffaloomaezakipro

Instagram @whitebuffaloomaezakipro