ハワイ・オアフ島ノースショアのフィールドを守る『Da Hui』が、1975年の結成以来開催している歴史あるコンテスト「Da Hui Backdoor Shootout/ダ・フイ・バックドア・シュートアウト」が本日開幕となった。
Replay: Da Hui Backdoor Shootout
バックドア・シュートアウトのフォーマットは、通常のサーフコンテストとは異なり、他の選手と競うのではなく、チームメイトと一緒に同じヒートをサーフし、複数日にわたるヒートの総合得点を競うもの。
つまり、仲間4人で一緒にパイプにパドルアウトし、誰もいないところでお互いに声を掛け合ってビッグセットにテイクオフ。人生最高の波を掴んで、その過程で賞金を獲得しようとするものだ。
このイベントのもうひとつの特徴は、ウェイブスコアが従来の10点満点ではなく、12点満点であること。松岡慧斗も2019年に12点満点を獲得したサーファーとなった。
シュートアウト史上初の女子チームが誕生。
チームは全部で8チームあり、1チーム4人のサーファーで構成(さらに補欠もあり)。これから16日までの約2週間、各チームは同数のセッションをパイプラインで行う。セッション数は、大会期間中に質の高い波がどれだけやって来るかによるが、今回波はかなり期待できそうな予報が出ている。
大会期間終了後、各チームのベストライドが集計され、優勝したチームとサーファーが「Da Hui Backdoor Shootout」のチャンピオンに輝く。
今年はシュートアウト史上初の女子チームが誕生。またフローレンス兄弟で構成されたチームも登場して大注目。ジョン・ジョン(チーム・フローレンス)は初日から10点をスコアした。
この投稿をInstagramで見る
大会初日、ヒート5にクレジットされたチームジャパン。全員がレフトハンダーとなった日本チームは、トリッキーなナーリーコンディションのなか、佐藤魁、脇田泰地、伊東李安琉、松永大輝が素晴らしいチャージを見せた。
なかでも松永と伊東が圧巻の演技を披露。松永は、いきなり最大のセットを掴んでバレルにプルイン。ディープなポジションからスピッツアウトを決め大きな歓声が上がった。
また伊東李安琉も時間が経つごとに調子を上げて、ラストではドギードアを抉じ開けてディープなバレルをメイク。素晴らしい神風スピリットに会場が沸いた。
出場チーム名
ダ・フイ・ワックス
ビリー・ケンパー
ジェイミー・オブライエン
カイ・レニー
マクア・ロスマン
WSL
カリッサ・ムーア
ココ・ホー
マリア・マニュエル
モアナ・ウォン
QUIKSILVER
コディ・ヤング
コア・ロスマン
リーフ・マッキントッシュ
ジーク・ラウ
SNAPT4
バロン・マミヤ
ベンジー・ブランド
メイソン・ホー
パーカー・コフィン
イーザン・オズボーン
ボルコム
バララム・スタック
ジャック・ロビンソン
カイマナ・ヘンリー
カイネヘ・ハント
マカナ・パン
マイキー・オショーネシー
DA HUI JAPAN
堀口真平
佐藤魁
脇田泰地
伊東李安琉
松永大輝
TEAM FLORENCE
アレックス・フローレンス
イーライ・オルソン
アイバン・フローレンス
ジョン・ジョン・フローレンス
ネイト・フローレンス
TEAM PERVIAN TUBOS
アロンソ・コレア
アルバロ・マルパーティーダ
クリストバル・デ・コル
ガブリエル・ヴィラーラン
ホアキン・デル・カスティーヨ