ハレイワ、オアフ/ハワイ(2021年12月5日日曜日) – ワールド・サーフ・リーグ(WSL)の2021年チャレンジャー・シリーズ最終戦となる「ミケロブ・ウルトラ・ピュア・ゴールド・ハレイワ・チャレンジャー」大会4日目。男子はファイナルデイとなる一方で、ようやく女子はラウンド2がスタート。
女子のラウンド2からはトップシードが登場。5X WSLチャンピオンで2020年オリンピック金メダリストのカリッサ・ムーア(HAW)、チームUSAのオリンピアンであるキャロライン・マークス、2022年チャンピオンシップ・ツアー(CT)ルーキーとして確定しているガブリエラ・ブライアン(HAW)、そしてレイキー・ピーターソン(USA)といったベテラン選手も登場。
女子ラウンド2のH6で脇田紗良と野中美波が同じヒートで、レイキー・ピーターソンとインディア・ロビンソンと対戦。
ヒート前半にベスト2を揃えたピーターソンとロビンソンがリード。嘘のように、その後セットがピタリと止まり、脇田と野中は1ライドのみでヒート終盤へと追い込まれる。
脇田は優先権を持ってビッグセットを掴むもクローズアウト。野中もセカンドウェイブを掴むもスコアを伸ばせず。そのままヒートが終了。野中は17位、脇田は25位で今大会をフィニッシュとなった。
ラウンド1で素晴らしいパフォーマンスを披露した二人。そんな彼女達にとっては、不完全燃焼な今シーズン最後のヒートとなった。
H8で都筑有夢路は、キャロライン・マークス、ココ・ホー、ベティルー・サクラ・ジョンソンといった強豪と対戦。
都筑はファーストライドから5.33をスコア。ハレイワをホームとするサクラ・ジョンソンが素晴らしいウェイブセレクションを見せて、8.83と7.40という驚愕のスコアでヒートをコントロール。
一方で都筑は、優先権を持ち、良い波を待ち続けたが、クローズアウトの波に手を出して優先権を失う手痛いミスを犯してしまう。
残り時間3分を切って、4位を強いられていた都筑。優先権もなくインサイド気味に波を待った都筑が、サクラが逃した波をキャッチ。
深いドライブターンから2つのカービングターンを繰り出し、最後はレイバック気味にフィニッシュ。ニード5.98のところ6.13をスコアして、2位だったココ・ホーを大逆転。見事クオーターファイナル進出を決めた。
現在CSランキング47位の都筑有夢路は、クオーターファイナルH3でモリー・ピックラム、サラ・バウム、インディア・ロビンソンと対戦する。
今シーズンはオリンピックで銅メダルを獲得する偉業を成し遂げた都筑。また怪我で欠場のレイキー・ピーターソンのリプレイスでCTに4戦出場して5位という結果も残した。
しかし、その後にアメリカ、ポルトガル、フランスで行われたCSでは思うような結果は残せていない。この最終戦となったハワイにおいて、素晴らしい結果で今シーズンを締めくくって欲しい。
頑張れ!日本!
「Michelob ULTRA Pure Gold Haleiwa Challenger」は、WorldSurfLeague.com、WSLアプリ、WSLのYouTubeチャンネルでライブ中継されます。また、日本人選手を中心としたリポートをサーフメディアでも掲載していく予定なのでお楽しみに。
男子:Michelob ULTRA Pure Gold Haleiwa Challenger
女子:Michelob ULTRA Pure Gold Haleiwa Challenger
詳しくは、WorldSurfLeague.comをご覧ください。