ケイトリン・シマーズとカラム・ロブソンがCS開幕戦「ブースト・モバイル・ゴールドコースト・プロ」で優勝。

ケイトリン・シマーズとカラム・ロブソン © WSL / Dunbar

クーランガッタ、QLD / オーストラリア(2022年5月11日水曜日)2022年ワールド・サーフ・リーグ・チャレンジャー・シリーズ(CS)の第1戦「ブースト・モバイル・ゴールド・コースト・プロ presented by Rip Curl」が終了。ケイトリン・シマーズ(USA)とカラム・ロブソン(AUS)が優勝した。

 

スナッパーロックスでは4日間連続でパーフェクトな波が続いた後、巨大な東海岸の低気圧の影響で、ファイナルデーは強いオンショアのワイルドで荒れたコンディションとなったが、このハードなコンディションにも関わらず、終日ハイスコアが続出した。

 

 

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今日の勝利は、16歳のケイトリン・シマーズ(USA)にとって、チャレンジャーシリーズ2勝目。シマーズは昨年のUSオープンで優勝し、エリート・チャンピオンシップ・ツアー(CT)の最終スポットも獲得した。

 

しかしシマーズは2021年のCTのスポットを辞退し、その繰り上げで今回ファイナルを戦ったモリー・ピックラム(AUS)がCT入りを果たすという奇妙な間柄の二人だった。

 

ケイトリン・シマーズ© WSL / Dunbar

 

 

「今年初のチャレンジャーシリーズ・イベントで勝てて本当に嬉しいです。」とシマーズが言った。「本当にタフで、ヒートの半分は自分がどこにいるのかさえ分かりませんでした。でもモリー(ピックラム)は私の大好きなサーファーです。彼女はとても素晴らしいサーファーなので、彼女とファイナルを共にするのはとても楽しかったです。

 

風雨が激しく、厳しい勝利でした。最後の1分間は自分の状況がどうなっているのか分からなかったですが、バックアップ・スコアが必要だと思っていました。今シーズンの目標は、チャレンジャーシリーズで勝つことです。是非そうしたいです。」

 

 

シマーズとピックラムのファイナルは、荒れたコンディションの中、激しいマッチアップが繰り広げられた。ピックラムはヒート中、6.50と4.77(それぞれ10点満点)を記録し、終始試合を優勢に進めた。

 

ケイトリン・シマーズ© WSL / Dunbar

 

シマーズは、オープニング・ライドで力強いライディングを見せたものの、ピックラムを打ち負かすためにバックアップ・スコアを探し続けた。ヒート終了間際、シマーズはプライオリティを使い、最後のチャンスを掴んだ。ニード5.45であったが、シマーズは6.03を出し、ピクラムに大逆転で勝利を手に入れた。

 

モリー・ピックラム© WSL / Shield

 

「少し悔しいです」とピックラムは言った。 「優勝すると嬉しいものですが、私はケイティにとてもストークしています。彼女は素晴らしいサーファーであり、素晴らしいコンペティターで、誰もがこの2つを兼ね備えているわけではありません。

 

この1年が待ち遠しいです。そして願わくば、一緒にたくさんのファイナルを戦いたいと思います。もちろん、そのファイナルのうちの1つは私が彼女に勝ちたいですけどね。来週のマンリー大会の準備はできています。サーフィン的には違うイベントになるでしょうが、次のチャレンジャーシリーズが楽しみです。

 

 

 

 

男子ファイナルでは、カラム・ロブソンとシェルドン・シムカスのオール・オーストラリアン・マッチアップが実現した。ロブソンはエバンス・ヘッドを代表とするCTルーキーで、チャレンジャーシリーズのファイナルでゴールドコースト出身のシムカスに勝利した。

 

この勝利は、先月のRip Curl Pro Bells BeachでCTの2位という大躍進を遂げたロブソンにとって、チャレンジャーシリーズでの初勝利となった。

 

 

カラム・ロブソン © WSL / Dunbar
カラム・ロブソン © WSL / Shield

 

「自分にとって大きな一日であり、素晴らしい波の最高のイベントで、勝利することは自分にとって信じられないことです」とロブソンは言った。

 

「この1年は、私が想像していたよりも良い年でした。このツアーでサーフィンするために、地元エバンス・ヘッドのコミュニティ全体から多大なサポートを受けてきました。彼らに恩返しすることができ、とても興奮しています。」

 

 

シェルドン・シムカス© WSL / Dunbar
シェルドン・シムカス© WSL / Shield

 

