ハレイワ、オアフ/ハワイ(2021年12月6日月曜日) -ワールド・サーフ・リーグ(WSL)の2021年チャレンジャー・シリーズ最終戦となる「ミケロブ・ウルトラ・ピュア・ゴールド・ハレイワ・チャレンジャー」大会最終日。
大会最終日ハイライト映像
雨の降る悪天候のコンディションの中、ノースショア出身の16歳のサクラ・ジョンソンが、5度の世界チャンピオンであるカリッサ・ムーアらを抑えてWSLメジャー初優勝を果たし、2022年のチャンピオンシップ・ツアーへの出場権を獲得した。
「これは私の人生の中でとても大きな瞬間です」とサクラ・ジョンソンが言った。「雨の日も晴れの日も応援してくれた、ここにいる皆さんに感謝の気持ちだけです。私を助けてくれた、応援してくれたハレイワの皆さんに感謝しています。ハレイワを代表して、ここで戦えたことを本当に嬉しく思っています。本当に感動です。」
優勝したサクラの他に、ハワイのカリッサ・ムーアとガブリエラ・ブライアン、オーストラリアのインディア・ロビンソンがファイナルを戦った。
ファイナルでも、勢いの止まらないサクラ・ジョンソンは、ビッグセットを掴み、クリティカル・セクションでのビッグリエントリーをメイク。8.00のエクセレントスコアを出してトップに立ち、驚異的なパフォーマンスで圧勝。CT出場権獲得した。
2位となったガブリエラ・ブライアン(HAW)は、パワフルなサーフィンによって、チャレンジャー・シリーズの強豪やCT候補を抑えてファイナルに進出。2022年のCTルーキーとなった彼女は、今年を力強く締めくくるためにハレイワにやってきて、チャレンジャー・シリーズのランキング・リーダーを獲得した。
「チャレンジャーシリーズのランキングトップになれて、とても嬉しいです。1年を通して多くの自信を得ることができました。カリッサ(ムーア)と何度も対戦したことが自信につながりましたし、彼女は私がサーフィンを始めたときからのアイドルの一人です。来年はCTに出場して、ここハワイでスタートするのが待ち遠しいです」とブライアンが言った。
カリッサ・ムーアのパワフルなサーフィンは、セミファイナルでその日の最高のヒート・トータル16.27(20点満点中)、クオーターファイナルではシングル・ウェイブ・スコア8.40(10点満点中)を記録し、ファイナル進出した。
「今日の天気はとても良いので、ただ楽しんでいました」とジョークを言ったムーア。「波が残っていて、またジャージを着られて嬉しいです。次の世代のハワイの女性たちはとても素晴らしく、来年のツアーにも彼女たちが参加してくれることをとても嬉しく思います」
オーストラリアのロビンソンは、フォアハンド・アタックで、準々決勝、準決勝で勝利を収め、最終的には同じオーストラリアの脅威であるモリー・ピックラムを敗退させた。ファイナルでは4位という結果に終わったものの、ロビンソンは2022年の世界トップレベルでの戦いを楽しみにしている。
「ファイナルに進出できたなんて信じられないし、夢のようです。このために一生懸命努力してきて、それが報われました。まだショックを受けていますが、来年が待ち遠しいです」とロビンソンがコメント。
次のイベントは、12月8日から20日まで、オアフ島ノースショアのバンザイ・パイプラインで開催される「HIC Pipe Pro QS 1,000」この試合には、日本の脇田隆之が出場予定だ。
都筑有夢路は最終戦13位
ファイナルデイに勝ち残った日本の都筑有夢路は、クオーターファイナルH3でモリー・ピックラム、サラ・バウム、インディア・ロビンソンと対戦。
ヒートは都筑が、オープニングライドをキャッチ。スムースかつパワフルなターンのコンビネーションを披露し4.50をスコア。波数の少ない中での先制攻撃は試合を有利に進める鉄則である。
リズムをつかんだ都筑は次々と波を掴み、バックアップを3.80としてトップに躍り出る。しかし、後半に入りロビンソンがパワーサーフィンで6.33をスコアしてトップへ。5.00をスコアしたサラ・バウムもバックアップを揃えて2位に浮上。都筑は3位で終盤へ。
優先権を持っておきで波を待つ都筑。その間に4位だったピックラムが手前の波でスコアを上げてトップに躍り出る。都筑は4位となり残り時間5分を切ってニード5.97と追い込まれる。
ラストウェイブでサイズのある波を掴み、ドライブターンからのオフザトップで5.07をスコアするもわずかに逆転ならず。今シーズンの最終戦を13位でフィニッシュ。最終CSランキング33位で今シーズンを終えた。
Class of 2022 Championship Tour Qualifiers:
ガブリエラ・ブライアン|HAW
ブリサ・ヘネシー|CRI
ケイトリン・シマーズ|USA
インディア・ロビンソン|AUS
ベティルー・サクラ・ジョンソン|HAW
ルアナ・シルバ|HAW
イズキール・ラウ|HAW
ジェイク・マーシャル|USA
イマイカラニ・デボルト|HAW
ナット・ヤング|USA
コナー・オレアリー|AUS
リアム・オブライエン|AUS
カラム・ロブソン|AUS
ルッカ・メシナス|PER
ジョアン・キアンカ|BRA
ジャクソン・ベイカー|AUS
カルロス・ムニョス|CRI
サミュエル・プポ|BRA
女子ファイナル結果。
1 – ベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW) 13.17
2 – ガブリエル・ブライアン(HAW)11.50
3 – カリッサ・ムーア(HAW) 9.76
4 – インディア・ロビンソン(AUS) 2.00
女子セミファイナルの結果
SF 1:カリッサ・ムーア(HAW)16.27、ガブリエラ・ブライアン(HAW)12.17、アリッサ・スペンサー(USA)10.30、ヴァヒネ・フィエロ(FRA)10.30
SF 2:インディア・ロビンソン(AUS)11.43、ベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)11.20、レイキー・ピーターソン(USA)10.23、モリー・ピックラム(AUS)9.26
女子クォーターファイナルの結果
QF 1:アリッサ・スペンサー(USA)7.73、ヴァヒネ・フィエロ(フランス)7.70、プア・デソト(HAW)6.74、ヨランダ・ホプキンス(PRT)6.27
QF 2:カリッサ・ムーア(HAW)15.27、ガブリエラ・ブライアン(HAW)13.43、ブリサ・ヘネシー(CRI)12.84、ルアナ・シルバ(HAW)12.10
QF 3:モリー・ピックラム(AUS)11.50、インディア・ロビンソン(AUS)10.73、サラ・ボーム(ZAF)10.47、都筑有夢路(JPN)9.57
QF4:レイキー・ピーターソン(USA)11.70、ベティルー・サクラ・ジョンソン(HAW)10.60、メイシー・キャラハン(AUS)9.30、サバンナ・ストーン(HAW)6.37
男子:Michelob ULTRA Pure Gold Haleiwa Challenger
女子:Michelob ULTRA Pure Gold Haleiwa Challenger
詳しくは、WorldSurfLeague.comをご覧ください。