浜瀬海、破竹の2連勝! 吉川広夏、今季初優勝。JPSAロングボード第2戦「さわかみ 千倉プロ」

JPSA 2022 さわかみツアーロングボード第2戦「さわかみ 千倉プロ」が千葉県 千倉海岸で開催。本日が最終日。本大会は、無観客試合となっており、大会のライブ中継はAbemaにて両日とも放映された。

 

 

今日の会場は晴れ。波はサイズダウンで、コシ、セットでハラ。バックウオッシュも入って、多少ボヨつき気味。今日は男子のR-3からスタートし、男子、女子ともR-4からはトップシードが登場。

 

男子優勝の浜瀬海
女子優勝の吉川広夏

 

昼過ぎは潮が引いてヒザコシとダウン。地形により流れが入り、崩れる波は速くなる。ただ、つながり気味ながらキレた波も入るので、それを選んだ者が勝ち上がった。

 

今大会の男子では若手の台頭はあったものの、やはりベテラン勢の強さが際立った。浜瀬、秋本、森、堀井、尾頭らのヒートの組み方、技のバリエーションや攻め方は、一日の長ということか。

 

女子は井上姉妹が猛追したものの、試合では頭一つ、いや、二つ抜けている吉川が昨年の湘南大会以来の勝利という結果。男子は小熊 海ノ介、武川 慎、大竹 琥太郎、櫻井 鳳二、櫻井 凰太。女子は井上楓、井上桜の今後の活躍に期待。

 

 

男女優勝者:吉川広夏、浜瀬海
男女2位:森大騎、井上楓
男女3位:秋本 祥坪、井上桜
男女4位:堀内 陽介、大村 結衣

 

男子
優勝:浜瀬 海
2位:森 大騎
3位:秋本 祥坪
4位:堀内 陽介
5位:小熊 海ノ介、増山 翔太

女子
優勝:吉川 広夏
2位:井上 楓
3位:井上 桜
4位:大村 結衣
5位:小髙 恵子、小林 恵理子

 

南房総市長賞:男子 浜瀬 海
       女子 吉川 広夏

 

次戦のさわかみツアーロングボード第3戦「クリオマンション 茅ヶ崎ロングボードプロ」は、9/14-15 湘南茅ヶ崎にて開催。

 

 

男子開幕2連勝、浜瀬海。

 

浜瀬 海
今大会ではハングヒールやクロスステップバックなど多種多彩なテクニックも披露。インサイドまで丁寧に乗って、波を無駄にしない。特に決勝ではリフォームしてくる波を上手く掴んで、9.50ポイントとエクセレント。バックアップも7.50ポイント、トータル17.00として、試合開始10分で全員をコンボに追い込んで圧勝した。

 

「波があまり来ていなかったんですよね。もっと来ていたら、もっと面白い試合になっていたんじゃないかなって思っていました。9.50は、でかい1本でしたね。ラッキーの一言です。あの9点がなければ、ちょっと不安だったと思います。ポジションは練習に来ていたのもあって、今回もずっと見ていて、ある程度地形は把握していました。

スクール(半年待ちという大人気の浜瀬海サーフィンスクール)とかをやっていると、初心に戻って一から見直せる技とかもありますし、生徒さんの頑張っている姿とかを見ていると、自分も頑張んなきゃなって思ったり。良い刺激を受けています。次まで少し期間があるので、トレーニングとかして次も優勝できるように頑張ります。

 

森 大騎
ボードコントロールが上手い森 大騎。今回から9’6”のシングルフィンで参戦。試合では右に左にライディングして、クリティカルセクションをキープ。さらにノーズでの演技ではハングテン、ファイブと大騎らしい引っ張り具合で波に張り付く。セミファイナルではハイスコアの8.50ポイント、トータルも16.20を叩き出し存在をアピールした。

