男子は約20年ぶり、女子は初開催「クイックシルバー/ROXYプロGランド」5月28日開幕。和井田理央がワイルドカード

Gランド、バニュワンギ、インドネシア(2022年5月24日火曜日) ワールド・サーフ・リーグ(WSL)2022チャンピオンシップ・ツアー(CT)の第6戦で、ミッドシーズン・カット後初の大会となる「クイックシルバー/ROXYプロGランド」は、男子大会では約20年ぶりに有名なレフトハンダーに戻り、Gランドでの初の女子大会となる。

 

 

 

 

 

グラジガン(Gランド)は、世界でも有数のレフトハンドの波として知られ、東ジャワ半島の先端に位置し、鬱蒼としたジャングルと手つかずの白い砂浜に囲まれている。

 

1.5kmに及ぶリーフが広がり、大きなうねりを受け、さまざまなセクションとテイクオフスポットが存在。南西から南へのうねりと弱い南東の風が吹くと、Gランドはパーフェクトになる。

 

 

 

 

和井田理央がイベントワイルドカードを獲得

 

 

2022年WSL CTシーズンの前半を欠場した、3度のWSLチャンピオンであるガブリエル・メディーナ(BRA)は、クイックシルバー・プロGランドで、男子のWSLシーズン・ワイルドカードとして、コンペティションに復帰する。

 

また、キャロライン・マークス(USA)は、2022年WSL CTシーズン前半を欠場し、女子WSLシーズン・ワイルドカードを獲得したが、マークスは、健康上の理由で今大会を辞退。だが今シーズン後半にCTへの再参加を目指している。

 

2023WSLシーズン・ワイルドカードと2022CTの怪我人の交代選手として、サリー・フィッツギボンズ(AUS)がマークスの代わりにロキシープロGランドに出場することになった。

 

 

先日シドニーで行われたCS第2戦で優勝した和井田理央がワイルドカード出場  © WSL / Shield

 

 

和井田理央(IND)とブロンテ・マコーレー(AUS)は、男女それぞれのイベントワイルドカードとして参戦。

 

先日シドニーで行われたCS第2戦で優勝した22歳の和井田は、インドネシアのウルワツとクラマスマでサーフィンをして育ったので、危険なリーフ上のビッグウェーブには慣れているサーファーである。

 

マコーレーもまた巨大な波に親和性があり、このイベント全体を通して注目される一人である。彼女は、ミッドシーズン・カット前のCTリプレイスメントサーファーとして出場した、マーガレット・リバー・プロで3位、リップカール・プロ・ベルズビーチでソリッドな結果を残し、大きな自信をつけてこのイベントに臨むことであろう。

 

 

今回から新フォーマット。五十嵐はH6、コナーはH7。

 

 

 

後半戦1戦目となるGランドのヒート表が発表されている。残りのシーズンは男子が24人、女子が12人という新しいフォーマットが採用される。今回からはR1の1位通過の選手のみR3へ。2位、3位は敗者復活戦のメンオンメンヒートを戦うこととなる。

 

HEAT 6では、五十嵐カノア(JPN)が、グリフィン・コラピント(USA)、マシュー・マクギリブレイ(ZAF)と対戦。

HEAT 7では、コナー・オレアリー(AUS)が、バロン・マミヤ(HAW)、ミゲル・プポ(BRA)と対戦。

HEAT 4では、和井田理央(IDN)が、フィリーペ・トリード(BRA)、ナット・ヤング(USA)と対戦する。

 

※セス・モニーツ欠場の為ヒートが変更になっています。

 

 

 

ケリー・スレーター © WSL / Shield

 

11タイム・ワールド・チャンピオンのケリー・スレーター(USA)は、ツアーで唯一Gランドに出場しているサーファーだ。彼は1995年の初めてGランドで行われたイベントで優勝し、1997年にも出場している。

 

20年以上の時を経て、メンズCTはシーズン後半のキックオフとして、この象徴的なブレイクに帰ってきたのだ。

 

ミッドシーズンカットを終え、フィールドはかつてないほど研ぎ澄まされている。コンテンダーのフォーカスはワールド・タイトルに向けられ、WSLファイナル5への戦いが始まっている。

 

 

世界チャンピオン、ガブリエル・メディーナ(BRA)は、誰にも負けないマインドセットとフロントサイド・バレル・テクニックで競技場に戻ってきた。

 

ワールド・タイトルのホープであるフィリーペ・トリード(BRA)は現在世界No.1に位置し、2度のWSLチャンピオンであるジョン・ジョン・フローレンス(HAW)は2位と僅差で追いつめている。

 

ブリサ・ヘネシー(CRI)© WSL / Slaone

 

マーガレット・リバー・プロで5位入賞し、ランキング・リードするブリサ・ヘネシー(CRI)は、イエロージャージでGランドをパドルアウトする予定だ。ヘネシーは今シーズン、そのスキルとその決意を証明し、世界No.1の座を争っている。

 

2位で彼女に迫るのは、5タイムWSLチャンピオンのカリッサ・ムーア(HAW)、3位には2タイムWSLチャンピオンのタイラー・ライト(AUS)、4位にイザベラ・ニコルズ(AUS)。

 

WSLファイナル5への戦いが過熱する中、レイキー・ピーターソン(USA)とガブリエラ・ブライアン(HAW)は現在6位タイで、5位のコートニー・コンローグ(USA)にわずかなポイント差の戦いとなっている。

 

 

*今週末、5月28日(土)、29日(日)横浜赤レンガ倉庫で開催される「GreenRoom Fesutival」の QUIKSILVERブース内にてコンテストがONした場合、モニター中継を予定していru。

 

 

ROXY Pro G-Landオープニング・ラウンド1マッチアップ

HEAT 1:イザベラ・ニコルズ(AUS)、コートニー・コンローグ(USA)、ステファニー・ギルモア(AUS)
HEAT 2:ブリサ・ヘネシー(CRI)、ジョアン・ディフェイ(FRA)、ブロンテ・マコーレー(AUS)
HEAT 3 カリッサ・ムーア(HAW)、ガブリエラ・ブライアン(HAW)、サリー・フィッツギボンズ(AUS)
HEAT 4:タイラー・ライト(AUS)、レイキー・ピーターソン(USA)、タティアナ・ウェストン・ウェブ(BRA)

 

クイックシルバー・プロGランド・オープニング・ラウンド1マッチアップ

HEAT1:イーサン・ユーイング(AUS)、ジョーディ・スミス(ZAF)、ジャクソン・ベイカー(AUS)
HEAT 2:ジャック・ロビンソン(AUS)、ケリー・スレーター(USA)、ジャドソン・アンドレ(BRA)
HEAT 3 ジョン・ジョン・フローレンス(HAW)、コロヘ・アンディーノ(USA)、ヤゴ・ドラ(BRA)
HEAT 4:フィリーペ・トリード(BRA)、ナット・ヤング(USA)、和井田理央(IDN)
HEAT 5:イタロ・フェレイラ(BRA)、カイオ・イベリ(BRA)、ジェイク・マーシャル(USA)
HEAT 6:五十嵐カノア(JPN)、グリフィン・コラピント(USA)、マシュー・マクギリブレイ(ZAF)
HEAT 7:バロン・マミヤ(HAW)、ミゲル・プポ(BRA)、コナー・オレアリー(AUS)
HEAT 8:ガブリエル・メディーナ(BRA)、カラム・ロブソン(AUS)、サミュエル・プポ(BRA)

 

※セス・モニーツ欠場の為ヒートが変更になっています。

 

 

男子:Quiksilver Pro G-Land

女子:Roxy Pro G-Land