ホームタウンヒーローのシムカスは、イベント期間中、ビッグスコアを叩き出し、イベントのベストウェーブをいくつも選び、世界中のどの場所でもローカルナレッジが重要であることを示す、際立った存在だった。

 

最終的にシムカスは優勝を逃したが、ファイナルデーにクーランガッタの旗を掲げ、地元の友人や家族の前で誇らしげに語った。

 

シェルドン・シムカス© WSL / Dunbar

 

「この数日間、僕にとって本当に大きなものだった。この素晴らしいイベントのために、自分のホームブレイクで素晴らしいサーフィンをすることができました」とシムカスは言った。

 

「このイベントでサーフィンすることは長い間の目標であり、今年は出場権を獲得できただけでなく、ファイナルに進出し、地元の観客の前でカラムとサーフィンできたことは最高でした。チャレンジャーシリーズの良いスタートが切れましたし、このシリーズを続けて行く自信がつきました。」

 

 

次の第2戦となるチャレンジャーシリーズは、5月17日から24日までオーストラリアのNSW州マンリーで開催される「GWM シドニー・サーフ・プロ  presented by Rip Curl」となる。

 

このイベントには今回に続き、男子は稲葉 玲王、上山 キアヌ 久里朱、脇田 泰地、大原洋人の4名、女子は野中美波、都筑 有夢路、松永莉奈、脇田 紗良、前田マヒナの5名が出場する。がんばれ!!日本!

 

 

 

ブースト・モバイル・ゴールド・コースト・プロ pres.by Rip Curl

女子ファイナル結果
優勝:ケイトリン・シマーズ(USA)11.86
2位: モリー・ピックラム(AUS)11.27

女子セミファイナル結果
ヒート1:ケイトリン・シマーズ(USA)16.50 DEF. サリー・フィッツギボンズ(AUS)7.67
ヒート2:モリー・ピックラム(AUS)16.23 DEF. ベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)15.66

女子クォーターファイナル結果
ヒート1:サリー・フィッツギボンズ(AUS)11.60 DEF. ガブリエラ・ブライアン(HAW)7.67
ヒート2:ケイトリン・シマーズ(USA)13.00 DEF. ニッキー・ヴァン・ダイク(AUS)11.60
ヒート3:モリー・ピックラム(AUS)13.67 DEF. タイラー・ライト(AUS)7.03
ヒート4:ベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)13.50 DEF. ブロンテ・マコーレー(AUS)9.47

 

男子ファイナル結果
優勝:カラム・ロブソン(AUS)16.07
2位:シェルドン・シムカス(AUS)15.37

男子セミファイナル結果
ヒート1:シェルドン・シムカス(AUS)16.33 DEF. マキシム・フスナット(FRA)13.33
HEAT 2:カラム・ロブソン(AUS)14.33 DEF. ノーラン・ラポザ(USA)12.67

男子クォーター・ファイナル結果
ヒート1:シェルドン・シムカス(AUS)13.66 DEF. コナー・コフィン(USA)6.66
HEAT 2:マキシム・フスナット(FRA)13.67 DEF. ディラン・モファット(AUS)8.27
ヒート3 カラム・ロブソン(AUS)12.00 DEF. ラムジ・ブキアム(MAR)11.17
HEAT 4:ノーラン・ラポザ(USA)14.90 DEF. レオナルド・フィオラバンティ(ITA)14.50

男子ラウンド・オブ16結果
ヒート1:シェルドン・シムカス(AUS)12.10 DEF. ヴァスコ・リベイロ(PRT)11.30
ヒート 2:コナー・コフィン(USA)10.57 DEF. イアン・ジェンティル(HAW)10.54
ヒート 3:マキシム・フスナット(FRA)10.10 DEF. コナー・オレアリー(AUS)8.04
ヒート 4:ディラン・モファット(AUS)12.87 DEF. モーガン・シビリック(AUS)11.00
ヒート 5:ラムジ・ブーキアム(MAR)14.66 DEF. オスカー・ベリー(AUS)9.24
ヒート 6:カラム・ロブソン(AUS)12.50 DEF. ジャクソン・ベイカー(AUS)11.00
ヒート7:レオナルド・フィオラバンティ(ITA)15.00 DEF. イズキール・ラウ(HAW)8.17
ヒート8:ノーラン・ラポーザ(USA)12.33 DEF. ジュリアン・ウィルソン(AUS)9.67

 

男子:Boost Mobile Gold Coast Pro

女子:Boost Mobile Gold Coast Pro

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