秋本 祥坪
レールサーフィンには定評のある秋本 祥坪。モダンとクラシカルな技の融合とオリジナルな演技を魅せた。試合でもスタイルを出しまくっていました。

堀内 陽介  
静岡・浜松 中田島海岸(凧場)のサーファー。2019 ロングボード第4戦北泉プロでプロ公認を獲得。その後コロナの影響で試合に出場する機会が少なかったが、今回はダークホースとして注目を集め、初ファイナル進出を果たした。今後の活躍が楽しみな選手である。

 

 

女子今季初優勝、吉川広夏。

 

吉川 広夏
2009年から始まった日本女子プロロングボードの歴史の中で、ただ一人4度のグランドチャンピオンを獲得している吉川。クリティカルセクションでのサーフィンをきちっと体現できる選手。波への適応力は女子の中でもピカイチ。どんな波でも、持ち合わせたスキルで乗りこなすことができる。

 

「簡単に勝てる相手ではないと思っていましたし、今回のJPSAのファイナルは、全員が自分より年下の選手だったのが初めてだったので、ネクストジェネレーションというか新しい世代が育っていることを感じて、とても嬉しく思いました。

今回は楽しくやろうという気持ちできたんですけど、最後は逆転されたかと思ったので、勝ててすごくホッとしています。優勝はできたんですが、まだまだ課題は残っているので、次の第3戦に向けて練習していきたいと思います。」

 

井上楓
井上桜

井上 楓、桜
二人とも体幹がしっかりしているから、どんな波でも転けずに耐える。決勝ではあともう少しというところまで、吉川を追い込んだ。技のバリエーションが増えれば、優勝も間近か。

大村 結衣
2019年以来の大会復帰で決勝進出を果たした大村。2017年にプロ公認を得て、2018年度はランキング3位となりルーキーオブザイヤーを獲得した。田岡、吉川に2強の陰に隠れていたが、確かな実力の持ち主だ。

5位:小熊 海ノ介
今大会は同年代の中で一番の成績。ヒートでの駆け引きや魅せ方に工夫をすれば、常時、上位進出も狙える。

堀井 創
昨日、プロ公認を得て、ただ一人、AMシードからR-3に進んだ堀井創。攻めたものの、兄の哲の待つR-4には勝ち上がれず。

市川 梨花
スポンサーがボディグローブに変わった市川 梨花。ヒートではハイポイントを持ちながら、バックアップを見つけられず敗退。波乗りが良かっただけに残念。

大竹 琥太郎
ジャッジの評価基準が決まる今日の最初のヒート。一番波には乗るものの、点数は伸びず。課題は技のバリエーションか。

櫻井 凰太
櫻井 鳳二

櫻井 鳳二、櫻井 凰太
鳳二はR-2。凰太はR-3で敗退。乗れば点数を出せけど、その波の選択に迷いがあったか。波の見極めが課題か。

武川 慎
NSAでは全日本で2連覇と素晴らしい実績でプロへ参戦。ただ百戦錬磨のプロとの戦いには、自分のスタイルも必要か。シングルフィンでの魅せ方に期待。 5位:増山 翔太
5位:小髙 恵子
5位:小林 恵理子

 

ReWave

JPSAが行う海洋環境保全活動のプロジェクトのReWave(リウェイブ)。大会参加スタッフ、選手全員でビーチクリーン。ELEMINIST(https://eleminist.com)との共同プロジェクトも始まり、ゴミゼロを目指す。

ReWaveブースでは感染対策のための選手用ロッカーを設置。
ロングボード用のボード置き場も併設。

 

JPSAオフィシャルサイト:http://www.jpsa.com/

 

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さわかみ 千倉プロ

期日/5月18日(水) ~ 5月19日(木) 予備日:20日(金)
会場/千葉県南房総市 千倉海岸
【ABEMA LIVE配信URL】
■5/18 (水) 大会1日目
https://abema.tv/channels/world-sports-2/slots/BJx5JkWmb4pV4T
■5/19 (木) 大会2日目
https://abema.tv/channels/world-sports-2/slots/BJx5KxWj9BmTXD